「0xc000007b」エラーは、アプリケーションやゲームの起動時に「アプリケーションを正しく起動できませんでした」というメッセージとともに表示される代表的なWindowsエラーです。
このエラーが発生すると、使いたいソフトウェアが全く起動できなくなるため、仕事やゲームに支障をきたします。原因は一つではなく、ランタイムライブラリの不足、システムファイルの破損、ビット数の不一致など、複数の要因が絡み合っています。
本記事では、0xc000007bエラーの原因を症状別に特定し、初心者でも安全に実行できる対処法を段階的に解説します。Windows 11/10の両方に対応しており、作業前のデータ保護方法も含めてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
Part1:0xc000007bエラーとは?基本を理解する
まずは0xc000007bエラーの正体を理解しましょう。どんな意味を持ち、どんな場面で発生するのかを把握することで、適切な対処法を選択できます。
Part1-1:0xc000007bエラーの意味
Windows 11/10で発生する「0xc000007b」エラーは、アプリケーションの起動時に必要なライブラリファイル(DLL)やプログラム部品が正しく読み込めないことを意味しています。
具体的には、以下のような状況で発生します:
- 32bitアプリが64bit版のライブラリを誤って読み込もうとした
- 必要なランタイムライブラリ(VC++、.NET、DirectXなど)が不足している
- システムファイルが破損している
- セキュリティソフトが実行ファイルをブロックしている
一度このエラーが発生すると、アプリケーションは全く起動できなくなるため、何らかの対処が必要です。
Part1-2:エラーが発生しやすい場面とPC症状
0xc000007bエラーが発生する主な場面と症状をチェックしてみましょう。
よくある発生場面:
- ゲーム起動時(Steam、Epic Games、Origin、日本製ゲームなど)
- Adobe製品(Photoshop、Premiere Proなど)の起動時
- 業務ソフト(会計ソフト、CADソフトなど)のインストール・起動時
- Windowsアップデート直後に今まで使えていたソフトが起動しなくなった
- 新規インストールしたソフトが初回から起動しない
PCに現れる症状:
- 「The application was unable to start correctly (0xc000007b)」というエラーメッセージ
- 特定のアプリだけが起動しない(他のアプリは正常)
- 複数の異なるアプリで同時期に同じエラーが発生
- 管理者権限で実行しても起動しない
Part1-3:専門用語を分かりやすく解説
このエラーを理解・対処するために必要な専門用語を、初心者の方にも分かりやすく説明します。
32bit / 64bit(x86 / x64)
プログラムの種類です。32bit版は「x86」、64bit版は「x64」とも呼ばれます。それぞれ専用の部品(ライブラリ)が必要で、混在すると0xc000007bエラーが発生します。
DLL(Dynamic Link Library)
複数のプログラムで共有される部品ファイルです。例えば「msvcr120.dll」「d3dx9_43.dll」などがあり、これが壊れたり不足すると起動できません。
VC++再頒布可能パッケージ
Microsoftが提供する基本部品セットです。多くのゲームやソフトで必須となっており、2010/2012/2013/2015-2022など複数のバージョンがあります。
.NET Framework
プログラム実行に必要なMicrosoft製の基盤システムです。3.5、4.5、4.8など複数のバージョンが存在し、古いソフトほど特定バージョンを要求します。
DirectX
ゲームやマルチメディアソフト用の描画・音声処理システムです。Windows 11/10にはDirectX 12が標準搭載されていますが、古いゲームはDirectX 9.0cの特定ファイルを必要とします。
Part2:症状はどれ?原因を特定する3つのパターン
0xc000007bエラーの原因を効率的に特定するために、まず自分の状況がどのパターンに当てはまるかを確認しましょう。
Part2-1:特定の1つのアプリだけエラー
症状:
ある特定のアプリケーション・ゲームだけが0xc000007bで起動しない(他のソフトは正常に動作)
可能性が高い原因:
- そのアプリ専用のランタイムライブラリが不足している
- アプリ自体のファイルが破損している
- 32bit/64bitのビット数不一致
- 特定のDirectXバージョンが不足(ゲームの場合)
優先すべき対処法:
Part2-2:複数のアプリで発生
症状:
異なる複数のソフトウェアが同時期に0xc000007bで起動できなくなった
可能性が高い原因:
- システム側の共通ライブラリに問題がある
- Windows更新の影響でシステムファイルが破損
- VC++や.NETなどの基盤システムに不具合
- ハードディスク/SSDの障害
優先すべき対処法:
Part4-2(VC++完全導入)、Part4-4(SFC/DISMシステム修復)、Part4-3(.NET/DirectX整備)
Part2-3:Windows更新直後に発生
症状:
Windows UpdateやWindows 11へのアップグレード直後から問題が始まった
可能性が高い原因:
- 更新による互換性問題
- セキュリティソフトが新たにブロックを開始
- 更新時のドライバ不具合
