Windows10で未割り当てになったHDDの復元

Windows10でHDDが未割り当てと表示され、操作できないのはなぜでしょうか。本記事では、その原因とHDDデータを紛失する場合の対処法をご紹介します。

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内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: HDD復元・復旧

Windows10でHDDが未割り当てになると、保存したデータの読み込み操作ができなくなります。HDDが未割り当てになったときは、ファイルシステムエラーやウイルス感染が主な原因です。最悪の場合はHDDが破損か故障しているかもしれません。

本ページでは、Windows10でHDDが未割り当てになったときの原因と復元方法を紹介します。失ったファイルの復元方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

Part1:HDDが未割り当て状態になった原因

Windows10でHDDが未割り当てと表示されて操作できないときは、以下5つの原因が考えられます。

HDDが破損や劣化していない場合、ファイルシステムエラーかウイルスからの攻撃が原因である可能性が高いです。落下などでHDDに衝撃を与えて覚えがあるのなら、物理的に損傷しているかもしれません。何年にも渡って同じHDDを利用している場合、劣化も原因として考えられます。

Part2: 未割り当てになったHDDを修復する方法

HDDが未割り当てと表示され、データの読み込み操作ができないときは以下の方法で対処してみましょう。

それぞれの対処法を回復します。

★HDDのドライバーを更新

HDDのドライバーが古いせいで、未割り当てと表示される可能性があります。そのため、HDDのドライバーバージョンを更新してみましょう。HDDのドライバーは以下の方法で更新できます。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「デバイスマネージャー」を左クリック
  3. デバイスマネージャーのウィンドウで「ディスクドライブ」を開く
  4. 利用しているHDDの名前を右クリック
  5. 「ドライバーの更新」を左クリック

★CHKDSKコマンドを使ったファイルシステムエラーの修正

ファイルシステムエラーが発生してHDDが未割り当てとなっている可能性もあります。そのため、ファイルシステムエラーの修正を試してください。ファイルシステムエラーはコマンドプロンプトで「CHKDSK」コマンドを行うと修正できるかもしれません。CHKDSKコマンドでは、HDDの状態確認とエラーの修正が可能です。

Windows10でCHKDSKコマンドを行う方法は以下の通りです。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
  3. 「コマンドプロンプト」を左クリック
  4. 表示されるコマンドプロンプトのウィンドウで、末尾に「cmd」と入力してEnterキーを押す
  5. ウィンドウの末尾で「chkdsk g: /f /r /x」と入力してEnterキーを押す

★セキュリティソフトの活用

ウイルスの攻撃を受けてHDDが未割り当てと表示されている可能性もあります。特にWindows10のパソコンにセキュリティソフトを入れていない場合、ウイルスの攻撃を受けている可能性は高いです。セキュリティソフトを使っていない場合、パソコンにウイルス対策ソフトを導入して対処しましょう。

ウイルス対策ソフトを入れるだけで、HDDが未割り当てと表示されなくなる期待値は高いです。

★HDDのパーティション再作成

HDDのパーティションを再作成する方法もありますが、サードパーティ製のソフトウェアが必要です。パーティション作成ソフトは無料で利用できるものが多いので、どの方法を試しても問題が解決しない場合は試してみましょう。ただし、パーティションを再作成するときは、不良セクターが発生していないか確認が必要なので注意してください。

不良セクターのチェックは先ほどご紹介したCHKDSKコマンドで行えます。

Part3: 未割り当てになったHDDからデータを復元する

HDDが未割り当てと表示されると、保存していたデータを失う可能性が出てきます。Windows10の基本機能では、失ったデータを復元することができません。しかし、Wondershareの「Recoverit」 を使えば、失ったデータの復元が可能です。Recoveritは復元成功率が95%以上を誇るデータ復元ソフトで、HDDが未割り当てと表示されたときでも活用できます。

RecoveritではHDDが未割り当てと表示されるパターンの他の、以下の原因によってデータが消去されたときも復元ができ便利です。

操作方法は難しくなく、簡単な3ステップでデータを復元できます。ぜひお試しください。

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以下は、「Recoverit」 でHDDデータを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「HDD」タブでハードディスクを選択するか、「場所」タブでデスクトップを選択してください。

スキャンしたいハードディスクをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ファイルの保存先を選択

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいファイルをスキャン

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元されたいファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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