audacity録音できない/保存できない
問題への解決方法

Audacityを使って、パソコンから流れているオンライン音楽、ラジオの音声などを録音する方が多いでしょう。Audacityで録音できなかったり、録音ファイルの保存ができなかったりするときがどうすればいいのか。本記事では、ご解決法を紹介します。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: ファイル復元・修復

パソコン上で音声や音源を録音したい時、オープンソースの素材の中では、Audacityはおすすめの音声データ編集ソフトです。プロも納得の、多機能なマルチトラックに対応する画期的ツールです。ただ、時々Audacityで録音ができない、録音ファイルの保存ができないなどの問題に直面することがあります。そんなときの解決方法をまとめてみました。

Part1: audacityの使い方について

まずは、Audacityをダウンロードして、インストールしてみましょう。(※フリーソフトなのであくまでもは自己責任でお願いします)ご自身がお使いのOSを選択し、一番上にあるインストーラーのリンクをクリックすればダウンロードがはじまります。( 例:Windowsはexeファイル。Macはdmgファイル

Audacityを起動すると、【エフェクトの登録】という画面が表示されます。この画面では有効化したいプラグインを選択し、右下にある「有効化」ボタンをクリックすることでAudacityの設定へと進めます。初期設定としては、「デバイス」や「再生」、「録音」、「品質」などの項目をクリックして、ニーズに応じて選定しましょう。通常は、「デバイス」の「ホスト」を「MME」にして、「品質」の「サンプリング周波数」を「44100Hz」、「サンプル形式」が「16bit」に設定すれば、存分に機能します。

Audacityでマイクからの音声を録音する
会議の音声や、自分の歌声などマイクを通して録音したい時の手順をご説明します。

  1. 上部メニューにある「ホスト」を「MME」に選択して、マイクの形をした「録音デバイス」を「Microsoftサウンドマッパー」にする
  2. 操作ボタンの赤丸の「録音」ボタンを押す、または「R」キーを押すとAudacityでの録音が開始される。(この時「SHIFT」キーを押しながら、「録音」ボタンを押すと、現在トラックにそのまま追加で録音することも可能)
  3. 「停止」ボタンを押せば録音が終了する

Audacityでパソコン上の音を録音する
Audacityを使って、パソコンから流れているオンライン音楽、ラジオの音声などを録音したい場合の手順をご説明します

  1. 「ホスト」を「Windows WASAPI」に選択して、「録音デバイス」はPCや録音時の状況によって、「Microsoft サウンドマッパー」お使いのサウンドカードを選択
  2. パソコン上の音とマイクの音を同時に録音(MIX)したい場合は「録音デバイス」を「ステレオミックス」を選択すればOK
  3. 設定後「録音」ボタンをクリックで、Audacityでパソコン上の音声を録音が開始され、「停止」ボタンで、録音を終了

※ 録音時にはAudacityの画面に波形のようなものが表示されます。もし、表示されないなら「録音デバイス」の選択が間違っているという理由が考えられます。 

Part2: audacity録音できない問題への対処

録音ボタンをクリックしても、Audacityで録音できない問題が起きることがあります。Audacityが接続されたオーディオデバイスを認識できない、またはAudacity画面上の波形編集トラックに、フラットラインが表示されていると録音状態ではありません。Audacityが録音できない問題を解消するには、次の方法をお試し下さい。

① ↓のようなエラーメッセージが表示される

 Error opening sound device.
Try changing the audio host, recording device and the project sample rate.

② パソコンのマイク設定を変更してみる

③ ②と同様にマイクの設定変更方法ですが、以下のやり方でもできます

Part3: audacity録音ファイルを保存できない際の対処方法

通常、Audacityで録音されたファイルは、WAVという方式で保存されます。パソコン上に格納した際の拡張子は、.wav と表示されます。ファイルの保存方法は次の手順で行います。

① プロジェクトファイルを保存
この方法では、パソコンに読み込んだ音声などを非圧縮で保存することが可能です。(音質の劣化が防げます)

② プロジェクトの圧縮されたコピーを保存
読み込んだ音声などを非可逆圧縮ロス圧縮)してから保存します。それによって、音質が劣化します。

①②どちらのやり方で保存しても、パソコン上「C : 」では .aup と表示されます。

ところが、以前保存しておいた録音ファイルを編集しなおして、再度保存しようとすると、「ファイルWAV(Microsoft)の書き込み中にエラーが発生しました(disk fullの可能性もあります)・・・・」というメッセージが表示されて、保存ができない事があります。編集時に、自動的になんらかの「変更」が書き込まれて、再度保存する際に読み込めないというのが原因です。

対処方法としては、保存したい音声データのファイルのプロパティ画面から「メタデータの編集」というタブをクリックして、一覧表の中に何らかの「文字」が入力されていないか、確認してみましょう。もし、文字があればそこにカーソルをあわせてダブルクリックすれば消せます。文字などは全部消去しましょう。

豆知識:audacityファイルが消えた後の復元方法

Audacityファイルが編集作業中や、なんらかの原因で消えてしまったら、焦ってしまいますよね。どうすれば復元できるのでしょうか?以下にご紹介する「データ復元ソフトRecoverit(リカバリット)」で、解消しましょう!

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Recoveritで消えたAudacityファイルを復元する手順

ステップ1 消えたAudacityファイルの元保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたAudacityファイルの元保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

場所を選択

ステップ2 消えたAudacityファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ファイルをスキャン

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。

ファイルを復元

消えたAudacityファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、Audacityファイルの復元だけではなく、SDカード外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。

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