Macからデータを完全に消去する方法

Macを手放す人は、必ずデータを完全に削除しましょう。データが残っていると、第三者にプライベートを見られる可能性があります。最悪、個人情報を悪用される可能性もあり危険です。今回は安心してMacを手放せるために、データを完全に削除する方法を紹介します。

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内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: Macデータ復元

Macを手放す人は、必ずデータを完全に削除しましょう。データが残っていると、第三者にプライベートを見られる可能性があります。最悪、個人情報を悪用される可能性もあり危険です。

今回は安心してMacを手放せるために、データを完全に削除する方法を紹介します。もしものときのために、データの復元方法もいくつか知っておきましょう。パソコンの操作が苦手な人は、データ復元ソフト「Recoverit」がおすすめです。


Part1:完全消去とは?

Macにあるデータの「完全消去」とは、言葉どおり「完全に消去してしまう」ことです。Macは現在も世界中で非常に人気のあるデバイス。必要なくなったMacの売却や譲渡、下取りが、企業だけでなく個人の間でも盛んに行われています。

もしもデータを完全に削除できていない場合は、非常に危険と考えるべきでしょう。Macに保存されているデータの中には、非常に多くの個人情報が詰まっています。

  1. プロフィール
  2. 位置情報
  3. クレジット情報
  4. 各種ID・パスワード
  5. 趣味趣向

第三者に見られて恥ずかしい思いをするだけではありません。個人情報を悪用されると危険もおよびます。不正ログインや不正購入を防ぐために、Macを手放すときは必ずデータを完全に削除しましょう。

Part2:Macからデータを完全に削除する方法

Macからデータを完全に削除する方法を紹介します。通常、Macでデータを削除するには「ゴミ箱」が便利。一部のデータを簡単に消去する方法としておすすめです。

しかし完全に削除するとなると、データを簡単に復元できない状態にする必要があります。いくつか方法を紹介するので、参考にしてください。

①:一部のデータを完全に削除する

Macにかかわらず、全パソコンに必ず備わっているアプリ「ゴミ箱」を使えば一部のデータを選んで削除できます。ゴミ箱は不要になったデータを削除するアプリです。データをゴミ箱に入れて一定期間経過後、または操作で完全に削除されます。

一部のデータだけであれば、最もシンプルで手早く削除できる方法です。不要なデータをゴミ箱までドラッグ&ペーストするだけです。完全に削除するには、「ゴミ箱」から「ゴミ箱を空にする」を選択します。ゴミ箱の中に存在するすべての削除候補データを、ただちに削除する機能です。一部のデータを「手っ取り早く削除したい」「簡単に削除したい」と悩む人におすすめします。

ゴミ箱を空にする方法は、以下の手順です。

手順1.「ゴミ箱」を右クリックする

手順2.「ゴミ箱を空にする」を選択すると削除される

「ゴミ箱を空にする」を選択すると削除される

②:すべてのデータを完全に削除する

すべてのデータを完全削除するには、Macの標準機能を使いましょう。特別なソフトやアプリは必要ありません。誰でも完全削除が可能です。またすべてのデータを完全に削除する方法は、Macを手放す際の必須作業でもあります。Macの売却や譲渡、下取りに出すときにデータが残っていると非常に危険です。知らない人にプライベートを知られたり、悪用されたりする可能性があるため注意しましょう。

またデータを完全に削除しても、ペアリングやユーザー設定は残る可能性があります。そのため売却や譲渡する場合は、初期化とは別操作で削除が必要です。すべてのデータを完全に削除する前に必要な作業は、以下の6つです。

  1. データのバックアップ
  2. iTunesからのサインアウト
  3. iCloudからのサインアウト
  4. iMessageからのサインアウト
  5. NVRAMのリセット
  6. Bluetoothの解除

手順1.Mac の電源を入れ「command」と「R」キーをAppleロゴが表示されるまで押し続ける

手順2.「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」を選択する

ディスクユーティリティを選択し、「続ける」を選択する

手順3.「Macintosh HD」を選択する

手順4.ツールバーの「消去」ボタンをクリックし名前を「Macintosh HD」、フォーマットを「APFS」 または「Mac OS 拡張」と入力する

Macintosh HDまたは「Mac OS 拡張」と入力する

手順5.「消去」を選択する

手順6.Apple ID を入力する

手順7.「ユーティリティ」に戻り、「macOSを再インストール」を選択すると完了

macOSを再インストール

Part3:豆知識:Macから削除されたデータを復元する方法

Macから削除されたデータを復元する方法を紹介します。完全削除のために操作する中で「必要なデータまで削除してしまった」とお困りの人におすすめです。ただし前述した操作は復元不可能にすることが前提。そのため、場合によっては完全に削除済みのデータは復元できない可能性もあります。どうしても必要なデータを復元したいときの参考として試してみましょう。

方法①:「元に戻す」機能を利用する

一時的にデータを削除した程度であれば、「元に戻す機能」が便利。操作方法も非常に簡単です。ゴミ箱に備わっている機能で、「ゴミ箱を空にする」を選択していなければデータを元に戻せます。

ゴミ箱のデータを元に戻す方法は、以下の手順です。

手順1.「ゴミ箱」を選択する

「ゴミ箱」を選択する

手順2.戻したいデータを右クリックし「戻す」を選択すると完了する

戻したいデータを右クリックし「戻す」を選択すると完了する

方法②:「Time Machine」で復元する

「元に戻す」の意味といえば「Time Machine」も非常に便利な機能です。ゴミ箱の「戻す」とは違い、Mac全体の設定やデータを元に戻します。正確には、名前のイメージどおり過去の状態までさかのぼって反映する機能です。ゴミ箱を空にしてしまったときやウイルス感染したとき、OSアップデートを失敗したときなど多岐に使用できます。今回は指定したデータを復元する方法を紹介します。

Time Machineで指定したデータを復元する方法は、以下の手順です。

手順1.Launchpadから「Time Machine」を起動する

Launchpadから「Time  Machine」を起動する

手順2.復元したいデータとバックアップデータ日付を指定し、「復元」を選択すると完了する

「復元」を選択すると完了する

方法③:データ復元ソフトを利用する

「ゴミ箱を空にしてしまった」「バックアップデータがない」という人は、復元ソフトをおすすめします。復元に特化したソフトなだけあり、使いやすさと機能性は標準の復元機能よりも快適です。

中でも「Recoverit」は、パソコン初心者でも使いやすい復元ソフト。直感的に操作が可能な画面や、あらゆるデバイスとデータに対応できる機能性がメリットです。復元にお困りの人であれば、Mac操作の得意・不得意にかかわらず使用できます。

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「Recoverit」 でMacから削除されたデータを復元する手順

ステップ1 復元場所を選択します。

Macで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 お使いのMac消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 Macから消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でMacから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、Macの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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Recoverit - 強力なMac復元ソフト

    • PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したデータを復元

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