Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
Windows Vista は2006年にリリースされたマイクロソフト社が開発したOSの名称です。マイクロソフト社としては2001年にリリースしたWindowsXPを刷新するOSとして、満を持しての発売でした。最新のWindows OSはWindows10であることは周知のとおりです。ただ、現在でもVistaのOSユーザーは存在します。もし、Vistaが起動しなくなったら困りますね。
今回はWindows Vistaが起動しない時の対処法をご紹介します。
Windows Vistaは、従来のWindowsにはない新機能が多数搭載され、それまでのWindows OSとはかなり異なるスペックを特徴として開発されました。特に目立った変更として、Windows XPまで存在した「マイ コンピュータ」や「マイ ドキュメント」などの名称から「マイ」が外れ、単に「コンピュータ」や「ドキュメント」と表示されるようになりました。
更に日本語環境も拡充され、新デザインの日本語フォント「メイリオ」が搭載され、JIS漢字コード(JIS2004) に対応できる仕様や、標準フォントセット(MSゴシック類3種、MS明朝類2種)も変更が加えられるなどされました。セキュリティの面では、Windows UpdateがXP以前で採用されていたWebベースでのインターフェースが廃止され、コントロールパネルから利用できるようにもなりました。
当時は、Windows Vista が快適に動作するにはメモリが少なく「Vistaは重い、使いにくい」などといわれたり、グラフィックが貧弱、CPUの能力不足、HDDも不十分、ワイド画面用に設計されているにもかかわらず、小さな3:4画面を搭載するなどと、あまりユーザーからの支持は得られず、2009年のWindows7へのOS移行が早急に行われ、2017年4月11日を以って延長サポートが終了しました。(※新たなライセンスの取得手段はボリュームライセンスのダウングレード権という形で残されてはいるものの、インストールメディアの提供は終了しています)
Windows Vistaが起動しない時の対処法を、不具合の状態に合わせてご紹介します。
★スイッチを押しても電源が入らない
→まずは電源プラグが確実にコンセントに差し込まれているのかを確認しましょう。このようなミスは意外と多いものです。勿論パソコン側にも電源コードが差し込まれているのかを確認します。
★電源は入るがパソコンが起動しない
→同じコンセントからほかの電化製品へも電源を共有している場合は、それらの電化製品を全て外して、パソコンだけを接続して十分に電源を供給しましょう。
それでも改善できない場合は、パソコン側に増設したメモリやハードディスク、グラフィックスボード、DVDドライブなどが原因の可能性があります。外部デバイスを外してみて、パソコンを起動してみましょう。上記を試しても起動しない場合は、もともと付いているメモリやハードディスクの破損の可能性があります。パソコンの経年劣化も考えられます。パソコンのHDDの寿命は、大体約4~5年くらいと言われています。
★BIOS設定画面で起動が止まる
→外部デバイスが原因と考えられます。また、キーボードやマザーボードが壊れている場合も同様です。
キーボードの場合はすぐに交換可能ですが、マザーボードの場合は、パソコン自体を換えるか、メーカーまたは専門業者に修理を依頼しましょう。
★Windowsのロゴまで表示されるが起動しない
→パソコン周辺機器のドライバーや、インストールしたアプリケーションに問題がある場合が考えられます。周辺機器を取り外して、パソコンを起動させてみましょう。起動できたら、ドライバーやアプリケーションを削除していきます。「スタート」→「コントロールパネル」→「プログラムのアンインストール」の手順で削除していきましょう。
Windows Vistaの起動失敗によって消失したデータや、バックアップなどで保存されていないファイルなどを復元する方法として、簡単に利用できるソフト「Recoverit(リカバリット)」をお試しになってはいかがですか?Recoverit ProとUltimate版は、起動可能なUSBドライブやCD / DVDを作成することで、クラッシュしたパソコンでのデータにアクセスできますので、データの回復も楽勝です。
「Recoverit」は消えたデータを3ステップで簡単に復元できるデータ復元ソフトで、上位プランでは、ファイルを復元する以外にも、ビデオ高度復元、クラッシュしたコンピューターからデータを救出する、動画修復等の機能も搭載しています。復元率も95%に達ち、この一本で何でも復元できるソフトと言えます。
また、プレビューのステップでは、 Macでは15 MB未満の容量のデータを、その他のPCでは、30 MB未満のさまざまな種類と形式のデータのプレビューできます。無料版のリカバリットは、復元したい対象のデータ容量が100MBまで利用することができます。
Recoveritで消えたデータを今すぐ復元しましょう!
以下は、「Recoverit」でWindows Vistaの起動失敗によって削除したWinファイルを復元する手順です。
パソコンで「Recoverit」を起動してから、削除したファイルの元場所を選択します。ここでは、「HDD」タブでハードディスクを選択するか、[場所]タブでデスクトップを選択してください。「開始」をクリックして、選択した場所をスキャンし始めます。
「開始」ボタンをクリックして、パソコンから消えたデータをスキャンし始めます。スキャン終わった後、見つけたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
Windowsのパソコンでバックアップを実行する際、「バックアップは完了しましたが一部のファイルはスキップされました」というエラーが発生する場合があります。このエラーでは「0x80070003」や「0x8100002f」のコードが表示されます。 ...
Windowsのパソコンを使い続けていると、画面がブルースクリーンになり「memory management」のエラー(0x0000001a)が出ることがあります。memory managementエラーが発生する原因はシステムかハードウェアの不具合です。このページではWindowsでブルースクリーンエラーが発生する原因と対処法を紹介します。 ...
コンピューターを使用する際に、Windows7システムを更新時に「エラーコード0x80070057」などの問題が発生することがよくあります。 そこで、Windows10システムへ更新するときに、エラー0x80070057問題の発生原因とその復元方法を紹介いたします。 ...
内野 博
編集長