Windows10でEFIシステムパーティションを
削除する方法

EFIシステムパーティションはWindows10の動作するために必要な領域のため、従来の方法では削除できません。本ページでは、Windows10でEFIシステムパーティションを削除する方法を紹介します。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: HDD復元・復旧

従来の方法では削除できないWindows10のEFIシステムパーティション。EFIシステムパーティションはWindows10の動作するために必要な領域のため、普段とは異なる方法でしか削除できません。方法自体は難しくありませんが、削除するリスクがあるので注意してください。

本ページでは、Windows10でEFIシステムパーティションを削除する方法を紹介します。


EFIシステムパーティションとは

EFIシステムパーティションとは、HDDやSSDといったディスクをWindows10で使用する際に作成されるパーティションです。ディスクにWindows10のOSをインストールすると、自動的にEFIシステムパーティションが作成されます。

EFIシステムパーティションには以下のデータファイルがあり、Windows10では要(かなめ)といえます。

Windows10でEFIシステムパーティションを削除する方法

Windows10でEFIシステムパーティションを削除する場合、Diskpartを利用するのが基本的な方法です。
まず以下の手順を行い、Diskpartを利用する状態でコマンドプロンプトを起動します。

  1. 「Windows」キーと「R」キーを同時に押す
  2. 「ファイル名を指定して実行」のダイアログボックスで、「名前」の項目に「diskpart」と入力
  3. 「OK」を左クリック

コマンドプロンプトが起動したら、以下の手順を行います。

  1. ウィンドウの末尾で「list disk」と入力して「Enter」キーを押す
  2. ウィンドウの末尾で「select disk (EFIシステムパーティションがあるディスクの番号)」と入力して「Enter」キーを押す
  3. ウィンドウの末尾で「list partition」と入力して「Enter」キーを押す
  4. ウィンドウの末尾で「select partition (EFIシステムパーティションのボリューム番号)」と入力して「Enter」キーを押す
  5. ウィンドウの末尾で「SET ID=ebd0a0a2-b9e5-4433-87c0-68b6b72699c7」と入力して「Enter」キーを押す

そして最後に以下の手順を行えば、EFIシステムパーティションは削除されます。

  1. ウィンドウの末尾で「list partition」と入力して「Enter」キーを押す
  2. ウィンドウの末尾で「select partition (EFIシステムパーティションのボリューム番号)」と入力して「Enter」キーを押す
  3. ウィンドウの末尾で「delete partition override」と入力して「Enter」キーを押す

EFIシステムパーティションを削除できない原因

従来であれば、ディスクのパーティションは以下の方法で削除できます。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「ディスクの管理」を左クリック
  3. 表示されるウィンドウで削除したいパーティションのあるディスクを選択
  4. 削除したいパーティション(ボリューム)を右クリック
  5. 「ボリュームの削除」を左クリック
  6. 「シンプルボリュームの削除」のダイアログボックスが表示されたら「はい」を左クリック

しかし、この方法ではEFIシステムパーティションを削除できません。

EFIシステムパーティションには、Windows10を動作するシステムプログラムがインストールされています。
そのため、削除するとWindows10が正常に起動できなくなる恐れがあるため、システムが保護しているわけです。

システム保護による影響を受けないために、先ほど紹介したDiskpartを使って削除する必要があります。
またEFIシステムパーティションを削除するとWindows10が起動しないリスクがあるので、基本的に以下の状況でしか行うべきではありません。

ハードドライブから誤って削除したデータを復元する方法

Windows10を長く使い続けていると、誤った操作やシステムエラーでデータが削除される場合があります。どちらが原因でも、ごみ箱にデータが残っていないとWindows10の標準機能では復元ができません。しかし、データ復元ソフトを使うと、失ったデータの復元が可能になります。

データ復元ソフトのなかで使いやすいのは「Recoverit」です。Recoveritは簡単な操作でデータを復元できるうえに、成功率は95%を誇る高性能ソフトです。1000種類以上のファイル形式に対応できるので、どのようなデータを失っても復元できるでしょう。

以下は、「Recoverit」 でハードドライブから間違って消してしまったファイルやフォルダを復元する手順です。

まずはRecoveritをダウンロードしてインストールします。

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ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 HDDから消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 HDDの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンのHDDから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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