Wordを使っていると、文字間隔が勝手に広がることがあります。そのような問題が起こる場面はさまざまですが、文字を別の場所からコピー&ペーストしたときなどに起こりやすいようです。
この記事では、Wordで文字間隔が勝手に広がってしまう場合に考えられる原因と対処法について、画像付きでわかりやすく解説します。Wordの文字間隔でお困りの方は、参考にしてくださいね。
画像のようにWordで文字間隔が広がると、文字は読みやすいですが間延びした印象になるため、気になる方も少なくありません。さらに意図せずこのような問題が起こってしまうのは困りものです。
まずはWordで文字間隔が勝手に広がる主な原因から解説していきます。
Wordには必ずスタイルが設定されています。具体的には「ホーム」タブにある「スタイル」から選択したり、設定を変更したりできますが、このスタイル設定が原因となっている可能性があるのです。
Wordを新規作成で開いた場合は「標準」が選択されているのが一般的ですが、他のサイトや他のWord文書から文字をコピー&ペーストすることで、Wordのスタイル設定が勝手に変わってしまうこともあります。
次に原因として考えられるのが、ページのレイアウト設定です。Wordの「レイアウト」タブには、「インデントと行間隔」を設定できる項目があり、この設定によって文字間隔が広がっている可能性があります。
レイアウト設定についても、他の媒体から文字や文章をコピー&ペーストすると、勝手に設定が変更されてしまうことがあるでしょう。
フォントによって文字間隔が広がっていることも考えられます。例えば「メイリオ」フォントはよく利用する方も多いと思いますが、初期の設定のままでは「メイリオ」フォントに変更しただけで、文字間隔が勝手に広がってしまうのです。
このように文字のフォーマットによっては、フォントを変更したあとに改めて行間を設定しなおす必要があります。
この項目では、文字間隔を調整する方法について解説していきます。難しい操作はないので、お困りの方はぜひ以下の画像を見ながらお試しください。
文字間隔を変更したい文章を範囲選択した状態で、「ホーム」タブの「フォント」右下にある矢印をクリックします。
ダイアログボックスを開いたら「詳細」タブへ切り替え、文字間隔の項目にある「間隔」の下矢印をクリックしましょう。そうすると文字間隔を数値で細かく調整できますよ。
文字間隔を広げたい場合は上矢印をクリックします。
また、「文字間隔」の箇所にあるプルダウンを選択すると、選択したすべての文字間隔を均等に調整することも可能です。
文字間隔と一緒に行間隔も広がっている、調整したい場合は以下の解説もご覧ください。
文字間隔を調整しても理想のスタイルにならない、行間も狭めたいという方のために、対処法を2パターンほどご用意しました。
とくにフォントを変えずに、文字間隔や行間隔だけを狭めたい方はチェックしてみてください。
まずチェックしたいのが行間の設定です。
「ホーム」タブにある「段落」の矢印をクリックし、ダイアログボックスを開きます。
「インデントと行間隔」のタブを開き、「行間」のプルダウンをクリックしたら「倍数」を選択しましょう。
「行間」の隣にある「間隔」の下矢印をクリックし、行間隔を狭めます。プレビュー画面を見ながら丁度よい間隔に調整しましょう。これで一旦「OK」をクリックします。
このままでは行間が広がったままなので、次に「レイアウト」タブにある「ページ設定」のダイアログボックスを開きます。「文字数と行数」のタブ内にある「標準の文字数を使う」のラジオボタンを選択した状態で「OK」をクリックしましょう。
文字間隔、行間隔ともに狭めることができたのではないでしょうか。行間隔が狭すぎると感じる場合は、再度「インデントと行間」の設定より細かく数値を指定することで改善できます。
「ホーム」タブ内の段落グループの中に、文字の配置を指定する項目があります。デフォルトでは「両端揃え」になっていることが多く、これが文字間隔を広げてしまう原因になっていることもあります。
そこで「左揃え」をクリックすることで、文字間隔の問題が解消できることがあります。
今回はWordで起こりがちな、文字間隔が勝手に広がる場合の原因と対処法について解説しました。
Word文書では原稿や資料など、重要な文書を取り扱うことも多いですよね。しかし、誤操作や不具合、ウィルスの感染などあらゆる原因によってWordファイルが破損したり、開けなくなってしまうことがあるかもしれません。
そのようなときはデータ修復専門ソフトの「Repairit(リペアリット)」がおすすめです。開けなくなってしまったWordファイルや、Excel、PDFなどのドキュメントファイルだけでなく、動画や写真、音声、メールファイルなど、さまざまなファイル形式のトラブルに対応します。
簡単操作で修復ができ、保存前のプレビュー機能によってより効率的な作業を実現します。無料でお試しができますので、常に重要なファイルを取り扱うことが多い方はぜひご活用ください。
「Wondershare Repairit」を起動した後、「+追加」ボタンをクリックして、破損したワードファイルを追加します。
ワードファイルを追加できたら、右下の「修復」をクリックします。
修復完了すると、「プレビュー」をクリックして修復できたワードファイルをプレビューできます。そして、「保存」ボタンをクリックして、修復できたファイルを保存します。
(*ファイルをプレビューできない場合もあります。この場合、直接的にパソコンに保存してファイルを開いてみてください。)
エクセルのシートが表示されないという問題に直面したことはありますか?この記事では、その原因と対処法について詳しく解説します。エクセルのシートが表示されない問題は、作業の効率を大幅に低下させることがあります。この記事を参考に、エクセルでの作業をより円滑に進めることができるようになりましょう。 ...
拡張子「.ai」ファイルはAdobe Illustratorで作成されるベクターグラフィックスファイルですが、Illustratorを持っていなくても開くことができます。本記事では、Adobe Illustratorがなくても拡張子「.ai」ファイルを開く方法を紹介します。 ...
Word(ワード)には、パスワードの設定や解除の機能が備わっています。操作方法も簡単で、手軽にセキュリティ管理を行いたい場合には最適です。この記事では、Word文書にパスワードを設定する方法と解除する方法について、画像を用いて分かりやすく解説します。 ...
内野 博
編集長