Windows10環境でGoogle Chromeがクラッシュ・落ちる場合の対策

内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windows10で利用している人が多いWebブラウザ「Google Chrome」。Google Chromeを長く使い続けていると、クラッシュによってフリーズしたりブラウザが落ちることがあります。Google Chromeがクラッシュするときは、システム上で何かの問題が起きていることが多いです。

このページではGoogle Chromeがクラッシュするときの原因と対策を紹介します。

Part1.Windows10環境でGoogle Chromeがクラッシュ・落ちる原因

Windows10でGoogle Chromeのクラッシュが発生するときは、以下のどれかが原因と考えられます。

• キャッシュとCookieの蓄積
• Google ChromeやWindows10のシステム不具合
• ハードドライブの空き容量不足
• セキュリティソフトの誤作動
• メモリ容量の不足

キャッシュとCookieの蓄積

ありがちなのはキャッシュやCookieの蓄積です。Google ChromeをはじめとしたWebブラウザでは、使い続けるほどキャッシュやCookieが溜まります。

キャッシュやCookieの保存は、再度同じサイトを見るときに読み込みスピードが早くなる便利な機能。しかし、キャッシュやCookieが溜まりすぎるとブラウザに負荷がかかりクラッシュを招きます。

Google ChromeやWindows10のシステム不具合

パソコンの利用中にGoogle Chromeや Windows10にシステム具合が起きてクラッシュするパターンもあります。しかし、Google Chromeのクラッシュを起こす原因がシステム不具合であったとしても、それほど深刻でなく簡単に解決できる場合がほとんどです。

ハードドライブの空き容量不足

ハードドライブにデータ・ファイルを保存しすぎて、空き容量が不足してGoogle Chromeのクラッシュが起きる場合があります。Google Chromeを利用するには、ハードドライブにある程度の空き容量がないといけません。ハードドライブの空き容量には注意しておきましょう。

セキュリティソフトの誤作動

利用しているセキュリティソフトで起きている不具合が原因とも考えられます。特にWindows10との互換性が低い、相性が良くないセキュリティソフトを利用している場合は、Google Chromeのクラッシュが起きやすいです。

メモリ容量の不足

Google Chromeの他にアプリを利用していることでメモリ容量が不足し、クラッシュが起きている可能性もあります。パソコンに搭載しているメモリの容量が少ないと、アプリの開きすぎでクラッシュが起きやすいので注意が必要です。

Part２.Windows10環境でGoogle Chromeがクラッシュ・落ちる場合の対策

Windows10でGoogle Chromeのクラッシュが発生する場合、以下の方法で対策してみましょう。

• キャッシュとCookieの削除
• Google Chromeやパソコンの再起動
• 拡張機能をオフにする
• Google Chromeの再インストール
• ハードドライブの空き容量を確認
• WindowsOSのアップデート
• セキュリティソフトのアップデートやアンインストール
• 同時に起動中のアプリを閉じる

以下のメッセージが表示される場合、拡張機能をオフするか再起動で解決する場合が多いです。

• err_connection_reset_chrome
• err_connection_closed
• err_connection_failed

キャッシュとCookieの削除

最初に試したいのはキャッシュとCookieの削除。Google ChromeではキャッシュとCookieの溜まりすぎでクラッシュが起きることが多いからです。ャッシュとCookieの削除は以下の手順で行えます。

1. Google Chromeの画面で右上にある3点マークを左クリック
2. 「その他のツール」を左クリック
3. 「閲覧履歴の消去」を左クリック
4. 「閲覧履歴」と「Cookieと他のサイトデータ」、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる
5. 「データの削除」を左クリック

以上の手順を行ったらGoogle Chromeを再起動してください。

Google Chromeやパソコンの再起動

Google Chromeやパソコンのシステム不具合が起きているとも考えられます。Webブラウザがクラッシュするシステム不具合は、Google Chromeやパソコンを再起動すると解消できる場合が多いです。

拡張機能をオフにする

Google Chromeの拡張機能がクラッシュ発生を招く不具合を起こしている可能性もあります。そのため、一度拡張機能をすべてオフにしてみましょう。Google Chromeでは以下の手順で拡張機能のオン・オフができます。

