logo
Repairit – 写真修復AIアプリ

3ステップで破損した思い出を修復

開く
logo
Repairit – 写真修復AIアプリ

3ステップで破損した思い出を修復

開く

WinPEとは?ダウンロード・USB作成・起動方法をわかりやすく解説

safe icon プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし step icon 3ステップで簡単復元
内野 博
更新: 2026-06-09

WinPEを使うと、Windowsが通常どおり起動しない場合でも、修復やインストール、データ退避などを行うための作業環境を準備できます。この記事では、WinPEとは何か、WinPEのダウンロード、インストール、USB起動メディアの作成、ブート方法を順番に解説します。

結論:WinPEは、通常のWindowsが起動しない場合の修復やインストール作業に使う軽量な作業環境です。作成に使うUSBメモリは初期化される場合があるため、必要なファイルを退避してから準備を進めてください。なお、目的が「起動しないPCからデータを取り出すこと」であれば、Recoveritの起動可能なメディア作成機能を使う方法もあります。

目次
  1. Part1:WinPEとは?できることと注意点
  2. Part2:WinPEをダウンロードする前に準備するもの
  3. Part3:WinPEをダウンロード・インストールする方法
  4. Part4:WinPEのUSB起動メディアを作成する方法
  5. Part5:WinPEをUSBからブートする方法
  6. Part6:WinPEが起動しない時の確認ポイント
  7. Part7:Recoveritで起動可能なメディアを作成し、クラッシュしたPCからデータを復元する方法
  8. よくある質問

Part1:WinPEとは?できることと注意点

WinPE(Windows Preinstallation Environment)とは、Windowsのインストール、展開、修復作業などに使う軽量な作業環境です。通常のWindowsが起動しない場合でも、USBメモリなどからWinPEを起動することで、ディスク操作、Windowsイメージの適用、修復作業、データ退避などを行える場合があります。

WinPEでできる主なこと

  • Windowsのインストールや展開作業
  • 起動しないWindowsの修復作業
  • DISMやDiskPartなどのコマンド操作
  • ドライブやパーティションの確認
  • 起動しないPCからのデータ退避

ただし、WinPEは日常利用するためのWindowsではありません。通常のデスクトップ作業や長時間の利用を目的としたOSではなく、主に修復・展開・回復作業のために使います。コマンド操作が中心になるため、作業前に手順を確認してから進めましょう。

Part2:WinPEをダウンロードする前に準備するもの

WinPEを作成するには、Windows ADKとWindows PEアドオンを使います。また、USB起動メディアを作成する場合は、USBメモリが初期化される可能性があるため、必要なファイルを事前に退避しておきましょう。

WinPE作成に必要なもの

  • 作業用のWindows PC
  • Windows ADK
  • Windows PE アドオン
  • 8GB以上を目安としたUSBメモリ
  • 管理者権限でコマンドを実行できる環境

MakeWinPEMediaでUSBメモリを指定すると、対象ドライブがフォーマットされます。ドライブ文字を間違えると別のドライブを初期化する恐れがあるため、作業前に必ず確認してください。

Part3:WinPEをダウンロード・インストールする方法

WinPEを使うには、まずMicrosoft公式サイトからWindows ADKとWindows PEアドオンをダウンロードしてインストールします。Windows 10 バージョン1809以降では、WinPEはADK本体とは別のアドオンとして提供されています。

Part3-1:Windows ADKとは

Windows ADK(Windows Assessment and Deployment Kit)とは、Windowsの展開、評価、イメージ作成などに使うMicrosoft公式のツールセットです。企業やIT管理者向けの用途が中心ですが、WinPEの作成にも使用します。

ADKには、Deployment Tools、DISM、Windows SIMなど、Windowsの展開やイメージ管理に関係するツールが含まれています。特にWinPEは、ハードディスクからWindowsを動作させることができない場合に、修復や作業のための実行環境を提供する重要なツールです。

Part3-2:ADKとWinPEアドオンをインストールする

Microsoft公式サイトから、使用するWindowsのバージョンに対応したWindows ADKとWindows PEアドオンをダウンロードします。ADKのインストール時には、最低限「Deployment Tools」を選択してください。その後、Windows PEアドオンをインストールします。

インストール時のポイント

  • Windows 10 バージョン1809以降は、ADKとWinPEアドオンを両方インストールする
  • ADKの機能選択では「Deployment Tools」を選択する
  • 古いWindows 10 バージョン1803以前では、WinPEがADKに含まれている場合がある
  • できるだけ作業対象のWindowsに合ったADKバージョンを選ぶ

