削除できないWordページを削除する方法と誤削除したWordファイルの復元方法

Wordで作成したドキュメントや資料を編集する際に、削除できない場合があります。今回は、この状況に対処する方法と誤って削除されたWordファイルを回復する方法を紹介します。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: ファイル復元・修復

文書作成ソフトWordは、Microsoft社がWindows、MacOS、Android、iOS向けに販売し、世界シェアNo.1で殆どのパソコンユーザーが利用していると言っても過言ではないでしょう。一般業務で文書作成するのは勿論のこと、学生さんがレポートや論文を作成する場合や、趣味のサークル内での資料や連絡事項などをまとめたりと、多方面で活用されています。

Microsoft officeのExcelやOffice Noteなどと並んでも、一番ユーザー数や利用目的の幅が広いアプリケーションです。Wordで作成された文書や資料を編集する際に、時々削除ができないという事が起こります。このような事態の対処方法をご説明します。また誤って削除したWordファイルの復元についてもご紹介しましょう。


Part1: Wordが削除できない時の対処法

Wordで何ページにもわたって文書作成をして、最終チェックをしている時、必要のないページを削除しようとしても、削除ができないという予想外の事態に遭遇するときがあります。解消する対処法についてご説明します。

削除したいページの前に「表」が入力されている場合

Wordは文書だけでなく、図形や記号、表などの特殊コマンドも入力できるという利点がありますが、時としてそれが編集作業に支障を来す場合があります。

例えば、Wordで表作成した際、表の最後に改行が一行入りますが、前のページ全面に表が入力されていると、その次のページの先頭に改行ができてしまいます。 この改行だけが入っているページが、削除できないという状態におちいってしまいます。このようなページを削除するには以下の方法をお試しください。

  1. 削除できない改行をクリックしてカーソルを合わせる
  2. Word画面上記メニューの「ホーム」から、〘段落〙の右下矢印をクリック
  3. 行間の〘固定値〙の間隔を1pt にしてOKをクリック

また、次の方法もあります。

  1. 上記メニューの〘レイアウト〙をクリック
  2. 左側の〘余白〙をクリックし〘ユーザー設定の余白〙を選択
  3. 〘余白の設定〙で下の余白を狭くする

・編集記号を表示させ、見えない設定を削除する対処方法

削除したいページ内に、入力した覚えのない「編集記号」がある時、Word画面上は表示されていないので、それが原因でWordのページが削除されないということも考えられます。その場合の削除の方法は以下の通りです。

  1. Word画面上記のメニューの 「ホーム」をクリック
  2. 〘段落〙 にある「→↲」にカーソルを合わせると「編集記号の表示/非表示」が表出する
  3. クリックすると文書内のアイコンが表示される(グレーの時は表示になっており、グレーでないと非表示)
  4. 編集記号の表示後、削除したいページ内に空の段落、セクションの区切り、改ページが入っていないかを確認
  5. 入力されている編集記号を「Back Space」や 「Delete」で削除

Part2: 削除したワードファイルを復元したい場合の復元方法

Word文書の編集作業中に誤ってファイルを消してしまったり、突然の停電やシステム障害などで、ワードファイルが消えてしまったら困りますよね!復元する方法にはどうすればいいのでしょうか?一般的な方法をご紹介します。

・先ずはゴミ箱を確認

パソコンで消失したファイルなどは、大体ゴミ箱に収納されている事が多いので、先ずはゴミ箱をクリックして削除されてしまったワードファイルを探してみましょう。見つかったら右クリックして〘元に戻す〙を選択すれば復元します。

・一時ファイルを検索する

  1.  [スタート] または [検索] アイコンを選択し、検索窓に 「.tmp」と入力して Enter キーを押す
  2. 上部ツールバーで、[ドキュメント] を選択します。
  3. 全てのファイルをスクロールして、一番最後に編集した文書の日時と一致するファイルを探す

・「~」 ファイルを検索する(Windows 10 および Windows 7に対応)

   ① [スタート] または [検索] アイコンを選択し、検索窓にチルダ文字 (~) を入力

   ② ③ は「一時ファイルを検索する」と同様

・データ復元ソフトを利用する

もっと簡単に閲覧履歴や、行方不明になったファイルを復元する方法として「データ復元ソフトRecoverit(リカバリット)」をおすすめします。【Wondershare Recoverit】データ復元ソフトは、Windowsパソコンから失われたファイルと削除されたファイルを3ステップと数分で復元可能です。1000種類以上のデータ形式を対応できます。パソコン、ごみ箱、内蔵ハードドライブ、 外付けストレージメディア、さらにはクラッシュしたパソコンからデータを復元することができます。

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Recoveritで消えたWordファイルを復元する手順

ステップ1 消えたWordファイルの元保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたWordファイルの元保存場所を選択してクリックします。

場所を選択

ステップ2 消えたWordファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ファイルをスキャン

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。

ファイルを復元

消えたWordファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、Wordファイルの復元だけではなくSDカード外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。

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