WinPE環境でデータを復旧する方法

WinPEで修復ディスクを作成して、壊れたパソコンからデータを復旧する方法を詳しく紹介します。

データ復元プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし データ復元 3ステップだけ復元可能
内野 博

Nov 17, 2023 • カテゴリ: パソコン起動しない復元

WinPEで起動しないパソコンのデータを復旧させるには?

1、WinPEとは

WinPEとはWindows Preinstallation Environmentの略で、日本語訳をすれば、Windowsプリインストール環境のことを言います。

わかりやすく言うと、Iphoneの場合はプリインストールされているのがSafariと同じ意味合いとなります。

WinPEは限られた機能だけを搭載されたOSという意味で、何か異常が発生したときにデータの復旧やリカバーを行う役目を果たします。

Windows10のように通常利用されるものとは違って、配布されるものではありません。

Windows アセスメント&デプロイメントキットから無料で提供されるソフトウェア環境がWinPEになります。

WinPEは、Windows XPのときにはすでに作成されていて、今ではWindows PE for Windows 10としてWindows10のバージョンに合わせて更新されています。

ということはWindows10のバージョンごとにWinPEを作成する必要があります。

WinPEを動作させるにはそれなりのスペックが必要で、最低限メモリーが4GB以上で、100MB以上のネットワークカードが必要となります。

ツールを利用する場合、例えば、データ復元ソフト「Recoverit」により、ブート可能なメディアを作ってクラッシュしたシステムからデータを抜き取ることは便利で効率的です。RecoveritはWindowsシステムが起動しない場合、起動可能なドライブを作ってデータを復元できます。

起動ディスクを作成|Win Windows版 起動ディスクを作成|Mac Mac版

2、WinPE環境でデータを復旧する方法

壊れたパソコンからデータを復旧する方法を詳しく紹介します。

最初に必要なのがWinPEを作成しなければいけません。

事前に作成しておいたWinPEブータブルディスクを起動します。

WinPEを起動すると、OSのインストール・データ復旧・データの消去・データの消去などができます。

ほかには、ハードウェア/ソフトウェアのトラブルシューティング・OS環境のカスタマイズなどもできるようになっています。

WinPEでデータを復旧させるには、最初にブータブルディスクから起動できなくなったパソコンを開くて、EaseUS Data Recovery Wizardが出てきます。

初期画面でスキャンディスクを選んでスキャンします。

スキャンが完了すると、左側に表示された削除されたファイルなどの中からデータを確認します。

検索ボックスで直接データ名称を入力して検索すると一発で検索できます。

データが確認できたら、そちらにチェックを入れて「リカバリー」をクリックします。

そうすることで指定場所に保存できます。

これで復旧作業は完了です。

想像以上にシンプルなデータ復元処理を行います。

3、WinPE環境でRecoveritを使ってデータ復旧の方法

2.1 修復ディスクを作成する

Recoveritを使って壊れたパソコン内のデータを復元することができます。

Recoveritをインストールして起動すると、メニュー画面が表示されます。

表示されたメニューの中の「クラッシュしたパソコンからデータを復元」をクリックします。

すると、修復用のディスクの作成画面が表示されます。

画面の右下の「作成開始」をクリックすると修復用のディスクの選択画面が表示されます。

修復用ディスクにはCD・DVD・USBの3つの中から選択できます。

設定が完了したら画面右下の「作成」ボタンをクリックします。

すると、作成画面が表示されて3つの作業が一覧表示されます。

上から順番に「ファームウェアをダウンロードする」・「USB/CD/DVDをフォーマットする」・「起動可能なドライブを作成」となり上から自動で実行していきます。

作業完了までには、数分程度かかるのでひたすら待ちます。

完了すると「起動可能なCD/DVDディスクを作成しました」と表示されて修復ディスクの完成です。

2.2 指定場所のデータの復元

パソコン内の一部分を指定して、その場所にあったデータを復元することができます。

ローカルディスクを選択して復元するには、その場所のアイコンにチェックを入れて「開始」をクリックすればファイル検索を開始します。

以前削除されたデータを検索して一覧表示をしてくれます。

表示された削除ファイルの中から復元したいファイルをチェックしてから「復元」ボタンをクリックすれば復元後のファイルの保存場所の指定画面が表示されるので、復元先を指定して復元開始されます。

復元できたファイル数が最終的に表示されます。

これで完全に復元完了となります。

4、「Recoverit」でシステムクラッシュで消えたデータを復元する

ステップ 1. 「クラッシュしたパソコンからデータを復元」機能を選択します。

「クラッシュしたパソコンからデータを復元」機能を選択

ステップ 2. 起動メディアを作成します。

Recoveritはブート可能なメディアを作ってクラッシュしたシステムからデータを抜き取ることができます。Windowsシステムが起動しない場合起動可能なドライブを作ってデータを復元できます。ひとつのモードを選択してブート可能なドライブを作成してください。起動可能なUSBあるいはCD/DVDドライブを選択して、「作成」ボタンをクリックしてスタートします。

起動可能ドライブを選択

起動可能なドライブを作成中、USBフラッシュあるいはCD/DVDを取り出さないでください。完了まですこし時間がかかります。

ステップ 3.起動可能なUSBが作成しました。

USBフラッシュドライブあるいはCD/DVDドライブを作成した後、データ復元に関するガイドが届きます。

起動可能なUSBが作成しました

ファイル復元ソフト

Recoverit - 強力なデータ復元ソフト

    • PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したデータを復元

    • 写真、動画、音楽、ドキュメントなど550種のデータ形式に対応

  • クラッシュして起動しないパソコンからデータを復元
人気記事
Home > Resources > パソコン起動しない復元 > WinPE環境でデータを復旧する方法