データサルベージをする方法

内野 博

Oct 17, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

HDDやSSDからデータが読み込めなくなった経験はありませんか？何も方法を知らないと、データの読み込みを諦めてしまうものです。

しかし、データサルベージを知っていると、読み込めないデータの復元が可能になります。データサルベージをするには専用ソフトが必要で、種類ごとに使い勝手が異なります。そのため、操作性がわかりやすいソフトを使いましょう。

本ページでは、データのサルベージをする方法を解説します。

1. データのサルベージとは

データのサルベージとは、パソコンの不具合でデータを読み込めなくなったストレージからデータを復旧する作業を指します。またデータを読み込めなくなったストレージからデータを取り出すサービスとして、「データサルベージ」と呼ぶこともあります。

データサルベージは、HDDからデータを復旧する作業を意味します。HDDからデータを読み込めなくなった場合、以下のどれかが原因と考えられます。

1. 基盤の故障
2. 磁気ヘッドの損傷
3. 内部部品の損傷

原因が磁気ヘッドの損傷でなければ、内部部品を交換すればデータはサルベージできます。磁気ヘッドが損傷している場合は、データをサルベージできません。磁気ヘッドはデータを記憶する重要パーツだからです。

2. データのサルベージをする時に注意すべきこと

データのサルベージが必要になる状況では、以下の方法で対処してはいけません。

1. フォーマットしない
2. データ削除や上書きはNG
3. ディスクチェックなどの対処は行わない
4. 衝撃を与えた場合は通電させない
5. 分解はしない

上記の対処法は、データの読み込みができなくなると焦ってやってしまいがちです。

しかし、この方法を行うと保存データを失う恐れがあるので控えてください。

1）フォーマットしない

データの読み込みができなくなると、HDDをフォーマットしようと思いがちです。しかし、データをフォーマットしても、HDDの読み込みが不可能だったとしましょう。この状況になると内部パーツが破損している可能性が高く、業者による復旧サービスを使わざるを得ません。

しかし、一度フォーマットしたため、HDDを復旧できても保存データは消えた状態となってしまいます。データの読み込みができないときは、焦らず慎重に対応を考えましょう。

2）データ削除や上書きはNG

むやみにデータの削除や上書きもしてはいけません。データ削除や上書きをすると、最終的に業者のサービスに頼る必要が出てきた場合にHDDが復旧できてもデータを失ってしまうからです。

3）ディスクチェックなどの対処は行わない

データの読み込みができない場合、勢いでディスクチェックを行うのは禁物です。データの読み込みができない状況では、HDDの内部パーツが損傷している可能性があるからです。

HDDの内部パーツが損傷している状態でディスクチェックを行うと、負荷がかかり損傷を深刻化する恐れがあります。

4）衝撃を与えた場合は通電させない

HDDに衝撃を与えてからデータが読み込めなくなった場合、通電は避けてください。衝撃を与えている場合は内部パーツの損傷している可能性があり、通電すると破損に拍車をかけるおそれがあります。

5）分解はしない

専門的な知識を持ち合わせていない限り、HDDを分解して対処するのは避けましょう。よほどの知識や経験がない限り、自分でHDDを分解すると破損の状態がより申告になります。

3. データ復元ソフトでサルベージする

どのデータも読み込めない場合、業者のデータサルベージサービスを利用することになります。しかし、一部のファイルだけ読み込めない場合、データ復元ソフトを使い自分でサルベージできる可能性があります。

特定のファイルだけ読み込めない場合、そのファイルだけが破損している可能性が高いからです。このパターンに当てはまるのであれば、「Recoverit」を使ってみましょう。

Recoveritはデータ復元成功率が95％と高性能なソフトです。全世界160ヵ国以上で販売されていて、500万を超えるユーザーが利用する実績があります。高性能で確かな実績がありながら、復元手順はたったの3ステップで専門知識は必要ありません。

またRecoveritは誤ってHDDをフォーマットしてしまったり、データを削除してしまった場合にも復元が可能です。そのため、「業者にHDDを復旧してもらったけど、誤った対応をしてデータを消してしまった」といった状況でも活躍するでしょう。

「Recoverit」 でデータを復元する手順

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です！

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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