1. Google Chromeの画面で右上にある3点マークを左クリック
2. 「その他のツール」を左クリック
3. 「拡張機能」を左クリック
4. すべての拡張機能をオフにする

Google Chromeの再インストール

Google Chromeを再インストールするとクラッシュしなくなる場合があります。Google Chromeの再インストールは以下の手順で行えます。 

1. スタートボタンを左クリック
2. 設定ボタンを左クリック
3. 「アプリ」を左クリック
4. 画面右側のアプリ一覧でGoogle Chromeを左クリック
5. 「アンインストール」を左クリック
6. Google Chromeの公式サイトで再ダウンロード

ハードドライブの空き容量を確認

ハードドライブの空き容量不足でGoogle Chromeがクラッシュするパターンもあります。そのため、ハードドライブに空き容量があるかチェックしておきましょう。 

Windows10ではアップグレード時に以下の空き容量が必要です。

アップグレードができる空き容量がないと、ソフトウェアの動作にも悪影響が出るので20GB以上は確保しておきましょう。

ハードドライブの空き容量は以下の手順でチェックできます。

1. エクスプローラーを起動
2. ウィンドウの左側にある「PC」を左クリック
3. 表示される画面でハードドライブの空き容量を確認

ハードドライブに空き容量がなければ、以下の方法で対処しましょう。

• 不要なデータ、ファイルを削除
• 保存データやファイルを外付けハードドライブに移行
• 保存データやファイルをクラウドドライブへ移行

WindowsOSのアップデート

Windows10のバージョンが古いせいでGoogle Chromeがクラッシュするパターンもあります。Windows10のバージョンが古くないかチェックして、古ければアップデートを行いましょう。Windows10では以下の方法でアップデートの必要有無の確認、およびアップデートが行えます。

スタートボタンを左クリック

1. 設定ボタンを左クリック
2. 「更新とセキュリティ」を左クリック
3. 「更新とプログラムのチェック」を左クリック

上記の手順を行って必要なアップデート情報が表示されたら、画面の指示に沿って更新してください。

セキュリティソフトのアップデートやアンインストール

セキュリティソフトがWindows10と互換性がない、または相性が悪いせいでGoogle Chromeのクラッシュが起きる場合もあります。そのため、セキュリティソフトのアンインストールやアップデートも試したい対策の1つです。

Windows10では以下の方法でセキュリティソフトをアンインストールできます。

1. スタートボタンを左クリック
2. 設定ボタンを左クリック
3. 「アプリ」を左クリック
4. 画面右側のアプリ一覧でアンインストールしたいセキュリティソフトを左クリック
5. 「アンインストール」を左クリック 

アップデート方法はセキュリティソフトによって異なるので、メーカーの公式サイトで確認してみましょう。

同時に起動中のアプリを閉じる

メモリの空き容量が不足している場合もあるので、Google Chromeと同時に起動しているアプリの数を減らすのも方法の1つです。

またGoogle Chromeで利用しているタブの数も少なくすると、メモリ容量の空きを確保できます。

Part3.Chromeのクラッシュで消えたデータの復元方法

Windows10でGoogle Chromeがクラッシュすると、保存していたデータが飛んでしまう恐れがあります。データを元に戻せたいなら役に立つものとはなんでしょう？それは、Wondershareの「Recoverit」というソフトです。

Recoveritはは、3ステップだけで消えたデータを復元可能。上位プランでは、ファイルを復元する以外にも、ビデオ高度復元、クラッシュしたコンピューターからデータを救出する、動画修復等の機能も搭載しているので、復元成功率は95％ほど高いです。

Windows10のパソコンを長く利用するのであれば、意図していないデータ消去に備えて「Recoverit」があると安心ですよ。

以下は、「Recoverit」でパソコンから消えたデータを復元する手順です。

ステップ1 消えてしまったファイルの元の保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

ステップ2 消えたファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します（一部のデータはプレビューできます）。

消えたファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、誤って削除した復元だけではなく、SDカード、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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