Windowsインストールエラー0x80070103の解決方法

内野 博

Sep 25, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windowsのインストール、またはアップデート中に、エラーコード0x80070103が表示された経験はないでしょうか。本エラーが発生すると、残念ながらインストールできません。今回は、エラーコード0x80070103についての詳細な説明と、その解決方法について詳しく説明します。また、大切なデータが消えてしまったときのために、データ復元ソフト「Recoverit」を紹介。あわせてご参考ください。

Part1：エラーコード0x80070103とは？

Windowsインストールエラー0x80070103は、新しいデバイスドライバーが存在することを示し、更新できない場合に表示されます。本エラーは、古いドライバーバージョンが現在のハードウェア構成と互換性がないことが原因です。もう少し詳しく解説するので、以下の具体例をご覧ください。

例1：グラフィックスドライバー

グラフィックスドライバーとは、簡単に言うと、モニター画面を出力するためのパーツのことです。グラフィックスカードのドライバーが古い場合、新しいビデオゲームやグラフィックスアプリケーションの実行時にエラーが発生する可能性があります。このとき、エラー発生時に表示されるエラーコードが「0x80070103」です。

例2：ネットワークアダプタードライバー

ネットワークアダプターは、インターネットに接続するために必須のドライバーです。有線LANやWi-Fiアダプター、Bluetoothアダプターなどがあります。ネットワーク通信に携わるドライバーであるため、正常に機能しないとインターネットに接続できません。そのため、ネットワークアダプタードライバーが古い場合、インターネット接続に関する問題が発生する可能性があります。

Part2：インストールエラー0x80070103の解決法

インストールエラーが発生する、エラーコード0x80070103について、具体的な解決法を紹介します。解決法はいくつか存在するため、想定される原因をもとに試行しましょう。パソコンのドライバーとシステム、両方の観点から解決法を紹介します。ただし、システムに関する重大な操作にあたるため、慎重な対応が必要です。操作や原因がわからないときは、無闇に操作せず、専門家に相談しましょう。

①ドライバーアップデート

まず、エラーコード0x80070103を解決するために、問題のデバイスのドライバーをアップデートしましょう。アップデートできれば、正常にWindowsインストールできる可能性があります。

ドライバーをアップデートする方法は、以下の手順です。

手順1.コントロールパネルより、「ハードウェアとサウンド」から「デバイスマネージャー」を開く

手順2.問題のデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択する

手順3.「ドライバーを自動的に検索」を選択する

手順4.Windowsが自動的に最新バージョンのドライバーを検索し、インストールする

②手動でドライバーをダウンロード

ドライバーアップデートが自動更新されない、または失敗する場合、手動でダウンロードする必要があります。各デバイスメーカーの公式ウェブサイトから、最新ドライバーのダウンロードが可能です。正しいデバイスモデルとバージョンのドライバーを選びましょう。ダウンロード後にインストールが成功すれば、Windowsインストールやアップデートも成功する可能性があります。

③古いドライバーの削除

新しいドライバーをインストールする前に、デバイスマネージャーで古いドライバーを削除しておきましょう。古いドライバーが残っていると、新しくダウンロードしたドライバーと競合する可能性があります。これは、新たなエラーの原因を発生させ、問題が複雑化します。手間と時間をかけないためにも、古いドライバーは、削除しておくと良いでしょう。

古いドライバーの削除方法は、以下の手順です。

手順1.コントロールパネルより、「ハードウェアとサウンド」から「デバイスマネージャー」を開く

手順2.問題のデバイスを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択する

④定期的なWindows Updateの利用

エラーが発生する前の予防策として覚えておきましょう。Windows Updateを定期的に実行しておくと、システム全体のドライバーとセキュリティの更新が確保されます。確保されることによりドライバーが正常にアップデートでき、結果的には次回のWindows Updateが正常に処理される仕組みです。それぞれがうまく機能している環境作りを意識し、常に最新を保ちましょう。

Windows Updateを利用する方法は、以下の手順です。

手順1.デスクトップ左下のスタートメニューより「設定」を選択する

手順2.「更新とセキュリティ」を選択し、「Windows Update」を表示する

手順3.アップグレード可能な場合「ダウンロードしてインストール」を選択し、ガイドに沿って進む

手順4.インストール完了後、「今すぐ再起動する」で再起動すると自動で完了している

豆知識：パソコンから完全削除したファイルを復元する方法

インストールエラーに対処する中で、大切なデータが完全削除される可能性があります。もともと、インストールエラーへの対象は、Windowsのシステムプログラムに関連する重要な操作です。誤った操作やエラーが深刻化すると、パソコン全体のデータが危険にさらされてしまいます。データのバックアップはもちろん、消えてしまったときの解決法を知っておくと良いでしょう。

データが完全に消えてしまったときは、専門のソフトが便利です。データ復元ソフト「Recoverit」なら、あらゆるデータを素早く復元します。また、高い機能性を誇りながら、操作方法が簡単です。パソコン初心者でも扱えるよう、画面に操作方法を表示してくれます。たった3つのシンプルなステップで復元できるため、データ復元でお困りの方はぜひご活用ください。

以下は、「Recoverit」で間違って消してしまったファイルやフォルダを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です！

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

Recoverit - 強力なファイル復元ソフト

• PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したファイルを復元

• 写真、動画、音楽、ドキュメントなど1000種のデータ形式に対応

• クラッシュして起動しないパソコンからファイルを復元

• 破損した動画ファイルを修復

無料ダウンロード 無料ダウンロード