外付けハードドライブで「パラメーターが正しくありません」エラーの解決策

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windowsのパソコンで外付けハードドライブを使用していると、「パラメーターが正しくありません」というエラーメッセージが表示されることがあります。「パラメーターが正しくありません」のエラーが表示される原因はシンプルですが、あらゆる方法で対処しなければいけません。このページでは外付けハードドライブの使用中に「パラメーターが正しくありません」のエラーが出る原因と解決策を紹介します。

1. 外付けハードドライブで「パラメーターが正しくありません」エラーが出る原因

外付けハードドライブの利用中に「パラメーターが正しくありません」と表示されるときは、原因を探る前にパラメーターとは何かを理解しなければいけません。

パラメーターとは以下5つのどれかを意味する英単語です。

• 媒介変数
• 補助変数
• 母数
• 引数
• 設定値

パソコンのシステムは複数かつ複雑な数式で構成されています。パソコン上では外部操作で送信される設定値がパラメーターと呼ばれることが多いです。外付けハードドライブを接続中に「パラメーターが正しくありません」のエラーが発生する場合、そのハードドライブ設定値に誤りが発生しています。普通にハードドライブを使用していれば、「パラメーターが正しくありません」と表示されることはありません。

しかし、以下どちらかの原因で「パラメーターが正しくありません」のエラーが発生する場合があります。

• ハードドライブへのアクセス中に起きた接触不良
• ハードドライブへのアクセス中に行ったUSBの抜き差しによるデータ破損か不良セクタの発生

接触不良が起きたり、パソコンと通信中に外付けハードドライブを取り外すとパラメーターが狂いかねません。外付けハードドライブを利用するときは、エラーを防止するために通信中でないときにで取り外しをおこないましょう。

2. 外付けハードドライブ「パラメーターが正しくありません」エラーの解決策

外付けハードドライブの利用時に「パラメーターが正しくありません」と発生した場合、どのようにパラメーターが正しくないかを特定するのは困難です。そのため、あらゆる解決策を試す必要があります。主な解決策は以下の5つです。

• 外付けハードドライブの接続をやり直す
• ディスクチェックをしてみる
• CHKDSKコマンドでの修復を試してみる
• 外付けハードドライブのパーティションを修復する
• システムファイルチェッカーを活用する

外付けハードドライブの接続をやり直す

最初に試したいのは、外付けハードドライブの接続をやり直してみる方法です。原因が接触不良であれば、外付けハードドライブを一度取り外して再度接続するとエラーが解消します。再接続して問題が解決しなかったとしても、以下の方法も試したいところです。

• パソコンの再起動後に外付けハードドライブを再接続
• 別のUSBポートに接続する
• USBケーブルを交換する

USBハブを利用している場合、パソコンのUSBポートに直接接続するとエラーを解消できる可能性があります。

ディスクチェックをしてみる

外付けハードドライブの接続をやり直しをしても「パラメーターが正しくありません」のエラーが発生する場合、ファイルシステムの破損が考えられます。ですので、Windowsの機能「ディスクチェック」を使ってみましょう。ディスクチェックを使うと、ハードドライブのエラー検出と修復が可能です。ディスクチェックは以下の手順で行えます。

1. エクスプローラーを開く
2. ウィンドウの左側で「PC」を左クリック
3. 右画面で「デバイスとドライブ」の項目にある「修復を行うハードディスク」を右クリック
4. 「プロパティ」を左クリック
5. 表示されるプロパティウィンドウで「ツール」のタブを左クリック
6. 「エラーチェック」の項目にある「チェック」を左クリック
7. エラーが検出されたら「ドライブの修復」を左クリック

ディスクチェックでエラーが検出されない場合は、他の方法を試してみましょう。

CHKDSKコマンドでの修復を試してみる

外付けハードドライブに不良セクタが発生している可能性もあるので、CHKDSKコマンドを使うのも方法の1つです。CHKDSKコマンドはハードドライブの不良セクタを検出してファイルシステムの破損を修復できる方法の1つ。利用方法は簡単で以下の4ステップです。

1. スタートボタンを右クリック
2. 「WindowsPowerShell（管理者）」を左クリック
3. 表示されるユーザーアカウント制御画面で「はい」を左クリック
4. 表示される画面の末尾に「E: /r」を入力してEnterキーを押す

CHKDSKコマンドを使った不良セクタやファイルシステムの修復や時間がかかる場合があるので、忙しくないときに行いましょう。またCHKDSKコマンドを行ったあとは、外付けハードドライブの再接続をして動作をチェックしてください。

外付けハードドライブのパーティションを修復する

再接続やディクスチェック、CHKDSKコマンドを試しても「パラメーターが正しくありません」のエラーが発生する場合、外付けハードドライブのパーティションに問題が発生しているかもしれません。そのため、パーティションの修復も解決策の1つになります。Windowsにはパーティションの修復機能がなく、サードパーティ製のソフトが必要です。しかし、フリーソフトで行えるのでコストの負担はかかりません。

システムファイルチェッカーを活用する

どの方法を試しても「パラメーターが正しくありません」のエラーが起きる場合、Windowsのシステムに問題が発生しているかもしれません。そのため、状況によってはWindowsのシステム修復も対処法の1つになります。Windowsのシステム修復は以下の方法で可能です。

1. スタートボタンを右クリック
2. 「WindowsPowerShell（管理者）」を左クリック
3. 表示されるユーザーアカウント制御画面で「はい」を左クリック
4. 表示される画面の末尾で「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押す

3. 外付けハードドライブ「パラメーターが正しくありません」エラーで消えたデータを復元する方法

最悪の場合は外付けハードドライブをフォーマットしなければいけません。フォーマットの方法は以下の通りで簡単ですが、保存しているデータ・ファイルがすべて消えてしまいます。

1. エクスプローラーを開く
2. ウィンドウの左側で「PC」を左クリック
3. 「デバイスとドライブ」の項目にある外付けハードドライブの名前を右クリック
4. 「フォーマット」を左クリック
5. 「開始」を左クリック

他の解決策を試してデータが消える可能性も0ではありません。

しかし、Wondershareの「Recoverit」を使えば失ったデータやファイルの復元が可能です。Recoveritは1000種類以上のデータ形式に対応しているので、あらゆるファイルを復元できます。Recoveritは160カ国以上で販売されていて、500万人のユーザーに使われているお墨付きソフト。その他の原因でのデータやファイル消失に備えて用意しておくと安心です。

以下は、「Recoverit」で「パラメーターが正しくありません」エラーのため、消えたWinファイルを復元する手順です。

ステップ1 まず「Recoverit」を起動して、削除してしまったデータの元保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

ステップ2 消えたファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します（一部のデータはプレビューできます）。

消えたファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、外付けハードドライブの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひ試してみてください。

Recoverit - 強力な外付けハードドライブ復元ソフト

• PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したデータを復元

• 写真、動画、音楽、ドキュメントなど1000種のデータ形式に対応

• クラッシュして起動しないパソコンからデータを復元

• 破損した動画ファイルを修復

無料ダウンロード 無料ダウンロード