エクセルで作業していると、時にはシートが削除できないという問題に直面することがあります。この記事では、エクセルシートが削除できない主な原因と、それらの問題を解決するための具体的な対処法を詳しく解説します。
エクセルでシートが削除できない場合、その原因はさまざまです。このセクションでは、シートが削除できない一般的な原因を挙げ、それぞれの問題に対する効果的な対処法をご紹介します。
ファイルが保護ビューになっている場合の解除手順
Excelを開き、ファイルが保護ビューになっているか確認します。保護ビューの場合、Excelの上部に黄色いバーが表示され、「保護ビュー」というメッセージが見えます。
黄色いバーにある「編集を有効にする」ボタンをクリックします。これにより、ファイルの保護ビューが解除され、編集が可能になります。
変更を加えた後、ファイルを再度保存します。これにより、次回開く際に保護ビューが適用されないようになります。
保護ビューが解除されたら、通常通りにシートを削除できます。削除したいシートを右クリックし、「削除」を選択します。
注意:保護ビューはファイルがインターネットからダウンロードされた場合や、信頼できないソースからのものとしてマークされている場合に適用されることが多いです。ファイルの出所が不明な場合は、保護ビューを解除する前にファイルの安全性を確認してください。
ブックが共有モードになっている場合の解除手順
Excelで該当のブックを開きます。共有モードになっている場合、タイトルバーに「共有」と表示されていることがあります。
リボンメニューの「校閲」タブをクリックします。その中にある「ブックの共有」ボタンを探し、クリックします。
表示されるダイアログボックス内で、「複数のユーザ-による同時編集と、ブックの結合を許可する」(または類似のオプション)のチェックボックスをオフにします。
「OK」をクリックしてダイアログボックスを閉じ、変更を適用します。その後、ファイルを再保存します。
共有モードが解除されたら、通常通りにシートを削除できます。削除したいシートを右クリックし、「削除」を選択します。
注意:共有モードは複数のユーザーが同時にブックを編集できるようにするための機能です。共有モードを解除すると、他のユーザーはそのブックを同時に編集できなくなります。共有モードの解除は、他のユーザーとの作業が競合しないことを確認した上で行ってください。
Excelで該当のブックを開きます。ブックが保護されている場合、多くの編集機能が使用できなくなっています。
リボンメニューの「校閲」タブをクリックします。
「ブックの保護」(または「保護の解除」)ボタンを探し、クリックします。
ブックがパスワードで保護されている場合、パスワードの入力を求められます。正しいパスワードを入力してください。
パスワードを入力後、「OK」をクリックして保護を解除します。
ブックの保護が解除されたら、通常通りにシートを削除できます。削除したいシートを右クリックし、「削除」を選択します。
注意:ブックの保護は、誤ってデータを変更または削除することを防ぐために設定されることが多いです。保護を解除する際は、誤操作によるデータ損失がないよう注意してください。また、パスワードを知らない場合は、ブックの保護を解除することはできません。パスワードを設定した本人または許可を得た者だけが保護を解除できます。
Excelで該当のシートを開きます。シートが保護されている場合、セルの編集や行・列の追加・削除などが制限されています。
リボンメニューの「校閲」タブをクリックします。
「シート保護の解除」ボタンを探し、クリックします。
シートがパスワードで保護されている場合、パスワードの入力を求められます。正しいパスワードを入力してください。
パスワードを入力後、「OK」をクリックして保護を解除します。
シートの保護が解除されたら、通常通りにシートを編集または削除できます。削除する場合は、削除したいシートを右クリックし、「削除」を選択します。
注意:シートの保護は、誤ってデータを変更または削除することを防ぐために設定されることが多いです。保護を解除する際は、誤操作によるデータ損失がないよう注意してください。また、パスワードを知らない場合は、シートの保護を解除することはできません。パスワードを設定した本人または許可を得た者だけが保護を解除できます。
エクセルで開いているファイルがある場合、まずはそのファイルを保存します。これにより、再起動後にデータが失われることを防げます。
エクセルを完全に閉じます。これは、タスクバーのエクセルアイコンを右クリックし、「ウィンドウを閉じる」を選択するか、エクセルの右上隅にある「閉じる」ボタン(×マーク)をクリックして行います。
場合によっては、コンピュータ自体を再起動することで、一時的な問題が解決することがあります。これは、スタートメニューから「再起動」を選択して行います。
コンピュータまたはエクセルを再起動した後、エクセルを再度開きます。
エクセルを再起動した後、以前に問題が発生していた作業を再度試みます。例えば、シートの削除ができなかった場合は、再度シートを削除してみます。もし問題が解決していれば、通常通りにエクセルを使用できます。もし問題が続いている場合は、他の対処法を試すか、エクセルのサポートに問い合わせることを検討してください。
注意:また、一時的な問題が続く場合は、エクセルの再インストールやシステムのチェックも考慮に入れると良いでしょう。
エクセルシートを削除する際には、削除するシートに重要なデータが含まれていないかを確認することが重要です。一度削除されたシートは、通常の操作では元に戻すことが難しいため、削除する前にシートの内容を確認し、必要に応じてバックアップを取ることをお勧めします。また、他のシートとのリンクや参照がある場合、それらが削除によって影響を受けないかも確認してください。
エクセルファイルを誤って削除した場合、データ復元ソフトウェア「Recoverit」を使用することで、失われたファイルを回復することが可能です。「Recoverit」は、削除されたファイル、フォーマットされたドライブ、さらには破損したシステムからもデータを復元する能力を持っています。使用方法は簡単で、ソフトウェアをインストールし、復元したいドライブを選択してスキャンを行い、見つかったファイルの中から必要なエクセルファイルを選んで復元します。ただし、ファイルを削除してから時間が経過している場合、復元が難しくなる可能性があるため、早めの対応が重要です。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長