ステップ1 Windows ADKをダウンロードします。

Microsoft公式ページから、利用環境に合ったWindows ADKをダウンロードします。

ステップ2 ADKをインストールします。

インストーラーを起動し、機能選択画面で「Deployment Tools」にチェックを入れてインストールします。

ステップ3 Windows PEアドオンをインストールします。

続いて、同じバージョンに対応したWindows PEアドオンをダウンロードし、インストールしてください。これでWinPE作成に必要な基本環境が整います。

Part4:WinPEのUSB起動メディアを作成する方法

ADKとWinPEアドオンをインストールしたら、次にWinPEの作業ファイルを作成し、USBメモリへ書き込みます。ここでは、64ビットPC向けの一般的な例として「amd64」を使います。

Part4-1:WinPEの作業ファイルを作成する

ステップ1 展開およびイメージングツール環境を管理者として起動します。

スタートメニューで「展開」または「Deployment and Imaging Tools Environment」と検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。

ステップ2 copypeコマンドを実行します。

以下のコマンドを入力し、WinPEの作業ファイルを作成します。

copype amd64 C:\WinPE_amd64

このコマンドにより、WinPEの基本ファイルが「C:\WinPE_amd64」に作成されます。

Part4-2:USBメモリにWinPEを書き込む

ステップ1 USBメモリのドライブ文字を確認します。

エクスプローラーでUSBメモリのドライブ文字を確認してください。ここでは例として「P:」を使用します。実際の環境に合わせて置き換えてください。

ステップ2 MakeWinPEMediaコマンドを実行します。

以下のコマンドで、WinPEのUSB起動メディアを作成します。

MakeWinPEMedia /UFD C:\WinPE_amd64 P:

注意:このコマンドを実行すると、指定したUSBメモリのパーティションがフォーマットされます。ドライブ文字を間違えないように、必ず事前に確認してください。

作成が完了すれば、WinPEのUSB起動メディアとして使用できます。

Part5:WinPEをUSBからブートする方法

WinPEのUSB起動メディアを作成したら、対象のPCにUSBメモリを接続し、ブートメニューからUSBを選択します。起動キーはメーカーによって異なりますが、F12、F11、Esc、F8などが使われることがあります。

ステップ1 WinPE USBをPCに接続します。

作成したWinPE USBメモリを、起動したいPCに接続します。

ステップ2 ブートメニューを開きます。

PCの電源を入れた直後に、メーカー指定のキーを押してブートメニューを開きます。分からない場合は、PCメーカーのサポートページで「ブートメニュー キー」を確認してください。

ステップ3 USBメモリを選択します。

ブートメニューでUSBメモリを選択すると、WinPEが起動します。起動後はコマンドプロンプトが表示され、必要に応じてDiskPartやDISMなどのコマンドを実行できます。

WinPE起動後、コマンドウィンドウでは初期化処理としてwpeinitが実行される場合があります。この処理には数分かかることがあります。WinPEが起動したら、スクリプトやDiskPartを使ってドライブ文字を確認し、必要な作業を進めます。

Part6:WinPEが起動しない時の確認ポイント

WinPE USBを作成しても起動しない場合は、USBメモリ、BIOS/UEFI設定、起動モード、ドライバーなどを順番に確認します。

確認ポイント 内容 対処法
USBポート USBハブ経由や特定のポートで認識されない PC本体の別のUSBポートに直接接続する
起動順序 内蔵ストレージが優先されている ブートメニューまたはBIOS/UEFIでUSBを選択する
UEFI/レガシーモード 起動モードが作成したUSBと合っていない UEFIまたはレガシーBIOSの設定を確認する
Secure Boot 環境によってUSB起動が制限される場合がある PCメーカーの案内に従って設定を確認する
ドライバー不足 ストレージやネットワークが認識されない 必要なドライバーをWinPEイメージへ追加する

特に、Windowsをインストールする目的でWinPEを使う場合は、PCがUEFIモードで起動しているのか、レガシーBIOSモードで起動しているのかを確認しておきましょう。起動モードが合っていないと、インストール先のディスク構成や起動設定が正しく作成されない場合があります。

起動できない時に試したいこと

  • USBハブを使わず、PC本体のUSBポートに直接接続する
  • 別のUSBポートを試す
  • ブートメニューでUSBメモリを明示的に選択する
  • BIOS/UEFIで起動順序を確認する
  • 必要に応じてPCのファームウェアを更新する

Part7:Recoveritで起動可能なメディアを作成し、クラッシュしたPCからデータを復元する方法

WinPEはWindowsが起動しない時の修復や作業環境として役立ちますが、コマンド操作に慣れていない場合は難しく感じることもあります。特に目的が「壊れたシステムを修復すること」ではなく、「起動しないPCから大切なデータを取り出すこと」であれば、データ復元ソフトの起動可能なメディア作成機能を使う方法もあります。

