Windows10のエラー0x80072ee7を解決する方法

Windows10搭載のパソコンを使っている時に、「0x80072ee7」というエラーコードが出たという経験がある方は少なくないのではないでしょうか。ご心配なく、本記事では、その発生原因と解決策を詳しく説明します。

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内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

パソコンでWindows10を使っていて「0x80072ee7」というエラーコードが出たという経験をした方は少なくないのではないでしょうか。以下では、このエラーコードの発生原因を見るとともに、その解決策と紛失したデータの復元方法を紹介します。

Part1.Windows10のエラー0x80072ee7の発生原因

windows 10における「0x80072ee7」というエラーコードの発生原因としては、様々なものが考えられます。

  1. 一つ目は、インターネットの接続状態が不安定であるために、windows updateが正しく完了せずに失敗してしまうというものです。OSをアップデートするためには、まとまった容量の更新ファイルをダウンロードしてきて、それをシステムにインストールする必要があるわけですが、インターネットへの接続が安定していないと、データの受信がうまくできずにダウンロードしたファイルが破損してしまったり、そもそもダウンロードできない恐れがあるのです。
  2. 二つ目の理由として考えられるのは、セキュリティソフトが更新ファイルのダウンロードをブロックしているというものです。セキュリティの設定を高くしすぎると、外部のデータをすべて悪意のあるものと判断してセキュリティソフトがあらゆるものを遮断してしまいかねません。そのため、設定は必要に応じて見直す必要があるのです。
  3. 三つ目の理由となり得るのが、windows updateクライアントのバージョンです。クライアントのバージョンが古すぎると、更新されたファイルが対応していないために、エラーとなってしまうケースがあるのです。

以上で挙げたもの以外にも、ファイアウォールによるブロックや、WSUSサーバーとの接続が正常に行われていないといったことがエラーコードの原因として考えられます。これらの一つだけではなく、二つ以上の原因が重複してエラーになっている場合もあり得ますので、原因究明は慎重に行う必要があるのです。

Part2.エラーコード0x80072ee7への解決策

「0x80072ee7」が出た場合の解決策は、その原因によって異なります。

  1. 原因がインターネットの接続状態にあるのであれば、良好に接続できる環境下で改めてアップデート作業を行うことで簡単にエラーは解消されるでしょう。
  2. セキュリティソフトが更新ファイルをブロックしてしまっているという場合には、セキュリティの設定を少し緩くしてやれば、スムーズにアップデートが行えるようになるはずです。
  3. クライアントのバージョンが古いというのであれば、windows updateより先に、クライアントのバージョンアップを行えば、問題は解決されるに違いありません。

原因が分かっていれば、以上の解決策をピンポイントで講じられるはずですが、原因不明の場合には、いくつか順番に試してみる必要があるでしょう。それでもまだ解決できないのであれば、ファイアウォールの設定を弱めてみたり、WSUSサーバーとの接続状態を見直すといった対応が必要となるかもしれません。

Part3.エラー0x80072ee7で紛失したデータを復元する方法

「0x80072ee7」というエラーコードが出て、データを紛失してしまった場合には、「Recoverit」というソフトウェアを使うことで復元できる可能性があります。

このソフトはワンダーシェアーという会社が開発し、販売しているもので、世界150か国以上で使われています。その機能は、失われてしまったデータやファイルを復元するというもので、感覚的に操作できる分かりやすいインターフェイスが特徴です。

また、ウイルスフリーが保証されているほか、24時間365日の無償サポートを受けられるため、誰でも安心して使用できます。ソフトの種類によって価格は異なりますが、最も標準的なタイプの永久ライセンスで税込8,980円、月間更新ライセンスだと5,980円です。

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Recoveritでエラーコード0x80072ee7による紛失したデータを復元する手順は以下の通りです。

ステップ1 エラーコード0x80072ee7による紛失したデータの元保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、Wordファイルの元保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

エラーコード0x80072ee7で紛失したデータの元保存場所を選択

ステップ2 エラーコード0x80072ee7による紛失したデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

エラーコード0x80072ee7で紛失したデータをスキャン

ステップ3 スキャンしたデータをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。

紛失したデータを復元

エラー0x80072ee7が出た場合は冷静に対応しよう!

以上で見てきたように、エラーコードが出ても、その原因を分析して、適切に対応すれば問題はスムーズに解消できます。データを紛失してしまっても、Recoveritのような復元ソフトを使えば、元に戻せる可能性がありますので、まずは慌てず冷静に対応することが大切です。

また、このソフトを使うことで、消えたデータの復元だけではなくSDカード外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。

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