CドライブとDドライブはWindowsPC特有で使われる名称ですが、一言で表すと「1つ目のドライブ(Cドライブ)」と「2つ目のドライブ(Dドライブ)」の意味があります。とはいえ、それだけで2つの違いを理解するのは難しいもの。
この記事では、CドライブとDドライブの違いと、それぞれの使い方を初心者にもわかりやすく解説します。
目次
Part1:CドライブとDドライブとは
CドライブおよびDドライブは、WindowsPCに搭載されている保存領域です。
ディスクパーティションで用意されているものもあれば、内蔵ハードディスクと外付けハードディスクをCドライブとDドライブで区別するケースもあります。
ディスクパーティションとは、1つのHDD(またはSSD)を複数に区切り、2つ以上のディスクを扱うようにする技術のことです。
冒頭でお伝えした通り、Cドライブは1つ目のドライブ、Dドライブは2つ目のドライブとして使われ、それぞれ異なる役割を持ちます。
Part1-1:Cドライブの特徴と役割
Cドライブは、Windowsのシステム自体がインストールされている基本的なドライブ(保存領域)です。
どのWindowsPCにも必ず搭載されており、「ローカルディスク(:C)」と表記されます。MacPCを使用したことがある人は、「Machintosh HD」をイメージすると分かりやすいでしょう。
WindowsPCの電源を入れると、Cドライブに保存されているオペレーティングシステムから起動することになります。
また、すべてのアプリケーションや、重要な情報、データは基本的にCドライブに保存されるのが大きな特徴です。
Part1-2:Dドライブの特徴と役割
Dドライブは、Cドライブに並ぶ2つ目のドライブ(保存領域)です。
「ローカルディスク(:D)」と表記され、最初からWindowsPCに搭載されている場合もありますが、最初からDドライブが搭載されていないPCもあります。
また、Dドライブは、パーティションで区切られたうちの2つ目のドライブのことを指すこともあれば、PCによって外付けディスクとして接続したドライブのことを指すこともあり、一概に内蔵ドライブのこととは限りません。
Dドライブの役割はPCによって異なりますが、基本的にはリカバリーディスクや、アプリケーションで作成したファイル、バックアップデータの保存などに使われるのが一般的です。
Part2:CドライブとDドライブの違いを表で比較
Cドライブ | Dドライブ | |
表記 | ローカルディスク(:C) | ローカルディスク(:D) |
用途 | Windowsのオペレーティングシステムなどが保存されている基本のシステムドライブ | アプリケーションで作成したファイルやバックアップデータの保存などに使用 |
PCへの標準搭載 | 有 | DドライブのないPCもある |
CドライブとDドライブの違いを表にまとめました。
なお、処理速度はドライブに割り当てられているストレージがSSDなのか、HDDなのかなどによって異なります。HDDよりもSSDの方が高速です。
パーティションで区切られたドライブの場合、処理速度に大きな違いはないでしょう。
Part3:CドライブとDドライブの適切な使い方
CドライブはWindowsシステムがインストールされている基本のドライブ、Dドライブはリカバリーディスクやバックアップデータの保存などに使われるドライブと説明しました。
ここでは、CドライブとDドライブの使い方をもう少し詳しくチェックしておきましょう。
Part3-1:Cドライブの使い方
Cドライブは、外付けハードディスクを使用している場合を除き、パソコンの内蔵ストレージと同じ意味として捉えて問題ありません。
バックアップを取ることを前提に、基本的なデータはCドライブへ保存しておくと良いでしょう。
ただし、もともとDドライブが搭載されていないモデルのPCも存在します。
この場合、以下のようにCドライブのみでの利用が推奨されるケースもあるため、Dドライブを新たに追加したい場合はPCのメーカーに予め確認しておくと安心です。
ご購入時の状態でDドライブが無い場合、当社ではCドライブのみの環境でのご利用をお勧めしています。引用:FMV - Q&A -
Part3-2:Dドライブの使い方
Cドライブなどに保存されているデータのバックアップ先として利用するのがおすすめです。
また、ゲームの大容量データを保存する場合など、Cドライブのストレージを圧迫したくない時の保存先としても活用できます。
ただし、Dドライブにデータを保存する場合でも、別途バックアップを取っておくようにしましょう。
特にDドライブが内蔵ドライブの場合、パソコンが故障した時にデータが消えてしまう可能性もあります。
Part4:CドライブやDドライブのデータが消えてしまった時の対処法
万が一、CドライブやDドライブの重要なデータが消えてしまった際は、データ復元専用ソフトを使用して、データを取り戻しましょう。
データ復元専用ソフト「Recoverit(リカバリット)」は、CドライブやDドライブなどの内蔵ドライブをはじめとして、外付けハードディスク、USBメモリ、SDカードなど2,000以上のデバイスに保存されたデータの復元が可能です。
また、ドキュメント、動画、音声、写真、メールなど、多くのファイル形式に対応しており、大切なPCデータに問題が起こった際の救世主としてご活用いただけます。
Recoverit(リカバリット)を利用すると、完全に削除したファイルを復元、SDカードデータ復元、ゴミ箱復元などの場合にも役に立ちます。ぜひお試しください。
Recoveritでパソコンから間違って削除したデータを復元する手順は下記の通りです。
Step1. 消えたファイルの元の保存場所を選択します。
「Recoverit」を起動後、削除したデータの保存場所を選択してクリックします。
Step2. 保存場所のスキャンが開始します。
そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。
Step3. 復元したいデータをプレビューして復元します。(オリジナルファイルと同じ場所に保存しないでください。)
スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元する」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。
よくあるご質問
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CドライブとDドライブ、どちらにデータを保存するのが安全?
A. 基本的なシステムファイルはCドライブに保存されているため、個人の写真や動画、文書ファイルなどはDドライブに保存するのがおすすめです。Cドライブの容量不足による動作不良も防げます。 -
Dドライブが表示されないのはなぜ?
A. Dドライブが存在しないPCや、パーティションが作成されていない状態では表示されません。ディスクの管理ツールで未割り当て領域を確認し、パーティションを作成することで解決できる場合があります。 -
Cドライブの空き容量を増やすにはどうしたらいい?
A. 一時ファイルの削除、不要なアプリのアンインストール、ダウンロードフォルダの整理、またはファイルをDドライブや外付けストレージに移動することで空き容量を確保できます。Windowsの「ディスククリーンアップ」機能も有効です。
Recoverit - 強力なデータ復元ソフト
- PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したデータを復元
- 写真、動画、音楽、ドキュメントなど1000種のデータ形式に対応
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