Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
お使いのWindowsのパソコンに、いきなりkernel32.dllエラーというメッセージが表示され、パソコンの動作に支障を来すことが起こります。あまり聞き慣れない「kernel32.dll」とはどんなエラーなのでしょう?
また、このエラーが表示されたら、どのように対処していけばいいのか?など、今回は「kernel32.dll」エラーについて修正方法も含めてご説明します。
Kernel32.dllとは、Windows OSの重要な部分である、ダイナミックリンクライブラリファイルです。オペレーティングシステムの重要なコンポーネントで、Windows XP(32ビットおよび64ビット)、Vista、およびWindows10、8.1、8、7用に設計された32ビットダイナミックリンクライブラリです。
少し専門的な内容になりますが、dllは「動的リンク」の事で、各モジュールに必要なプログラムコードの実体すべてを含めず、プログラムの実行開始時にローダーによって、初めて他のモジュールと結合する方式を表します。dllを使用する事で、コードのモジュール化、コードの再利用、効率的なメモリ使用量、ディスク領域の削減を促進できます。
オペレーティングシステムとプログラムの読み込み速度が速く、実行時間が短縮され、コンピューター上のディスク領域が少なくなるという利点が見込めます。このファイルは、他のアプリケーションがこの領域を占有しないようにするために、Windowsの起動時に保護メモリ領域にロードされます。Windows OSにおいて、重要なファイルであると同時に、時々トラブルの元になることがあります。
Kernel32.dllエラーが発生する原因として、
などが考えられます。また、kernel32.dllのファイルの破損は、Microsoft Officeの読み込み中に停電が発生した場合や、kernel32.dllの読み込み中にシステムがクラッシュした場合なども起こる現象です。そして、お使いのパソコンのストレージメディア(プライマリハードドライブ)の不良セクタによる場合の可能性もあります。
常日頃から、アンチウィルスを最新の状態に保ち、定期的にスキャンすることが重要です。
Kernel32.dllエラーをWindowsパソコンで修正する方法についていくつかご紹介します。
★パソコンの再起動
kernel32.dllエラーは、単なる偶然で起きるケースがあります。お使いのパソコンを再起動することで、漸次的な発生かどうか確認できます。
★プログラムを再インストール
パソコン初心者でも可能は修正方法としては、エラーを引き起こしているプログラムを再インストールです。プログラムで利用可能なサービスパック、またはその他のパッチがある場合は、それらをインストールします。唯一の原因が問題点の場合は、特定のプログラムの使用を停止する必要があります。
★SFC(システムファイルチェッカー)スキャンの実行
Windowsに予め設置されている、WindowsSFC(システムファイルチェッカー)ユーティリティを実行することで、パソコンのシステムファイルを自動的にスキャンし、必要に応じて修復することができます。
★マルウェアスキャンの実行
一部の特定のコンピュータウイルス/マルウェアは、パソコンへの損傷の一部として、何らかのエラーを引き起こす場合があります。WindowsDefender、もしくは信頼できるサードパーティのマルウェアスキャンツール使用して、システム全体のウイルス対策スキャンを試してみましょう。
もし、深刻なレベルのトラブルならば、起動時にWindows Defenderオフラインスキャンを実行してシステム回復を試しましょう。
★Thumbs.dbファイルを修復
Kernel32.dllエラーの特徴の一つとして、アクセスしようとしているフォルダまたはサブフォルダ内の破損した「thumbs.dbファイル」が原因のケースも考えられます。以下の手順で修正してみてください。
Kernel32.dllエラーで紛失したデータやファイルなど簡単に復元できるツールとはなんでしょう?現代社会における我々はこういうのを考えたことはありませんか。個人としての対処方法は、専門なデータ復元ソフトを使うことです。
長年愛用されるのは、WondershareのRecoverit(リカバリット)というソフトです。異なるWindowsまたはMacデバイス、およびHDD、SSD、外付けハードディスク、フロッピーディスク、USBフラッシュドライブ、メモリカード、デジタルカメラなどのストレージデバイスからデータを復元できます。
操作手順も3ステップで完了でき、復元したいデータを特定し、プレビューすることもでき、とても便利な復元ソフトです。そして、最も気に入ったところはスキャンプロセスが完了するまで待つ必要がないため、修復作業がより効率的になります。せっかちな私にも申し分ありません。
修復作業がより効率的にしたいなら、Recoveritの導入をおすすめです。
以下は、「Recoverit」でKernel32.dllエラーで消失したデータを復元する手順です。
パソコンで「Recoverit」を起動してから、削除したファイルの元場所を選択します。ここでは、「HDD」タブでハードディスクを選択するか、[場所]タブでデスクトップを選択してください。「開始」をクリックして、選択した場所をスキャンし始めます。
「開始」ボタンをクリックして、パソコンから消えたデータをスキャンし始めます。スキャン終わった後、見つけたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
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内野 博
編集長