Windowsパソコンで「ディスク容量が不足しています」エラーを修復する５つの方法

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: HDD復元・復旧

Windowsのパソコンでは、長く使うほど「ディスク容量が不足しています」というエラーが表示される可能性が高まります。「ディスク容量が不足しています」というエラーが発生する原因は、エラーの名前通りにディスクの空き容量不足です。

エラーを解消するにはディスクの空き容量を作らないといけません。そこで、本ページではWindowsのパソコンで「ディスク容量が不足しています」のエラーが発生したときの対処法を紹介します。

Windowsパソコンで「ディスク容量が不足しています」エラーが出る原因

Windowsのパソコンで「ディスク容量が不足しています」と表示される原因は、メッセイージ通りディスクの領域不足です。
WindowsのOSが動作するには、ハードドライブの容量に一定の空きがないといけません。
Windows10を利用するには、ハードドライブに以下の空き容量が必要です。

ハードドライブに上記の空き容量がないと「ディスク容量が不足しています」と表示されます。

Windowsパソコンで「ディスク容量が不足しています」エラーの修復

Windowsのパソコンで「ディスク容量が不足しています」のエラーが発生したときは、ハードドライブの空き容量を作ってエラーを修復しましょう。
ハードドライブの空き容量を作る方法は以下の5通りあります。

• 不要なファイルやデータを削除する
• tempファイルを削除する
• ディスククリーンアップを使う
• HDDやSSDを追加する
• クラウドストレージへデータを転送する

それぞれの方法を詳しく解説します。

方法一：不要なファイルやデータを削除する

ハードドライブの空き容量を作るときは、不要なファイルやデータを削除するのが定番の方法です。
あらゆるフォルダを確認して、以下の不要なデータを削除するとハードドライブの空き容量を作ることができます。

• 写真
• 動画
• オーディオ
• ドキュメント 

とくに写真や動画はかなりのストレージ容量を消費するファイルなので、不要なものがあれば削除しておきたいところです。
また使っていないアプリがあれば削除しておきましょう。

方法二：tempファイルを削除する

不要なファイルやデータを削除するときに見落としやすいのがtempファイルです。
tempファイルとはWeb上でダウンロードした一時フォルダへ保存されるデータです。
知らない間にtempファイルが蓄積されてハードドライブの空き容量がなくなるパターンは多いので、チェックしておきましょう。
tempファイルの削除は以下の手順で行えます。

1. Windowsキーと「R」キーを同時に押す
2. 表示される「ファイル名を指定して実行」のウィンドウで「%temp%」と入力
3. 「OK」を左クリック
4. 表示されるTempフォルダで不要なファイルを削除

方法三：ディスククリーンアップを使う

手動でのファイル削除が面倒なのであれば、ディスククリーンアップを使ってみましょう。
ディスククリーンアップを使うとOSが保存されているデータの必要性を判断して、自動で不要なファイルを削除してくれます。
ディスククリーンアップは以下の方法で利用でき、簡単にハードドライブの空き容量を確保できます。

1. スタートボタンを左クリック
2. 「エクスプローラー」を左クリック
3. 表示されるウィンドウでハードドライブを右クリック
4. 「プロパティ」を左クリック
5. 「全般」のタブを左クリック
6. 「ディスクのクリーンアップ」を左クリック
7. 「削除するファイル」の項目で不要と感じるファイルにチェックを入れる
8. 「OK」を左クリック
9. 「ファイルの削除」を左クリック

方法四：HDDやSSDを追加する

不要なデータが見当たらない場合、パソコンにHDDやSSDを追加して利用できる容量を増やす方法が選択肢に入ります。
追加したHDDやSSDにデータを移行すると、「ディスク容量が不足しています」のエラーが解消できます。
また内臓ハードドライブに保存しているデータを、外付けのHDDやSSDへ移行するのも1つの方法です。

方法五：クラウドストレージへデータを転送する

削除したいデータがない場合、クラウドストレージを使うのも方法の1つです。
OneDriveやGoogleドライブといったクラウドストレージへデータを移行すれば、ファイルを削除せずにハードドライブの空き容量を作れるので便利です。

容量不足問題の解消で誤って削除したデータを復元

ディスクの容量不足を解消するために不要なファイルを消去するときは、間違って必要なデータまで消してしまうことがあります。基本的に間違って削除してしまったデータを蘇らせることはできません。

しかし、Wondershareの「Recoverit（リカバリット）」があれば、誤って削除したデータの復元が可能になります。Recoveritで修復できるファイルの形式は1,000種類以上で、以下のさまざまなデータの復元が可能です。無料版が提供されているので、気になる人は試してみるといいでしょう。

「Recoverit」を使ってパソコンから消えたデータを復元する手順

ステップ1 消えたデータの保存場所を選択する

「Recoverit」を起動して、失われたデータの保存場所を選択して、クリックします。

ステップ2 スキャンが開始する

選択した保存場所のスキャンが開始されます。スキャンが完了すると、結果がファイルの種類によって表示されます。

ステップ3 ファイルを復元する

消えたファイルを検索して、「復元する」をクリックします。復元したいファイルは、復元前にプレビューして確認することが可能です。復元するファイルの保存場所を選択すれば、完了です。(オリジナルファイルと同じ場所に保存しないでください。)

消えてしまったファイルは復元できましたか？「Recoverit」は、写真や画像、動画、ドキュメント、音楽など1000形式以上のファイル形式のデータを復元することが可能です。

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