クローム(Google Chrome)は、ウェブブラウザ全体で現在1位のユーザー数を獲得していて、ほとんどのネットユーザーはパソコンのメインブラウザとして活用されていることでしょう。2008年にWindows XPとVista向けのベータ版が公開され、同年12月12日に正式版が発表されました。
アメリカでは、リリースの翌日から一週間のうちに200万人がダウンロードし、またたく間にその存在が知れ渡るようになりました。さらに、2010年5月25日にはMac OS XとLinux向けの正式版が公開されました。ところで、どのOS環境でも利用できるはずのクロームがダウンロードできないという事態が発生した時、どのように対処すればいいのでしょうか?
Part1: クロームがダウンロードできない原因について
クロームは正式サイトからダウンロードした後、ファイルを開放すればすぐに利用できるはずです。しかし、何らかの原因でダウンロードが開始しない、失敗するなどのトラブルが時々あるようです。その原因についてご説明します。
・セキュリティシステムが原因
パソコンのセキュリティシステムが稀にクロームのダウンロードに支障を来す場合が考えられます。
・他のブラウザでたまったキャッシュが原因
クロームをダウンロードするには、他のブラウザからサイトにアクセスするのですが、その使用しているブラウザにキャッシュがたまっていると、ダウンロード失敗の原因になる可能性があります。
・Windowsの管理者でないため、インストールできない
クロームをご利用する際には、Windowsの管理者と認識されないと(お使いのWindowsパソコン自体の所有者登録が未設定だと)、ダウンロードができない事があります。
Part2: chrome最新版がダウンロードできない場合の対処法
chrome最新版がダウンロードできない場合以下の方法をお試しください。
・パソコンの再起動
パソコンの動作上で何らかの問題が起こった場合、再起動をまず試みましょう。
・ブラウザのキャッシュのクリア
chrome最新版をダウンロードする際には、念の為お使いのブラウザのキャッシュをクリアしておきましょう。
・Windows firewallをoffにする
firewallとは、ネットワークの境界に設置され、内外の通信を中継・監視し、外部の攻撃から内部を保護するためのソフトウェア、システムなどの名称です。パソコンは、ネットに接続されたままで利用することがほとんどで、始終情報がパソコン内を行き来しています。中にはマルウェアのような、パソコンのシステムに悪影響を及ぼす情報が、ユーザーの意図に反してネット内に侵入してくることも多いのです。
そのための防御システムとしてfirewallは常にネットワークを監視しています。Google Chromeをダウンロードする際に、時々このセキュリティシステムが阻止しようと作動することもあります。何度もダウンロードが完了しない時は。一旦firewallをoffにして再度お試し下さい。
・セキュリティソフトもoffにする
Firewallと同様の理由で、ご自身のパソコンの中に『ウィルスバスター』などのセキュリティソフトを設定している場合、Google Chromeのダウンロードが開始しなかったり、完了まで到達しない場合があります。お手持ちのセキュリティソフトをoffにしてみましょう。
・chrome最新版のファイルがダウンロードできない
chrome最新版でファイルをダウンロードできない理由のひとつとして、ブラウザのアドオンが不具合を起こしていることが考えられます。Google Chromeに設定した全てのアドオンを無効化してみましょう。
やり方⇒
- Google Chromeブラウザ画面右上の「︙」にカーソルを置くと「Google Chromeの設定」と表示されますのでそれをクリック
- 一覧から「その他のツール」→「拡張機能」をクリック
- すると画面上に設定したアドオンが全部表示されますので、全てのアドオンの青いスライドバーをクリックして「無効」にしておきます。
豆知識:クロームで削除した閲覧履歴を復元する裏技
chrome最新版がダウンロードできない問題で、消えてしまったファイルや、キャッシュのクリアなどで消えてしまった閲覧履歴を復元するには、どうすればいいのでしょうか?
・システムの復元を利用する
閲覧履歴を復元するには、システムの復元を実行することで可能になります。システムの復元を実行する前に、利用中の全てのドキュメントを保存して、開いているプログラムを閉じます。Windowsでのやり方は次の通りです。
- パソコンの【スタートボタン】(Windowsの窓のマーク)の横の検索ボックスに【コントロールパネル】と入力
- コントロールパネルで【回復】を検索し【システムの復元を開く】→【次へ】の順に進む
- 復元したいブラウザの閲覧に関連する復元ポイントを選び【次へ】→【完了】をクリック
・DNSキャッシュ経由でブラウザ履歴の復元
- 【スタートボタン】(Windowsの窓のマーク)の横の検索ボックスに【cmd】を入力してcmd.exeというウィンドウを開きます。
- コマンドプロンプトが開くと、黒いウィンドウズが表示されるので、ipconfig/displaydnsを入力してから、「Enter」キーを押します。
- 最近の閲覧したすべてのウェブサイトが表示された、ご希望の閲覧履歴を選択、復元することが可能です。
・データ復元ソフトを利用する
もっと簡単に閲覧履歴や、行方不明になったファイルを復元する方法として「データ復元ソフトRecoverit(リカバリット)」をおすすめします。【Wondershare Recoverit】データ復元ソフトは、Windowsパソコンから失われたファイルと削除されたファイルを3ステップと数分で復元可能です。1000種類以上のデータ形式を対応できます。パソコン、ごみ箱、内蔵ハードドライブ、 外付けストレージメディア、さらにはクラッシュしたパソコンからデータを復元することができます。
無料版のリカバリットは、復元したい対象のデータ容量が100MBまで利用することができます。無料版でお試しになってみて、便利な機能を数台のパソコンでも利用してみたい、復元するデータやファイル等の容量を無制限にしたいと思われたらご購入されてはいかがでしょうか?
RecoveritでChrome閲覧履歴を復元する手順
ステップ1 消えたファイルの元の場所を選択します。
Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。
ステップ2 消えたファイルのデータをスキャンします。
そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。
ステップ3スキャンしたファイルをプレビューして復元します。
スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。
消えたファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、Chrome閲覧履歴の復元だけではなく、SDカード、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
Recoverit - 強力なファイル復元ソフト
- PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したデータを復元
- 写真、動画、音楽、ドキュメントなど1000種のデータ形式に対応
- クラッシュして起動しないパソコンからデータを復元
- 破損した動画ファイルを修復