Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
外から自宅や職場のPCを操作できるツール、Chromeのリモートデスクトップ。テレワーク・在宅勤務で役に立つ。Chromeのリモートデスクトップでは、簡単に他のデバイスからPCへアクセスが可能です。しかし、状況によっては、Chromeのリモートデスクトップに接続できないトラブルが起きます。
本ページでは、Chromeのリモートデスクトップに接続できない原因と解決策を紹介します。
リモートデスクトップとは、外出先で自宅や職場のPCを遠隔操作できる便利機能です。リモートデスクトップを利用する場合、基本的にWindows10の設定から接続します。しかし、Windows10ではOSが「Windows10 Pro」でなければリモートデスクトップを利用できません。
Chromecastのリモートデスクトップは、Windows10 Pro以外のバージョンでもPCの遠隔操作を可能にしています。Chromeのリモートデスクトップは導入のハードルが低く、スマホやタブレットからでも遠隔操作ができるので利便性が高いです。そのため、テレワーク・在宅勤務を行いたい場合、簡単に職場のPCへのアクセスを可能にできます。
Chromeのリモートデスクトップに接続できなくなったときに考えられる原因は、以下の4つが考えられます。
● 接続したいPCの動作不具合
● 設定が正しくできていない
● セキュリティソフトの影響
● Google Chromeの不具合
それぞれの原因について詳しく解説します。
接続したいPCの動作不具合は、よくある原因として挙げられます。具体的に不具合を挙げると、主に以下の3パターンです。
● PCの電源が落ちている
● PCがインターネットに接続できていない
● PCに「電源オプションの警告」が表示されている
Chromeのリモートデスクトップに接続できるかは、遠隔操作したいPCの状態に依存します。電源設定によってPCの電源が落ちていたり、ルーターの不具合でネットに接続できていないと、外部からはアクセスできません。
またノートPCがアクセスしたい端末の場合、そのPCの充電が減り「電源オプションの警告」が表示されているかもしれません。
Chromeのリモートデスクトップを利用するには、パソコン上でユーザーアカウントのパスワード設定をする必要があります。リモートデスクトップのシステム上で不正アクセスを防ぐために、パスワードで保護しないといけないからです。パスワード設定は忘れがちなので、Chromeのリモートデスクトップに接続できない場合はチェックしましょう。
Chromeのリモートデスクトップでは外部からPCへ接続するため、セキュリティソフトがそれを不正と判断して遮断する場合があります。
利用しているGoogle Chromeに不具合が発生している可能性もあります。Google Chromeに不具合が発生する要因は主に以下のどちらかと考えられます。
● Google Chromeの現バージョンで発生したバグ
● システムエラーによるGoogle Chromeの破損
考えられる原因を踏まえると、Chromeのリモートデスクトップに接続できない状況では以下の5つが解決策になります。
● PCの状態確認
● リモートデスクトップの再設定
● セキュリティソフトの機能停止
● Google Chromeのアップデート
● データ復元ソフト「Recoverit」の活用
それぞれの解決策を詳しく紹介します。
まずチェックしたいのは、接続したいPCの状態です。PCの電源が落ちていないか(スリープ状態ではないか)、インターネットに接続しているか確認してみましょう。画面に「電源オプションの警告」が表示されていたら、すぐにACアダプターを繋いで給電してください。
PCにユーザーパスワードを設定していないせいで、リモートデスクトップに接続できない可能性があります。これが原因であれば、Microsoftアカウントを作成のうえ以下の手順で設定を行なってください。
セキュリティソフトがリモートデスクトップの接続を遮断している可能性もあります。そのため、セキュリティソフトの機能を停止して再度接続を試みるのも1つの方法です。セキュリティソフトの機能を停止してリモートデスクトップに接続できた場合、詳細な設定を変えるか他のソフトへの乗り換えを検討してください。
Google Chromeの現バージョンでアップデートすることで、リモートデスクトップへの接続が可能になる場合があります。Google Chromeでは以下の手順でアップデートが可能です。
最新バージョンが提供されていてまだ更新されていない場合、上記の手順を行うと自動でアップデートがはじまります。
Chromeのリモートデスクトップで接続できない問題では、Google ChromeやChromeリモートデスクトップのアプリが破損しているかもしれません。この場合だと、それぞれのアプリを再インストールするのが正攻法です。しかし、アプリの再インストールをする場合、設定に手間がかかります。手間を省いてGoogle ChromeやChromeリモートデスクトップを修復したい場合、データ復元ソフト「Recoverit」の利用がおすすめです。
Recoveritでは破損したデータの復元が可能で、操作手順はたったの3ステップです。もちろんアプリの修復もでき、復元成功率は95%以上でクオリティは申し分ありません。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから消えてしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長