【Windows10】管理者パスワードを忘れた場合の対処方法

内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windows10を利用するときはサインインが必要ですよね。サインインするときに必要なパスワードは意外とあらゆる場面で使うので、忘れてしまうと困るものです。このページではWindows10で管理者パスワードを忘れた場合の対処法を紹介します。

Part1：Windows 10のユーザーアカウントの種類

管理者パスワードを忘れたときは、Windows10で利用しているユーザーアカウントの種類を確認してください。Windows10のユーザーアカウントには下記2つの種類があります。

• Microsoftアカウント
• ローカルアカウント

どちらを利用しているかで管理者パスワードを忘れたときの対処法が変わるからです。

Microsoftアカウント

MicrosoftアカウントはWindows10パソコン起動時のサインインはもちろん、One DriveやOfficeといったMicrosoftの認証サービスも利用可能でです。Microsoftアカウントではメールアドレスがアカウント名になっています。これがユーザーアカウントの種類を見分けるポイントです。

ローカルアカウント

ローカルアカウントではWindows10パソコンへのサインインのみができます。One DriveやOffice、OutlookなどのMicrosoftサービスの利用やサインインはできません。

ユーザーアカウントの種類を確認する方法

ユーザーアカウントの種類は以下の方法で確認できます。

1. スタートボタンを左クリック
2. 設定ボタンを左クリック
3. 「アカウント」を左クリック

上記の手順を行うと「ユーザーの情報」の画面が表示されます。ユーザーの情報でメールアドレスが表示されている場合、ユーザーアカウントはMicrosoftアカウントです。

メールアドレスが表示されない場合はローカルアカウントを利用していることになります。

Part2：Windows10で管理者パスワードを忘れた場合の対処方法

管理者パスワードを忘れたときの対処法は、Microsoftアカウントかローカルアカウントのどちらを利用しているかで異なります。

1）：Microsoft アカウントの場合

Microsoftアカウントを利用している場合、新しい管理者パスワードを作ることになります。以下の手順を行うと、新しい管理者パスワードの作成が可能です。

1. サインイン画面で「パスワードを忘れた場合」を左クリック
2. アカウントの回復画面でMicrosoftアカウント名であるメールアドレスを入力
3. 「次へ」を左クリック
4. 本人確認画面でセキュリティコードの受け取り方法を選択
5. 「コードの取得」を左クリック
6. 取得した認証コードを入力
7. 「次へ」を左クリック
8. 「パスワードのリセット」の画面で新しいパスワードを入力
9. 「次へ」を左クリック

③の本人確認画面ではセキュリティコードの受け取り方法として以下の3つが選択できます。

• 「（Microsoftアカウントに登録しているメールアドレス）にメールを送信」
• 「認証アプリを使用する」
• 「すべての情報が不明」

「（Microsoftアカウントに登録しているメールアドレス）にメールを送信」を選択する場合、登録メールアドレスの入力が求められます。入力を完了させて「コードの取得」を左クリックすると、Microsoftアカウントに登録しているメールアドレスに認証コードが送付されます。「認証アプリを使用する」はあらかじめiPhoneやスマートフォンにMicrosoftの認証アプリをインストールしていないと利用できません。

そのため「Microsoftアカウント名のメールアドレスにメールを送信」を利用するのが無難です。登録メールアドレスが不明で認証アプリを利用していない場合、「すべての情報が不明」を選択して次の画面で表示されるURLを左クリックしてください。あとは画面の指示に沿って操作を行うと、パスワードのリセットと再作成が可能になります。

2）：ローカルアカウントの場合

ローカルアカウントを利用している場合は、そのアカウントが管理者のものなのかで対処法が変わってきます。

ローカルアカウントが管理者の場合

ローカルアカウントが管理者のものである場合、あらかじめパスワードを失念したときに備えて「セキュリティの質問」が設定されている必要があります。セキュリティの質問を設定していない場合、再セットアップを行わないといけません。セキュリティの質問を設定してあれば、サインイン画面で「パスワードのリセット」を左クリックして答えを入力するとパスワードのリセットが可能です。

ローカルアカウントが管理者ではない場合

パスワードを忘れたローカルアカウントがWindows10の管理者でないのであれば、管理アカウントからサインインしてパスワードの変更が可能です。

1. スタートボタンを左クリック
2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
3. 「コントロールパネル」を左クリック
4. 「ユーザーアカウント」を左クリック
5. 次の画面で「ユーザーアカウント」を左クリック
6. 「別のアカウントの管理」をクリック
7. 変更したいユーザーアカウントを左クリック
8. 「パスワードの変更」を選択

⑤で表示される画面の右側に表示されるアカウント情報に「Administrator」と記載されていれば、管理者がサインインしている状態で他アカウントのパスワード変更が可能です。

Part3：Windows10パソコンで消えでデータを復元する

管理者パスワードがわからなければ、最悪の場合Windows10パソコンの再セットアップをしなければいけません。再セットアップをすると、パソコンに保存していたデータは消えてしまいます。

Windows10には消失したデータを復元する機能はありません。しかし、WondershareのRecoveritを使うと、失ったデータを取り戻せます。100種類以上のファイル形式に対応しており、操作は簡単なのでパソコン初心者の人でも安心です。500万以上のユーザーに利用されていて、160を超える国で販売されており実績も申し分ありません。ソフトの開発には17年以上の月日が費やされているので、復元精度の高さは良好です。

Recoveritで誤って削除したデータを復元する手順

ステップ1 消えたファイルの元の保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

ステップ2 消えたファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します（一部のデータはプレビューできます）。

消えたファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、誤って削除した復元だけではなく、SDカード、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。

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