- システムファイルの更新失敗
優先すべき対処法:
Part4-1(基本操作見直し)、Part4-5(セキュリティソフト干渉排除)、Part5-1(Windows更新のロールバック)
Part3:0xc000007bエラーの主な5つの原因
0xc000007bエラーが発生する代表的な5つの原因を詳しく解説します。
Part3-1:32bit/64bitの不一致
最も頻繁に発生する原因の一つが、32bitアプリと64bitライブラリの不一致です。
具体例:
- 32bitのゲームをインストールしたが、VC++は64bit版しか入っていない
- 64bitアプリが32bit版のDLLを誤って参照しようとしている
- Windows 11/10(64bit)で古い32bitソフトを動かそうとしている
見分け方:
アプリのインストール場所で判断できます。
C:\Program Files (x86)\→ 32bitアプリC:\Program Files\→ 64bitアプリ
Part3-2:VC++再頒布可能パッケージの問題
多くのソフトウェアで必須となる「Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が不足していたり、破損していたりするケースです。
必要なバージョン:
- Visual C++ 2010(x86とx64)
- Visual C++ 2012(x86とx64)
- Visual C++ 2013(x86とx64)
- Visual C++ 2015-2022(x86とx64)統合版
特にゲームでは、複数のバージョンが同時に必要になることが多く、一つでも欠けるとエラーが発生します。
Part3-3:.NET FrameworkやDirectXの不足
古いソフトウェアやゲームは、特定バージョンの.NET FrameworkやDirectXランタイムを固定で要求します。
DirectXの特殊性:
Windows 11/10にはDirectX 12が標準搭載されていますが、2015年以前のゲームは「DirectX 9.0c」の特定ファイルを必要とします。これは自動ではインストールされないため、手動での導入が必須です。
よくあるケース:
- 「d3dx9_43.dll がありません」と表示される
- 「xinput1_3.dll が見つかりません」と表示される
- 日本製のゲーム(特にアダルトゲーム含む)で頻発
Part3-4:Windowsシステムファイルの破損
Windows更新の失敗、強制終了、ウイルス感染などにより、OS本体の重要なファイルが破損しているケースです。
兆候:
- 複数の異なるエラーコードが頻発する
- Windows自体の起動が不安定
- ブルースクリーン(BSOD)が出る
- SFCコマンドで「破損したファイルを検出」と表示される
Part3-5:権限・セキュリティ・互換性の問題
管理者権限の不足、ウイルス対策ソフトの誤検知、古いWindowsバージョンとの互換性問題などです。
具体例:
- Windows Defenderが実行ファイルを隔離している
- サードパーティ製セキュリティソフト(Norton、Kaspersky等)がブロック
- Windows 7時代のソフトをWindows 11で動かそうとしている
- UAC(ユーザーアカウント制御)による制限
Part4:今すぐ試せる対処法7選(安全度順)
以下の対処法を上から順番に試してください。各ステップで問題が解決したらそこで終了してOKです。
重要な注意事項:
作業を始める前に、必ずシステムの復元ポイントを作成し、重要データをバックアップしてください。
Part4-1:基本操作の見直し
所要時間:2分|安全度:★★★★★
最もリスクが低く、すぐに試せる基本的な対処法です。
ステップ1 PCを完全に再起動する
高速スタートアップをオフにして再起動すると効果的です。
ステップ2 対象アプリを管理者として実行する
アプリのアイコンを右クリック→「管理者として実行」を選択します。
ステップ3 互換モードを設定する
アイコンを右クリック→「プロパティ」→「互換性」タブ→「互換モードでこのプログラムを実行する」にチェック→「Windows 8」または「Windows 7」を選択→「管理者としてこのプログラムを実行する」にもチェック→「適用」→「OK」
成功の目安:
起動できたら環境依存の一時的な問題です。繰り返す場合は恒久対策(Part4-2以降)へ進んでください。
Part4-2:VC++再頒布可能パッケージの完全導入
所要時間:10分|安全度:★★★★☆
この対処法は最も効果が高い方法の一つです。約40%のケースがこれで解決します。
ステップ1 現在インストールされているVC++を確認する
「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」→「Microsoft Visual C++」で検索
ステップ2 必要な全バージョンをダウンロードする
Microsoft公式サイトから以下をダウンロード:
必要なバージョン(すべてx86とx64の両方):
- Visual C++ 2010 再頒布可能パッケージ
- Visual C++ 2012 再頒布可能パッケージ
- Visual C++ 2013 再頒布可能パッケージ
- Visual C++ 2015-2022 再頒布可能パッケージ(統合版)
※2015/2017/2019/2022は統合されており、最新版をインストールすればすべてカバーされます。
ステップ3 すべてインストールする
既にインストール済みの場合は「修復」を選択してください(重要!)
