Windows10で回復パーティションを作成、削除する方法

本記事は、Windows10で回復パーティションを作成・削除する方法、それらの操作によって消えたデータの復元方法をご紹介します。

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内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windows10で利用できる回復パーティションは、パソコンのシステム不良を改善できる便利なツールです。しかし、回復パーティションにはストレージの容量を消費するデメリットも。

このページではWindows10で回復パーティションを作成・削除する方法を解説します。

Part1.回復パーティションとは

回復パーティションとは、Windows10のシステム上で問題が起きたときに活用できるツールです。回復パーティションはWindows10の動作不良を解消する機能です。回復パーティションには以下2つの種類があり、それぞれ目的が異なります。

  1. Windows回復環境
  2. WindowsPCを工場出荷状態に戻すイメージデータ

①はWindows10のシステムに問題が発生した際、直近の動作が正常だった状態に戻します。①は直近の正常な動作状態のイメージを保存して、システムエラー発生時に備える機能というわけです。

②はWindows PCを工場出荷状態に戻す、いわゆる初期化をするためのものです。②を利用する場合、パソコンに保存しているデータは消去され復元はできません。

回復パーティションが②の状態であるのはパソコンを購入して間もない段階に限られます。Windows10では、アップデートを行うことで回復パーティションに新たな情報が加えられるからです。もし回復パーティションを使って工場出荷状態に戻したいのであれば、パソコン購入直後に回復ドライブを作成しておく必要があります。

Part2.Windows10で回復パーティションを作成、削除する方法

Windows10での回復パーティションの作成・削除をする方法は難しくありません。ただし、回復パーティションの作成ではUSBメモリが必要なので気をつけましょう。

1)回復パーティションの作成手順

Windows10の回復パーティションを作成する際はUSBメモリーを利用するので、準備しておきましょう。

回復パーティションを作成するとUSBメモリーは初期化されます。USBメモリーに大事なデータを保存しているのであれば、他のメモリーやクラウドストレージに移行しておくといった対策をしておきましょう。

また回復パーティションの作成ではドライブに保存している全てのファイルをコピーするので、時間がかかる可能性があります。時間が取れるときに回復パーティションの作成をしたいところです。

回復パーティションの作成は以下の手順で行えます。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
  3. 「コントロールパネル」を左クリック
  4. 表示されるコントロールパネルで「コンピューターの状態を確認」を左クリック
  5. 「回復」を左クリック
  6. 「回復ドライブの作成」を左クリック
  7. 表示される「回復ドライブの作成」ウィンドウで「システムファイルを回復ドライブにバックアップします」にチェックが入っているか確認
  8. 「次へ」を左クリック
  9. 「USBフラッシュドライブの接続」が表示されたらPCにUSBメモリーを接続
  10. 「使用可能なドライブ」の欄で使用するドライブ名を選択
  11. 「次へ」を左クリック
  12. 「回復ドライブの作成」が表示されたら「作成」を左クリック
  13. 「回復ドライブの準備ができました」と表示されたら「完了」を左クリック

状況によっては⑥を行ったあとに「ユーザーアカウント制御」が表示される場合があります。「ユーザーアカウント制御」が表示されたら「はい」をクリックしてください。

2)回復パーティションの削除手順

Windows10では以下の方法で回復パーティションを削除できます。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
  3. 「コマンドプロンプト」を左クリック
  4. 表示される画面の末尾に「diskpart」と入力してEnterキーを押す
  5. 表示される「ユーザーアカウント制御」の画面で「はい」を左クリック
  6. 表示される「diskpart.exe」のウィンドウで末尾に「list disk」と入力してEnterキーを押す
  7. 回復パーティションのあるディスクが表示される
  8. ウィンドウで末尾に「select disk (表示されているディスク番号)」と入力してEnterキーを押す
  9. もう一度ウィンドウで末尾に「list disk」と入力してEnterキーを押す
  10. ウィンドウで末尾に「list partition」と入力してEnterキーを押す
  11. 表示されるリPartitionリストの中にTypeが「回復」となっているものを確認
  12. ウィンドウの末尾に「select partition(回復となっているPartitionの番号)」を入力してEnterキーを押す
  13. もう一度ウィンドウで末尾に「list partiton」と入力してEnterキーを押す
  14. ウィンドウで末尾に「delete partition override」と入力してEnterキーを押す

ここでいう末尾は下記画像のような箇所です。

delete partition override

⑥以降では末尾の隣が「DISKPART>」と表示されます。

Part3.回復パーティションの作成・削除で消えたデータを復元する方法

回復パーティションの作成や削除をすると、誤って必要なデータを消してしまう恐れがあります。消えてしまったデータの復元は基本的には不可能で落胆してしまうもの。しかし、「Wondershare Recoverit」があれば消してしまったデータの復元が可能です。

Recoveritは世界150ヶ国以上、500万以上のユーザーに使われているデータ復元ソフトです。開発会社は17年研究を続けている実績があり、信頼性は申し分ありません。Recoveritがあれば、3つのステップで大事なファイルやデータを蘇らせることができます。

回復パーティションの作成・削除をするときは、万が一に備えてRecoveritを用意しておくと安心ですよ。

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Recoveritで消えたデータを復元する手順:

ステップ1 消えたファイルの元の保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

場所を選択

ステップ2 消えたファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ファイルをスキャン

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。

ファイルを復元

消えたファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、パソコン復元だけではなく、SDカード外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。

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