Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
Windowsのパソコンを初期化する際、「PCを初期状態に戻すときに問題が発生しました」のエラーが出る場合があります。このエラーが発生したときは、パソコンのシステムに何かしらの問題が発生している可能性が高いです。
本ページでは、Windowsのパソコンで「PCを初期状態に戻すときに問題が発生しました」のエラーが出る原因と対処法を紹介します。
「PCを初期状態に戻すときに問題が発生しました」のエラーが発生してパソコンの初期化ができないときは、以下の原因が予想されます。
● Windowsのシステムファイルが破損している
● ReAgentc.exeに問題が発生している
● Windowsのバージョンが古い
● ストレージの空き容量が少ない
● 「個人用ファイルを保持する」を選択したことでエラーが起きている
このトラブルの原因はシステム面での問題です。そのため、原因の特定は簡単ではありません。そのため、PCを初期状態に戻すにはさまざまな対処法を試さないといけません。
「PCを初期状態に戻すときに問題が発生しました」のエラーが発生したら、以下の方法で対処します。
1. システムファイルを修復する
2. ReAgentc.exeを一度無効にして有効にする
3. Windows Updateを行う
4. ストレージの空き容量を増やす
5. 「すべて削除する」を選んで初期化する
対処法ごとに手順を詳しく解説します。
Windowsのパソコンを初期化できないときは、まずシステムファイルが破損していると考えられます。
そのため、まず以下の手順でシステムファイルの修復を行いましょう。
1. スタートボタンを右クリック
2. 「Windows PowerShell」を左クリック
3. 表示されるウィンドウで、末尾に「sfc /scannow」と入力
4. 「Enter」キーを押す
5. コマンドが実行されたら、末尾に「DISM.exe /Online /Cleanup-image /Restorehealth」と入力
6. 「Enter」キーを押す
以上の手順を行なったら、PCを再起動してもう一度初期化してみましょう。
ReAgentc.exeの不具合もエラーを招く原因の1つです。そのため、ReAgentc.exeを無効にして再度有効にする方法も選択肢です。
以下の手順を行うと、ReAgentc.exeは無効化されたのちに有効化されます。
1. スタートボタンを右クリック
2. 「Windows PowerShell」を左クリック
3. 表示されるウィンドウで、末尾に「reagentc /disable」と入力
4. 「Enter」キーを押す
5. 表示されるウィンドウで、末尾に「reagentc /enable」と入力
6. 「Enter」キーを押す
7. パソコンを再起動させる
Windowsのバージョンが古いためエラーが発生している可能性もあるので、アップデートもしておきたいところです。Windowsをアップデートする場合、まず以下の手順を行います。
1. スタートボタンを左クリック
2. 「設定」のボタンを左クリック
3. 表示されるウィンドウで「更新とセキュリティ」を左クリック
4. ウィンドウの右側で「更新プログラムのチェック」を左クリック
必要なアップデートがあれば、画面の指示に従って更新してください。
Windows10のパソコンを初期化するには、ストレージに下記の空き容量がなければいけません。
バージョン |
必要な空き容量 |
32bit版 |
16GB |
64bit版 |
20GB |
以下の手順を行なって空き容量を確認して不足していれば、必要ないファイルを削除しましょう。
1. スタートボタンを右クリック
2. 「システム」を左クリック
3. 表示されるウィンドウの左側で「記憶域」を左クリック
4. ウィンドウ右側でストレージの空き容量をチェック
パソコンの初期化をはじめる際に「個人用ファイルを保持する」を選択すると、エラーが発生することがあります。そのため、以下の手順で「すべて削除する」を選択して初期化するのも方法の1つです。
1. スタートボタンを左クリック
2. 「設定」のボタンを左クリック
3. 表示されるウィンドウで「更新とセキュリティ」を左クリック
4. ウィンドウ左側で「回復」を左クリック
5. ウィンドウ右側で「このPCを初期状態に戻す」の項目にある「開始する」を左クリック
6. 表示される削除オプションで「すべて削除する」を左クリック
7. 「Windowsがインストールされているドライブのみ」を左クリック
8. 「ファイルを削除してドライブのクリーニングを実行する」を左クリック
この方法では保存データがすべて消えるので、必要なファイルがあればバックアップを取っておきましょう。
Windowsのパソコンを初期化するときは、バックアップの取り忘れで必要なデータを失う恐れがあります。初期化で失ったデータを取り戻すには、データ復元ソフトが必要です。このシーンで適任のデータ復元ソフトは「Recoverit」です。
Recoveritを使えば、たった3ステップだけの操作で消えたデータを復元できます。操作が簡単でありながら復元成功率は95%を誇り、性能は申し分ありません。1000種類以上の拡張子に対応しているので、どのようなファイルでも復元が可能です。
まずはRecoveritをダウンロードしてインストールします。
パソコンでRecoverit を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長