Windows10で「Critical Process Died」エラーが出る場合の対策

Windows10ではCritical_Process_Diedエラーが発生し、パソコンが起動できない時にどうしたらいいでしょう?今回はWindows10でCritical_Process _Diedエラーが発生したときの対処法を紹介します。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windows10では突然「Critical_Process _Died」エラーが発生してパソコンが起動しない場合があります。Critical_Process_Diedエラーが発生したときはシステム上で何かしらの問題が発生している可能性が高いので、セーフモードを活用して対処してみましょう。

このページではPart1: Windows10でCritical_Process _Diedエラーが発生したときの対処法を紹介します。

Part1: Windows10で「Critical Process Died」エラーが出る原因

Windows10でCritical_Process_Diedエラーが発生したときは、以下の原因が考えられます。

可能性が高いのはシステムファイルの破損とデバイスドライバーの不具合で、まずはこれを修正する必要があります。直近に新しいソフトウェアを導入している場合、それがWindows10と互換性がない、もしくは相性が良くないせいで不具合を発生させているかもしれません。ハードドライブに不良セクターが発生している可能性もあるので要注意です。

Part2: Windows10で「Critical Process Died」エラーが出る場合の対策

Windows10でCritical_Process_Diedエラーが発生したときは、以下の対処法を試してみましょう。

どの方法を試すにしても、最初はセーフモードでの起動が必要です。

★最初にセーフモードで起動させる

Critical_Process_Diedエラーへの対処をするときは、まずパソコンをセーフモードで起動させましょう。セーフモードでパソコンが起動できれば、具体的な対処ができるようになります。セーフモードとは動作させるソフトウェアやドライバーを最小限にしてパソコンを起動する機能。Critical_Process_DiedエラーでWindows10が起動しない場合、セーフモードで起動できることが多いです。

セーフモードでの起動は以下の手順で行えます。

  1. パソコンの強制再起動を繰り返す
  2. Windows回復環境の画面が表示されたら「トラブルシューティング 」を選択
  3. 「詳細オプション」を選択
  4. 「スタートアップ設定」を選択
  5. 「再起動」を左クリック

★デバイスドライバーの更新

セーフモードでWindows10を起動できたら、各デバイスのドライバーを更新してみましょう。デバイスドライバーに不具合が発生して、Critical_Process_Diedエラーが発生している可能性があるからです。

デバイスドライバーの更新は以下の手順で行えます。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「デバイスマネージャー」を左クリック
  3. アップデートしたいドライバーを右クリック
  4. 「ドライバーの更新」を左クリック

★SFCコマンドの活用

SFCコマンドを使った対処もやっておきたいところです。SFCコマンドを活用するとシステムファイルの破損や紛失がないかのチェック、および修復が行えます。システムファイルの破損や紛失がCritical_Process_Diedエラーの原因であれば、SFCコマンドを使って問題を改善できるでしょう。

SFCコマンドは以下の手順で利用可能です。

  1. Windowsキーと「R」キーを同時に押す
  2. 「ファイル名と指定して実行」の画面で「cmd」と入力してEnterキーを押す
  3. コマンドプロンプトの画面末尾で「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押す

★DISMコマンドの活用

デバイスドライバーの更新やSFCコマンドでCritica_ Process_Diedエラーを解消できないのであれば、DISMコマンドを活用してみましょう。DISMはWindowsのシステムイメージを修復するコマンドです。

DISMコマンドは以下の手順で利用できます。

  1. Windowsキーと「R」キーを同時に押す
  2. 「ファイル名と指定して実行」の画面で「cmd」と入力してEnterキーを押す
  3. コマンドプロンプトの画面末尾で「Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth」と入力してEnterキーを押す
  4. 検出結果が表示されたらコマンドプロンプトの画面末尾で「Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth」と入力してEnterキーを押す
  5. 検出結果が表示されたらコマンドプロンプトの画面末尾で「Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力してEnterキーを押す

★クリーンブートを試す

システム上のどれかのプロレスが終了されておらずCritical_Process_Diedエラーが発生している可能性があります。そのためクリーンブートを使うのも1つの方法です。クリーンブートは以下の方法で行えます。

  1. Windowsキーと「R」キーを同時に押す
  2. 「ファイル名を指定して実行」の画面で「msconfig」と入力
  3. 「OK」を左クリック
  4. 表示される「システム構成」のウィンドウで「スタートアップのオプションを選択」にチェックを入れる
  5. 「システムサービスを読み込む」にチェックを入れる
  6. 「サービス」のタブを左クリック
  7. 「Microsoftのサービスをすべて隠す」にチェックを入れる
  8. 「OK」を左クリック

★互換性がないor相性が悪いソフトのアンインストール

直近に新しいソフトウェアを導入している場合、これがWindows10と互換性がないか相性の問題でCritical_Process_Diedエラーを引き起こしている可能性があります。そのため、最近導入したソフトウェアのアンインストールも試してみるといいでしょう。

Windows10では以下の方法でソフトウェアのアンインストールが可能です。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 設定ボタンを左クリック
  3. 「アプリ」を左クリック
  4. 画面右側のアプリ一覧でアンインストールしたいソフトを左クリック
  5. 「アンインストール」を左クリック

★システムの復元をする

Windows10ではシステムの復元を利用すると、パソコンを正常に動作していた以前の状態へ戻すことができます。Critical_Process_Diedエラーが発生したときは試しておきたいところです。システムの復元は以下の手順で行えます。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
  3. 「コントロールパネル」を左クリック
  4. 「リカバリー」を左クリック
  5. 「システムの復元」を左クリック
  6. 「次へ」を左クリック
  7. 使用したい復元ポイントを選ぶ

ただし、システムの復元は復元ポイントを作成していないと利用できないので注意してください。

★不良セクターを修復する

ハードドライブの不良セクター修復も選択肢の1つです。ハードドライブの不良セクターを修復する際は、サードパーティ製のソフトウェアを使います。無料の修復ソフトは多いので、一度調べてみるといいでしょう。

Part3: エラーの修復で消えたデータを復元する方法

Critical_Process_Diedエラーが発生すると、保存していたデータがWindows10から消去される恐れがあります。またシステムの復元を使って対処したことで、直近の復元ポイント作成後に保存したデータが消える可能性もあります。Windows10の基本機能にはデータの復元が搭載されていないだが、、Wondershareの「Recoverit」 があれば問題ないです。Recoveritを使うと紛失データが保存されていたフォルダをスキャンして、プレビューしてから必要なデータを取り戻せます。

Windows10では常にエラーによるデータ紛失のリスクが伴うので、対策として「Recoverit」を用意しておくのはおすすめです。

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以下は、「Recoverit」でパソコンから消えたデータを復元する手順です。

ステップ1 消えてしまったファイルの元の保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

場所を選択

ステップ2 消えたファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ファイルをスキャン

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。

ファイルをプレビュー

消えたファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、パソコンのデータ復元だけではなく、SDカード外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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