Feb 17, 2025 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
WindowsPCを使っていて、「ブルースクリーン画面」と呼ばれるエラー画面に遭遇したことはありますでしょうか。経験された方は苦い記憶が焼き付いているという方も少なくないでしょう。今回はそんなブルースクリーン「stop 0x000000ed」の解決方法をお伝えします。
ブルースクリーンとはどういう状態のことを指しているのでしょうか。ストップコード「stop_0x000000ed」とは、起動時に出てきてしまったブルースクリーン時に出されるエラーコードのひとつです。こうなってしまうとデスクトップ画面までいけないのでパニックになってしまう方も多いことでしょう。ブルースクリーンになってしまったらまず試すことはWindows7以降のOS起動中にセーフティーモードで起動できるかを試すことです。
できればコマンドプロンプトでチェックディスクを試してみましょう。やり方は「chkdsk /f」「chkdsk /r」と打つだけです。それでも直らなければHDDの交換をしたのちにリカバリ作業をして直せるか試してみましょう。ブルースクリーンが出てしまった際はしっかりとエラーコードも確認してから適切な対処をしていきましょう。
ブルースクリーンが出たからと言って、壊れたからPCをたたいたり揺すったりして直そうとするのはやめましょう。アナログ機械であれば接触不良もあって昔のブラウン管テレビのように映りが戻ったりしたかもしれませんが、PCは精密機械なので叩けば壊れます。
どうしてブルースクリーンが出てきてしまったのでしょう。その理由や原因にあたることがエラーコードとして出てきます。今回の「0x000000ed」というコードは、ディスクドライブの読み取りパターンの最適化の際にエラーが発生したということを教えてくれているエラーコードです。
ディスク上のデータの書き込み場所に応じてディスクの書き込み速度を可能な限り速いレベルに保つために、キャッシュ ルーチンが無効なデータを書き込むことがあるのですが、その際タイミングウィンドウが開かれてしまい、この時に書き込みが完了していないとNTFS ファイル システムの重要なテーブルが破損する可能性があるのです。
「0x000000ed」というコードはドライブディスクが読み取りができない状態、破損してしまったかもしれず読み取ることができないというエラーコードに当たるわけです。HDDの場合は読み込みが遅くなったり、何らかの不具合が予兆として現れてから不具合が現れて破損を起こすような壊れ方をしますが、SSDの場合は急にこのような不具合が出てきてしまうのでディスクチェックなどを定期的にしておくことが大事です。
「0x000000ed」というエラーコードが出て、ブルースクリーンになってしまった場合、どのように修復することが可能かを解説します。Windows XPの場合は更新しなければいけない項目もあり異なりますが、Windows7以降であれば以下のことを試せます。
OS画面が現れたらF8を押して指示に従いセーフモードを起動できるかを試しましょう。
セーフモードで起動したらコマンドプロンプトを起動(セーフモードで起動できなくてもブルースクリーン画面からコマンドプロンプトを起動できる場合もあります)して、「chkdsk /f」「chkdsk /r」を実行して修復を試みましょう。
ディスクの名称がドライブの中にあればディスクとしては読み取られているので回復コンソールを使って修復できるかを試みましょう。コンピューター再起動時OS画面でF8を押して、「詳細ブートオプション」画面で「コンピューターの修復」を用いる方法です。
それでもエラーが出て起動できない場合、そもそもboot画面の時にドライプが接続されていないようなことになっていた場合は新しいドライブを用いる必要があります。
Part3で解説しましたことを実行してみてもダメだった場合はデータが消えてしまった可能性も高く、他のドライブディスクを用いて新しくWindowsを入れなおしてから故障してしまったと思われるドライブをリカバリーソフトを用いて復元するという方法があります。
そのソフトは「Recoverit」 というソフトで、今までのような難しい作業も必要なく、Recoveritをダウンロードしたら消えてしまったと思われるドライブを選択して指示に従い復元を進めることができます。
OS起動時画面からboot画面に行った際に、ドライブの名称がなかった場合はPCが既にドライブディスクとして反応していないのでその場合は難しいかもしれませんが、接続さえされていればこのRecoveritというソフトで復元することが可能になります。
以下は、「Recoverit」 でstop 0x000000edエラーで削除したWinファイルを復元する手順です。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、新しいインターフェースでは、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「HDD」タブでハードディスクを選択するか、「場所」タブでデスクトップを選択してください。
スキャンしたいハードディスクをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。新バージョンではスキャンの時間を大幅に短縮するバージョンアップを行いました。また、スキャン結果はリアルタイムで表示されます。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
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内野 博
編集長