PC起動する時に「scanning and repairing drive」というメッセージが出る原因・修復方法

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: HDD復元・復旧

Windowsのパソコン起動して「scanning and repairing drive」と表示されるエラー。このエラーが発生するときは、ハードドライブに大きな問題が発生していると考えられます。本ページでは、PCを起動する際に「scanning and repairing drive」というメッセージが表示される原因と修復方法を紹介します。

「scanning and repairing drive」というメッセージが出た原因

「scanning and repairing drive」は「ドライブのスキャンと修復中」ということを意味します。要するに、Windowsがドライブスキャンを行っているわけです。こののエラーが発生したときは、ハードドライブに問題が発生している可能性が高いです。

ハードドライブに問題が発生しないと、Windowsが勝手にドライブスキャンを行うことはないからです。具体的に考えられる問題は以下の2つです。

・不良セクタの発生
・ハードドライブの物理的な問題（故障）

不良セクタが発生していれば復旧する可能性がありますが、ハードドライブの物理的な問題となると対処は厄介です。

「scanning and repairing drive」というメッセージが頻繫に出る時の修復方法

パソコンの起動時に「scanning and repairing drive」のエラーが発生した場合、有効な対処法は以下の2つが挙げられます。

・待ち続ける
・ハードドライブを交換してリカバリする

「scanning and repairing drive」が表示されているときはWindowsがハードドライブをスキャンしているので、とりあえず待つのが賢明です。しかし、どれだけ待ってもエラーが解消されない場合、ハードドライブの故障が考えられるので交換とリカバリが必要となります。

1）待ち続ける

「scanning and repairing drive」のエラーが発生したら、まずは待ち続けるのが賢明です。「scanning and repairing drive」が表示されているときは、Windowsがドライブスキャンを行っています。そのため、待ち続けるとドライブスキャンが完了して復旧するかもしれません。

しかし、ドライブスキャンが完了するまでの時間は、ハードドライブのデータ保存容量や状態によって異なります。数時間で終わる場合もあれば、何日もかかる可能性も否定できません。

2）ハードドライブを交換してリカバリする

何日経っても画面に「scanning and repairing drive」が表示され続ける場合、ハードドライブに物理的な問題が起きている可能性が高いです。
そのため、ハードドライブを交換のうえリカバリをする必要が出てきます。

リカバリに必要なもの

Windows10を利用している場合、ハードディスクの交換後にリカバリを行うには以下のどちらかが必要です。

・リカバリディスク
・Windowsインストールメディアが入ったDVDディスクorUSBメモリ

リカバリディスクはパソコンの購入時に付属されるものです。しかし、製品によっては付属されてない場合もあります。

リカバリディスクがない場合、インストールメディアが入ったDVDディスクかUSBメモリを作成しなければいけません。すでに作成済みであれば、そのまま利用すればOKです。

パソコンが使えないとインストールメディアの作成はできません。インストールメディアの作成ができない場合、メーカーのサポートに助けを乞うしかありません。

リカバリディスクでのリカバリ手順

リカバリディスクを使用する場合、リカバリの手順はパソコンのメーカーごとに違います。そのため、取扱説明書やメーカー公式サイトのヘルプページを参考のうえリカバリを行ってください。

インストールメディアでのリカバリ手順

インストールメディアを利用する場合、パソコンにDVDディスクやUSBメモリを取り付けて以下の手順を行います。

1. パソコンを起動
2. マザーボードのメーカーロゴが表示されたら、メーカー指定のファンクションキーを押す
3. 起動ストレージの選択画面で、インストールメディアを保存しているデバイスを選択
4. 「Press Any Key to boot from CD/DVD…」と表示されたらEnterキーを押す
5. Windows10のインストール画面が表示されたら「今すぐインストール」を左クリック
6. プロダクトキーの入力画面では何も入力せず「スキップ」を左クリック
7. ライセンス状況の画面で「同意します」にチェックを入れる
8. 「次へ」を左クリック
9. 「次へ」を左クリック
10. インストールの種類を選ぶ画面で「カスタム：Windowsのみをインストールする」を左クリック
11. Windows10をインストールしたいハードドライブを選択
12. 「次へ」を左クリック

②で押すファンクションキーは以下の通りです。

ドライブの修復で消えたデータを復元する方法

「scanning and repairing drive」のエラーが発生した場合、どの方法で復旧できたもしても保存データが消えている可能性があります。パソコンの基本的な機能では、エラーによって消えたデータを取り戻すことができません。

しかし、「Recoverit」を使えばエラーによって失ったデータの復元が可能です。

Recoveritはデータ復元技術を15年以上研究し続ける「Wondershare」が開発しています。データ復元成功率は95％で、500万人以上のユーザーから利用されるほど高性能です。無料版でのお試しができるので、性能を確かめてから購入を検討するといいでしょう。

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以下は、「Recoverit」 で故障したHDDから消えてしまったファイルを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「HDD」タブから復元したいHDDを選択してクリックします。

ステップ2 HDDから消えたファイルをスキャンします。

スキャンしたいHDDをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

ステップ3 HDDから消えたファイルをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です！

以上簡単な操作でHDDから消えた大事なファイルが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、HDDの復元だけではなく、SDカードの復元、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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