Recoveritは、ブート可能なメディアを作成し、クラッシュしたシステムからデータを取り出すための機能を備えています。Windowsシステムが起動しない場合でも、起動可能なUSBドライブを作成して、データ復元を試せます。

無料ダウンロード
無料ダウンロード

Part7-1:Recoveritでシステムクラッシュ時のデータ復元を行う手順

ステップ1 「クラッシュしたパソコンからデータを復元」機能を選択します。

Recoveritを起動し、「クラッシュしたパソコンからデータを復元」機能を選択します。起動しないPCからデータを取り出したい場合は、この機能を使って起動可能なメディアを作成します。

クラッシュしたパソコンからデータを復元する機能を選択

ステップ2 起動可能なメディアを作成します。

Recoveritは、ブート可能なメディアを作ってクラッシュしたシステムからデータを取り出すことができます。Windowsシステムが起動しない場合は、起動可能なUSBドライブを作成してデータ復元を試しましょう。起動可能なUSBまたはCD/DVDドライブを選択し、「作成」ボタンをクリックして開始します。

起動可能ドライブを選択

起動可能なドライブを作成中は、USBフラッシュドライブやCD/DVDを取り外さないでください。完了まで少し時間がかかる場合があります。

ステップ3 起動可能なUSBを作成します。

USBフラッシュドライブまたはCD/DVDドライブの作成が完了すると、データ復元に関するガイドが表示されます。画面の案内に従って、クラッシュしたPCを作成済みメディアから起動し、必要なデータの復元を進めてください。

起動可能なUSBが作成される

WinPEとRecoveritの使い分け

  • WinPE:Windowsの修復、展開、DISMやDiskPartなどのコマンド操作に向いている
  • Recoverit:起動しないPCからデータを取り出したい場合に向いている
  • 注意点:どちらの場合も、USBメモリを作成する前に必要なファイルをバックアップしておく

終わりに

WinPEは、Windowsが通常どおり起動しない時の修復やインストール作業に役立つ軽量な作業環境です。ADKとWinPEアドオンを準備すれば、USB起動メディアを作成し、トラブル時の確認や修復作業に利用できます。

ただし、WinPEの作成や起動にはコマンド操作やBIOS/UEFI設定の確認が必要になるため、作業前にUSBメモリの中身をバックアップし、手順を一つずつ確認しながら進めましょう。もし目的が「起動しないPCから大切なデータを取り出すこと」であれば、Recoveritの起動可能なメディア作成機能を使う方法も選択肢になります。

WinPEのダウンロード・インストールに関するよくある質問

  • WinPEとは何ですか?

    WinPEは、Windowsのインストール、展開、修復作業などに使う軽量な作業環境です。通常のWindowsが起動しない場合でも、USBメモリなどから起動して修復やデータ退避を行える場合があります。

  • WinPEはどこからダウンロードできますか?

    WinPEはWindows ADKのアドオンとして提供されています。Microsoft公式サイトからWindows ADKとWindows PEアドオンをダウンロードし、両方をインストールして使用します。

  • WinPEの作成にADKは必要ですか?

    はい。現在のWinPE作成では、Windows ADKとWindows PEアドオンを使用します。ADKのインストール時には、少なくともDeployment Toolsを選択しておく必要があります。

  • WinPE USBを作るとUSB内のデータは消えますか?

    MakeWinPEMediaでUSBメモリを指定すると、対象のUSBメモリはフォーマットされます。必要なファイルが入っている場合は、事前に別の場所へバックアップしてください。

  • WinPEがUSBから起動しない場合は何を確認しますか?

    BIOS/UEFIの起動順序、USBメモリの作成状態、USBポート、Secure Boot設定、UEFI/レガシーモードの違いを確認してください。USBハブを使っている場合は、PC本体のUSBポートに直接接続します。

  • WinPEとWindows回復環境(WinRE)は違いますか?

    はい、異なります。WinPEは主にWindowsの展開や修復作業に使う作業環境で、WinREはWindowsの回復機能として用意されている環境です。目的に応じて使い分けます。

  • RecoveritはWinPEの代わりになりますか?

    RecoveritはWinPEそのものの代替ではありません。WinPEは修復・展開作業のための環境であり、Recoveritは主に失われたデータの復元を目的としたソフトです。ただし、Recoveritにも起動可能なメディアを作成する機能があるため、Windowsが起動しない時のデータ復元手段として利用できます。

  • Windowsが起動しない時、先に修復とデータ復元のどちらを行うべきですか?

    重要なデータが残っている場合は、修復作業の前にデータ退避や復元を優先するのがおすすめです。修復操作によって状態が変わると、データ復元が難しくなる可能性があります。

内野 博
内野 博 Jun 09, 26
記事を共有する: