Wordを利用しているときに、突然「応答なし」と表示されフリーズし、ひやりとした経験はありませんか?
今回は、Wordで応答なしと表示されたり、アプリケーションが固まったりした時の対処法をわかりやすくご紹介。Wordは文書作成に必須のアプリケーションといえますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Wordがフリーズして動かない時に考えられる、主な原因を挙げてみましょう。
実は、Wordには開けるファイルサイズの上限が設けられています。
例えばWord2007以降の場合、開けるファイルサイズの上限は画像などのグラフィックやテキストを含め512MBです。また、テキストのみのサイズにも、32MBまでと上限があります。
十分に余裕のある上限ですが、上限に達していなくとも、大量のコンテンツを扱うと動作が重くなり、フリーズして応答しなくなることがあるでしょう。
その他には、Wordアプリケーションのアップデートや、パソコンのメモリの問題なども、Wordが動かなくなる原因として考えられます。
Wordがフリーズして動かないときは、以下の対処法をお試しください。
1つずつわかりやすく解説します。
Wordがどうしても動かない場合は、アプリケーションを強制終了して再起動します。多くのケースでは、再起動で改善しますが、保存していない文書は消えてしまうため注意が必要です。
Wordの強制終了と再起動は、以下の手順でタスクマネージャーから行います。
Windowsボタンを右クリックし「タスクマネージャー」を開きます。あるいは「Ctrl+Alt+Deleteキー」を同時に押下することでも、タスクマネージャーを開くことが可能です。
「アプリ」もしくは「バックグラウンドプロセス」からWordを探し、クリックしたあとに「タスクを終了する」を選択しましょう。画面上部の検索窓に「Word」と入力すると、すぐに見つけられます。
これでWordが強制終了されました。一度でも保存した該当のWordファイルがあれば、再度開いて確認してみましょう。
コンピューターの再起動は最も簡単に試せる対処法の1つです。
ただし、すべてのアプリケーションを開いたまま再起動すると、問題のないアプリケーションの中身まで消えてしまう可能性があります。
このため、問題なく動作するアプリケーションは、必ず作業内容を保存してから再起動するようにしましょう。
「アドイン」とは、そのアプリケーション独自の機能や操作を任意で追加して、アプリケーションの機能を拡張するプログラムのこと。
Wordにもアドインがあり、それらが干渉して固まってしまうことがあります。
アドインの無効化は、以下の手順で行います。
Wordの画面左上にある「ファイル」をクリックしたあと、「その他」>「オプション」と進みます。
「アドイン」の画面に切り替えます。「管理」の項目で無効化したいアドインの種類を選択し「設定」をクリックしましょう。動作が重くなる原因としてよくあるのが「COMアドイン」が干渉しているケースです。
無効化したいアドインのチェックを外して「OK」をクリックします。
これでアドインが無効化されました。Wordを保存できる場合は一度保存して再起動し、正常に動作するか確認してみましょう。
Wordなどのアプリケーションは時々更新アップデートをリリースすることがあります。Wordが古いバージョンのままでは、フリーズしてしまう原因となることもあるため、以下の手順でWordをアップデートしましょう。
Wordの画面左上にある「ファイル」をクリックしたあと、「アカウント」を開きます。
「更新オプション」をクリックして「今すぐ更新」を選択しましょう。これで、Wordのアップデートの確認と更新が行えます。
なお、Officeプログラムのアップデートには時間がかかることがあります。更新完了後は「閉じる」をクリックして終了です。
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内野 博
編集長