紛失したLightroomの写真を復元する方法

内野博

Oct 30, 2023 • カテゴリ: ビデオ・写真復元/修復

Lightroomは楽に写真を管理できる編集ソフトで、クラウドサーバーにデータを保存できるメリットがあります。データ管理を楽にしたい人にはPhotoshopよりもおすすめです。また間違ってLightroomから写真を削除してしまった場合でも、データ復元は可能です。しかし、状況に応じた方法でデータ復元をしなければいけません。

本ページでは、Lightroomから削除してしまった写真の復元方法を紹介します。

Part1：Lightroomとは

LightroomとはAdobeが提供するクラウドサービス式の写真編集ソフトです。Adobeの写真編集ソフトといえばPhotoshopが定番ですが、写真編集に特化しています。

Lightroomは写真管理が楽

LightroomがPhotoshopと異なるのは、編集にくわえて写真管理に特化している点です。Photoshopでは編集した写真をパソコン本体に保存するので、自分でフォルダ分けをして管理しなければいけません。そのため、パソコンのストレージを消費します。Lightroomでは写真を専用クラウドサーバーへ保存するので、バックアップを取る必要がありません。またパソコンのストレージを消費しないので、HDDやSSDの空き容量を確保できます。

またクラウドサーバーへ保存した写真の検索も簡単で、日付や撮影カメラの名前を入力するといった方法を利用できます。

編集ソフトとしてはPhotoshopに劣る

Lightroomは写真管理ソフトとしてはPhotoshopより優れていますが、編集ソフトとなると話は変わってきます。Photoshopは素材となる写真をガラッと変身させるほど高機能で、合成や表情の変化、文字の装飾が思いのままです。Lightroomの編集機能は基本的なものだけなので、写真を変身させるほどのソフトとはいえません。

Lightroomには複数の写真を一度に編集できるメリットはありますが、高度な機能を求めるならPhotoshopがおすすめです。もちろん両方を活用するのもありです。

Part2: Lightroomから削除した写真を復元する方法

Lightroomでは間違って必要な写真を削除してしまっても、以下の方法で復元が可能です。

削除した写真ファイルを復元する
ごみ箱から復元する
データ復元ソフトRecoveritで復元する

削除から日にちが立っていなければ、Lightroomのソフト内で対処できます。Lightroom内での対処やごみ箱からの復元ができない場合、データ復元ソフト「Recoverit」 を使いましょう。それぞれの方法を解説します。

1）削除した写真ファイルを復元する

Lightroomではバージョンがデスクトップ版 2.4以降の場合、60 日以内であれば削除した写真を表示して復元することができます。

Lightroomを起動
マイフォトアイコンを左クリック
削除済みアルバムを表示する
復元したい写真を選択
復元アイコンを左クリック

ちなみに、削除済みアルバムを表示したときに、画面右上の3点アイコンを左クリックするとすべての写真を復元できます。また「すべての写真」やカメラロール、ギャラリーに必要な写真が残っている可能性もあるので、チェックしておきましょう。削除から60日以上経過している、「すべての写真」やカメラロール、ギャラリーを見ても必要なデータが見当たらない場合は別の方法を試してください。

２）ごみ箱から復元する

間違って削除した写真がWindows10デスクトップのごみ箱にある状態であれば、簡単に復元が可能です。ごみ箱に写真があるかの確認と復元は、以下の手順で行うことができます。

Windows10のデスクトップ画面でごみ箱をダブルクリック
復元したい写真を右クリック
「元に戻す」を左クリック

ごみ箱にデータが残っている可能性は低くないので、一度確認してみましょう。

★Lightroomから削除した写真を復元する手順は、以下の動画をご覧ください。

Wondershare RecoveritでLightroom写真を復元する

ガイド>

3）データ復元ソフトRecoveritで復元する

Lightroomの削除済みフォルダやデスクトップのゴミ箱に必要な写真がなければ、基本機能での復元はできません。しかし、データ復元ソフト「Recoverit」 を使えば、保存場所から直接写真を蘇らせることができます。Recoveritは以下のデバイスに対応可能で、パソコン以外の機器に保存していた写真も復元が可能です。