Macを使い続けていると、知らない間にファイルが重複してストレージ容量を圧迫している場合があります。 重複ファイルはMacの基本機能で削除はできますが、とても手間がかかるのが難点です。しかし、重複ファイルを削除するソフトを使うと、手間を大きく削減できます。
本ページでは、Macで重複ファイルを削除できるソフトのおすすめを紹介します。
効率良くMacの重複ファイルを削除したい場合、以下の5つがおすすめソフトとして挙げられます。
それぞれの製品の機能を紹介のうえ、メリットとデメリットを解説します。
Czkawkaはパソコン内で以下のファイルを検索できる無料ソフトです。
似ている写真や重複した音楽データの検索も可能で、重複ファイルを効率良く削除できるでしょう。
しかし、検索機能が豊富であるため、操作に慣れるまでは経験が必要です。操作に慣れてしまえば、ピンポイントで不要なファイルを削除できる優れものになります。
メリットとデメリットは以下の通りです。
メリット |
・重複したファイル名やサイズで検索が可能 |
デメリット |
・機能が多い反面、把握まで時間がかかる |
CCleanerは定番と言われているシステムクリーナーソフトです。一時ファイルを削除するのがメインのソフトですが、重複ファイルの削除にも対応しています。
重複ファイルファインダ機能があるので、必要ない重複ファイルをすぐ見つけて削除できるのがメリットです。しかし、ソフト上でファイルのプレビューができないため、ファイル内容の確認は手間となるでしょう。
メリットとデメリットをまとめると以下の通りです。
メリット |
・初心者でも使いやすい操作性 |
デメリット |
・ファイルのプレビューはできない |
Duplicate File Finderは重複ファイルの検知率が高く、Macに接続している外付けデバイスからもデータを削除できます。またMac向けに開発されており、写真はもちろんiTunes関連の重複ファイルもなんなく発見が可能です。
メリットとデメリットをまとめると以下の通りで、Macでしか利用できない点には注意してください。
メリット |
・わかりやすい設計で初心者でも使いやすい |
デメリット |
・Macでしか利用できない |
AdwCleanerはスパイウェアや必要ないレジストリを削除する用途がメインのソフトです。重複ファイルの検知や削除する機能はありませんが、使われていないファイルを削除することで空き容量を確保できます。
しかし、あくまで使われていないファイルを検知するので、重複ファイルが新しい場合は検知されません。重複ファイルを1つ残らず削除したい場合、重複ファイルを検知できるソフトを使うのが望ましいです。
メリットとデメリットをまとめると以下の通りです。
メリット |
・処理による負荷が軽め |
デメリット |
・重複ファイルが生成されて間もないと削除されない場合がある |
MacKeeperは操作が簡単で初心者向きのソフトといえます。操作はとてもシンプルなので、PC操作に自信がない人は検討する価値があります。しかし、フォルダの検索や削除しかできず、他のソフトと比べると検索速度が遅いのが難点です。
メリットとデメリットをまとめると以下の通りです。
メリット |
・ストレージシステムをクリーニングするためのツールボックスがある |
デメリット |
・高度な機能はサブスクリプションを取得しないと利用できない |
Macの重複ファイルを定期的に削除するメリットは、ストレージの空き容量を確保できる点です。
Macでは知らない間に重複ファイルが生成され続け、気が付いたらストレージの空き容量が少なくなっている場合があるからです。
重複ファイルが生成される要因は以下の4つです。
③と④は注意すれば防げるかもしれませんが、①と②はソフトの仕様によるものなので避けられません。そのため、定期的に重複ファイルを削除しないとストレージの空き容量がなくなるわけです。
ストレージの空き容量が少なくなると、Macの動作が重くなります。いつまでも快適にMacを使うために、重複ファイルの定期的な削除が必要なわけです。
Macで重複ファイルを削除していると、間違って必要なファイルまで消してしまう場合があります。ソフトを使ってファイルを削除するとごみ箱には残らないため、元通りにするにはデータ復元ソフトが必要です。このようなシーンでは「Recoverit」 が役に立ちます。
RecoveritはMacでも利用でき1000種類以上のファイル形式に対応しているので、あらゆる写真や動画、書類ファイルを復元できます。操作手順は3ステップだけと簡単なので、初心者の人でも戸惑うことはありません。
まずはRecoveritをダウンロードしてインストールします。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長