Wordファイルが文字化け問題の発生原因と
修復方法

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: ファイル復元・修復

Wordは、パソコンユーザーには欠かせない文書作成アプリケーションですね。Wordで作成された文書は時々、「文字化け」という困った事が起こります。このような事態の対処方法をご説明します。また誤って削除したWordファイルの修復についてもご紹介しましょう。

Part1: Wordファイルが文字化けした原因

ワードファイルが文字化けする原因には様々な原因が考えられます。以下の挙げる事例が、おおまかな原因とされております。

・作成時に使ったワードのバージョンと、開いた時点でのバージョンが違う

Wordは数年ごとに新バージョンを開発して、販売するOfficeツールです。以前はWindows製のパソコンにはMicrosoft officeのツールとして無料でワードが使えていましたが、Office2010からは製品パックを購入する「買い切り型」の販売になり、最近ではMicrosoft365という製品を定額制（サブスクリプション）としてユーザーに広めています。

ご利用の買い切り型Wordのバージョンが古すぎると、決められたサポート期限が過ぎてしまい、プログラムの不具合の修正、セキュリティ面の脆弱性への対応、新機能の追加などのサポートが受けられなくなり、Wordとしての使い勝手に問題が発生します。文字化けの原因としては、作成時のWordのバージョンと、Wordファイルを再度パソコン上で開いた時のバージョンが違うと文字化けが発生するパターンが考えられます。

・ファイルの拡張子の違い

Wordを作成するとファイルの拡張子は「.docx」となっているはずです。何らかの手違いでそれをExcelファイル形式で開いたりすると、Word内の文書が読み込めずに文字化けを起こします。

・文字コード（ワードエンコード）の違い

「メモ帳」や「OpenOffice」などの簡単なツールで文書作成をして、後でWordに入力し直そうとすると、文字化けすることが時々あります。これは、文字コードの違いや文字コードの混在などの理由で文字化けが起こるのです。

・Wordファイル自体の破損が原因

保存した時点で何らかの理由で、Wordファイル自体が破損していることで、文字化けが起こってしまいます。

Part２: Wordファイルの文字化けを直す方法

文字化けしたWordファイルを直す方法はあるのでしょうか？ちょっとの知識と手間で、ご自身でも修復できる方法がありますので、ご紹介しましょう。

・バージョンの互換性を修復

1. 文字化けしたWordファイルを右クリック→一番下の「プロパティ」をクリック
2. プロパティのダイアログが出てくるので「以前のバージョン」というタブをクリック
3. 以前のバージョンが存在する場合は、リストが表示されるので、対応するバージョンを選んでクリック

・Word画面内の「開いて修復」という機能を使う

1. Wordの一番左「ファイル」のタブをクリック→左側の青い部分の「開く」をクリック
2.  [コンピュータ] を選択→フォルダのような形をしたアイコンの「参照」
3.  ファイルを選択して、画面右下の「開く」の窓の横の▼を押すと「修復して開く」という項目があるので、クリック

・文字を最適化しながら開く方法

メモ帳などツールからWordにコピペした際に、文字化けした場合、次の手順で修復してみましょう。

1. Word画面の上部タブから「挿入」をクリック
2. 右側から２番目の一覧に□のような形のアイコン（「オブジェクト」）があるのでその横の▼をクリック
3. 一覧から「ファイルからテキスト(F)」を選択
4. 【ファイルの変換】という画面が出現し、Wordで開けるように、パソコンが変換を自動でアシストしてくれます。

Part３: Wordファイルが消えてしまった場合の解決方法

Word文書の文字化けを修復して、再度ファイルを開けようとすると、見当たらない！などの困った事ってありますよね？もし、ファイルを誤って消してしまったり、突然の停電やシステム障害などで、ワードファイルが消えてしまった場合はどうすればいいのでしょうか？復元する方法はどうすればいいのでしょうか？簡単な方法として、復元ソフトをおすすめします。

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Recoveritで消えたWordファイルを復元する手順

ステップ1 消えたWordファイルの元保存場所を選択します。

Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたWordファイルの元保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。

ステップ2 消えたWordファイルのデータをスキャンします。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します（一部のデータはプレビューできます）。

消えたWordファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、Wordファイルの復元だけではなく、SDカード、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。

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