皆さんはストレージの管理を行っているでしょか。ストレージが圧迫されるとアプリやパソコンの挙動がおかしくなって不具合が出やすくなってしまいます。もし要らないファイルは消しているはずなのに容量が圧迫されているとお悩みの方は、一時ファイルが存在していないか疑ったほうがいいかもしれません。
本記事ではこの一時ファイルについて解説しますので、お困りでしたら是非参考になさってください。
まず一時ファイルとはどういったものかご存知でしょうか。一時ファイルは「tmpファイル」とも呼ばれるファイルで、拡張子は.tmpとなっています。tmpは「temporary」の略で、一時的という意味です。
ではこの一時ファイルがどのような時に発生するのかと言うと、ソフトウェアを利用した作業中にデータを一時的に作成と保存するときに作成されます。基本的に処理が終了すれば削除されるファイルですのであまり気にする必要はありませんが、異常終了や処理の中断などによって削除されずにそのままパソコンにファイルが残ることも稀にあります。そのような場合、ストレージを圧迫する要因ともなりえますので、定期的に確認、削除する必要があります。
それではWindowsで一時ファイルを削除する方法を述べていきましょう。
Windowsに標準搭載されているディスククリーンアップはPC内のデータの整理を自動で行ってくれる機能です。ゴミ箱のファイルや一時ファイルといった蓄積された不要なファイルを一括で整理してくれます。
以上で一時ファイルの削除が開始されます。
Windows10には、「ストレージセンサー」という不要なファイルを自動でクリーンアップしてくれる機能があります。
以上で設定は終了です。しかしより詳細な設定をする場合、上記に続いて以下の手順を参考にしてください。
「今すぐクリーンアップ」の横にチェックマークが付いたならクリーンアップは完了しています。ストレージセンサーの機能を有効にすると、tempフォルダ内の一時ファイルは自動的で削除されていきます。特に一時ファイルを残したい理由がないのなら設定したほうが便利でしょう。
一時ファイルはストレージを圧迫する可能性がありますので定期的に消す必要がありますが、残っていると役立つこともあります。例えばExcelやWordなどで作業中のデータを消してしまった場合、一時ファイルを利用すれば簡単に復元させることができます。ただしこの一時ファイルを削除してしまっていた場合、復元させるためにデータ復元ソフトを使う必要があるでしょう。
こちらではRecoveritというデータ復元ソフトをおすすめさせていただきます。Recoveritは直感的かつ簡単な操作と高い復元能力が特徴です。互換性も高くほとんどすべてのファイル形式に対応しており、一時ファイルも問題なく復元させることができます。無料体験版があるため実際の操作を確かめることができ、なれていない方にも気軽にお試しいただけるソフトです。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長