Jun 02, 2026 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
Windowsで停止コード「system thread exception not handled」が表示されると、ブルースクリーンになって再起動を繰り返したり、通常起動できなくなったりすることがあります。原因は一つではなく、ドライバー、システムファイル、メモリ、BIOS、外付けデバイスなどが関係します。
この記事では、停止コード「system thread exception not handled」の主な原因、低リスクな確認手順、セーフモードでの対処法、エラー対応中に消えたデータを復元する方法まで解説します。
結論:まず外付けデバイスを外し、セーフモードで起動できるか確認しましょう。
起動できる場合は、重要データを退避してからドライバー、メモリ診断、システムファイルチェックを順番に試します。重要データがある状態で初期化や再インストールを急ぐのは避けてください。
Windowsのパソコンで停止コード「system thread exception not handled」が発生したときは、主に以下の問題が考えられます。
| 原因 | よくある状況 | 確認すること |
|---|---|---|
| デバイスドライバーの不具合 | 更新後、周辺機器接続後に発生 | セーフモード、デバイスマネージャー |
| システムファイルの破損 | 突然の電源断、更新失敗後 | sfc /scannow、DISM |
| メモリやハードウェアの問題 | 頻繁なフリーズ、再起動 | Windowsメモリ診断、外付け機器の取り外し |
| BIOS/UEFIや互換性の問題 | 古いPC、更新後の起動不良 | メーカー公式の更新情報 |
原因を一つに決めつけると、不要な初期化や危険なBIOS操作につながります。まずは低リスクな確認から進めましょう。
以下の順番で確認すると、データ消失や設定ミスのリスクを抑えながら原因を切り分けやすくなります。
ステップ1 不要な外付けデバイスを外します。
USBメモリ、外付けHDD、プリンター、カードリーダーなど、起動に不要な周辺機器を外してください。
ステップ2 PCを再起動して状態を確認します。
外付けデバイスを外して起動できる場合は、接続機器やドライバーとの相性が原因の可能性があります。1つずつ接続し直して、再発する機器を切り分けます。
デバイスドライバーで不具合が発生している可能性もあります。通常起動できない場合は、セーフモードで起動してから確認します。
ステップ1 セーフモードで起動します。
Windows回復環境から「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」を開き、再起動後にセーフモードを選びます。
ステップ2 問題のあるドライバーを確認します。
スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。エラー表示のあるデバイスや、直近で更新したデバイスを確認してください。
ステップ3 ドライバーを更新または再インストールします。
デバイスを右クリックし、ドライバー更新やアンインストールを試します。再インストールする場合は、メーカー公式サイトから対象機種に合うドライバーを入手しましょう。
ステップ1 Windowsメモリ診断を開きます。
スタートメニューから「Windows メモリ診断」を検索して開きます。
ステップ2 再起動して問題の有無を確認します。
「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選択します。作業中のファイルは事前に保存してください。
システムファイルの破損が疑われる場合は、SFCコマンドで確認します。
ステップ1 管理者権限でPowerShellまたはコマンドプロンプトを開きます。
スタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」または「ターミナル(管理者)」を開きます。
ステップ2 sfc /scannowを実行します。
sfc /scannow と入力してEnterキーを押します。完了後、修復結果を確認してPCを再起動します。
BIOSのバージョンが古いことが原因でエラーが起きる場合もあります。ただし、BIOS更新は失敗すると起動に影響する可能性があるため、最後の選択肢として慎重に行ってください。
実行前に、メーカー公式サイトで対象機種、電源状態、更新手順を確認し、重要データをバックアップしておきましょう。
system thread exception not handledが解消しない場合、システムの復元、初期化、再インストールを検討することがあります。ただし、重要データがある状態で急いで初期化すると、必要なファイルを失う可能性があります。
| 操作 | リスク | 先に確認すること |
|---|---|---|
| システムの復元 | 一部アプリや設定が戻る | 必要ファイルの退避 |
| 初期化 | 個人ファイルが失われる場合がある | バックアップの有無 |
| 再インストール | 保存先によってデータ消失 | 外部保存・復元手段 |
セーフモードで起動できる場合は、修復作業より先にドキュメント、写真、動画、デスクトップ上のファイルを外付けHDDやクラウドへ退避してください。
system thread exception not handledが発生すると、最悪の場合はWindowsのシステム復元、初期化、修理が必要になることがあります。その過程でデータが見えなくなった、誤って削除した、保存先をフォーマットしてしまった場合は、データ復元ソフトでスキャンできる可能性があります。
Recoveritは、PC、HDD、SDカード、外付けHDD、USBメモリなどから削除・紛失したファイルを復元するためのソフトです。ブルースクリーンそのものを直接直すソフトではありませんが、修復や初期化の前後で失われたデータを取り戻したい場合に役立ちます。
ステップ1 消えたファイルの元の保存場所を選択します。
Recoveritを起動し、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

ステップ2 消えたファイルのデータをスキャンします。
Recoveritは自動的にデータのスキャンを開始します。スキャン中は対象ドライブに新しいデータを書き込まないようにしてください。

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。
スキャンが終わった後、見つかったファイルは形式ごとに表示されます。必要なファイルをプレビューで確認し、「復元」ボタンをクリックします。

復元先は、元の保存場所とは別のドライブやフォルダーを選ぶと、上書きリスクを避けやすくなります。

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内野 博
編集長