Sep 25, 2024 • カテゴリ: ビデオ・写真復元/修復
iCloudはパソコンの内蔵SSDやHDDの容量を節約できる便利なツールですが、こちらにもストレージ容量に限りがあります。そのため、iCloudのストレージ容量が不足すると、必要のない写真を削除しないといけません。iCloudから写真を削除する際、間違って必要なファイルまで消してしまう恐れがあります。
本ページでは、iCloudから削除した写真を復元する方法を紹介します。
写真を削除して間もない場合、「icloud.com」を使っての復元が可能です。
icloud.comで写真を復元する場合、まず以下の手順でサインインします。
サインインすると、以下の方法で削除した写真を復元できます。
icloud.comから復元する方法は、写真を削除してから30日以内でなければ行えません。
iCloud上では、削除から30日間が経過するとファイルが完全に消去されます。
そのため、この方法は間違って削除した場合すぐに行える方法と思ってください。
Windowsのパソコンで「iCloud for Windows」を使ってiCloudを管理している場合、このソフトを使って復元できる場合があります。
iCloud for Windowsを使っている状況では、このソフトに写真がバックアップされている場合があるからです。
iCloud for Windowsで写真を復元する場合、まず以下の手順を行います。
この手順を行うと、iCloudで指定した箇所に写真がダウンロードされます。ダウンロードが完了すると、自動的に指定箇所が開くので安心です。この方法は、あくまでも以下のどちらかに当てはまる場合に活用できます。
iCloud for Windowsを使ったことがない場合は行えないので、注意してください。
これまで紹介したどちらの方法でも写真を復元できなくても、該当ファイルをパソコンに転送したことがあれば復元が可能です。該当ファイルをパソコンに転送した履歴があれば、データ復元ソフト「Recoverit」を使う方法が利用できます。Recoveritはファイルを保存していた箇所をスキャンして、失ったデータを復元できる優れものです。
データ復元の成功率は95%の高さなので、性能は申し分ありません。復元までの手順はたった3ステップだけなので、操作に戸惑うこともないでしょう。Recoveritは外付けの記憶媒体にも対応しているので、外付けのHDDやSDカードにファイルを転送したことがある場合にも活用できます。また1000種類以上のファイル形式に対応しているので、iCloudから削除した動画の復元にも対応が可能です。パソコンで利用するその他のファイル復元も行えるので、万が一の備えとして準備しておくといいでしょう。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。スキャンしたいハードディス・フォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長