ステップ4 PCを再起動する
ステップ5 アプリの起動を確認する
確認方法:
「設定」→「アプリ」で「Microsoft Visual C++」を検索し、2010/2012/2013/2015-2022のx86版とx64版が両方インストールされているか確認(合計8個程度表示されるはず)
Part4-3:.NET FrameworkとDirectXの整備
所要時間:15分|安全度:★★★★☆
.NET Frameworkの追加:
ステップ1 Windows機能を開く
「設定」→「アプリ」→「オプション機能」→「Windows のその他の機能」を開く
ステップ2 .NET Frameworkにチェックを入れる
「.NET Framework 3.5」と「.NET Framework 4.8」にチェックを入れる
ステップ3 適用する
「OK」をクリックして適用(5〜10分かかる場合あり)
DirectXランタイムの導入:
ステップ1 DirectXをダウンロード
Microsoft公式サイトから「DirectX エンドユーザー ランタイム」をダウンロード
検索キーワード:「DirectX End-User Runtime Web Installer」
ステップ2 管理者として実行
ダウンロードした「dxwebsetup.exe」を右クリック→「管理者として実行」
ステップ3 インストールする
インストールウィザードに従う(Bing Barのチェックは外す)
ステップ4 再起動する
完了後、PCを再起動
グラフィックドライバの更新も重要:
- NVIDIA:GeForce Experienceから最新ドライバをインストール
- AMD:AMD Radeon Softwareから更新
- Intel:Intel Driver & Support Assistantで確認
Part4-4:SFC/DISMによるシステムファイル修復
所要時間:20〜30分|安全度:★★★☆☆
Windowsシステムファイルの整合性をチェック・修復します。
SFCスキャンの実行:
ステップ1 ターミナルを管理者で開く
スタートボタンを右クリック→「ターミナル(管理者)」を選択
ステップ2 SFCコマンドを実行
sfc /scannowと入力してEnterキーを押す
正しい形式:「sfc」「半角スペース」「/」「scannow」
ステップ3 スキャン完了まで待つ
スキャン完了まで待つ(10〜20分程度)
ステップ4 結果を確認する
- 「破損したファイルを検出し、正常に修復しました」→ 成功!再起動して確認
- 「破損したファイルを検出しましたが、修復できませんでした」→ DISMコマンドへ
- 「整合性違反を検出しませんでした」→ システムファイルは正常
DISMコマンドの実行(SFCで修復できなかった場合):
ステップ1 DISMコマンドを実行
同じく管理者権限のターミナルで以下を実行
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
ステップ2 完了まで待つ
完了まで15〜30分待つ(インターネット接続必須)
ステップ3 再度SFCを実行
完了後、再度SFCスキャンを実行
ステップ4 再起動して確認
PC再起動後、アプリの起動を確認
停止基準:
DISMでも「修復できませんでした」と表示される場合、これ以上進めずPart5の最終手段へ進んでください。
Part4-5:セキュリティソフトの干渉を排除
所要時間:5分|安全度:★★★★☆
ウイルス対策ソフトが正常なアプリを誤検知してブロックしている可能性があります。
ステップ1 リアルタイム保護を一時停止
タスクバーのアイコンを右クリック→「リアルタイム保護を一時停止」(10分程度)
ステップ2 アプリを起動して確認
その状態でアプリを起動して確認
ステップ3 例外に追加
起動できた場合はセキュリティソフトの設定で例外に追加
Windows Defenderの場合:
「Windowsセキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」→「設定の管理」→「除外」→「除外の追加」→アプリの実行ファイル(.exe)とインストールフォルダ全体を追加
ステップ4 隔離履歴を確認
「Windowsセキュリティ」→「ウイルスと脅威の防止」→「保護の履歴」で、該当アプリのファイルが隔離されていないか確認
Part4-6:アプリの完全再インストール
所要時間:10〜20分|安全度:★★★☆☆
アプリ自体のファイルが破損している場合の対処法です。
ステップ1 アンインストール
「設定」→「アプリ」→該当アプリを選択→「アンインストール」
ステップ2 残存ファイルを削除
エクスプローラーで以下のフォルダを開き、アプリのフォルダが残っていたら削除:
C:\Program Files\C:\Program Files (x86)\
ステップ3 再起動
PCを再起動する
ステップ4 再インストール
公式サイトから最新版をダウンロードして再インストール
インストール時は必ず「管理者として実行」を選択してください。
ステップ5 起動を確認
Part4-7:DirectX関連エラーの特別対処法
所要時間:10分|安全度:★★★★☆
特にゲーム起動時の0xc000007bエラーで効果的な専門対処法です。
対象となる症状:
- Steam、Epic Gamesなどのゲームでエラー
- 「d3dx9_**.dll」「xinput1_3.dll」などのエラーメッセージ
- 2015年以前のゲーム
- 日本製ゲーム
DirectX June 2010の完全インストール:
ステップ1 ダウンロード
Microsoft公式ページから「DirectX June 2010 Redistributable」をダウンロード
ステップ2 管理者として実行
「dxwebsetup.exe」を右クリック→「管理者として実行」
ステップ3 Bing Barのチェックを外す
「Bing Barをインストールする」のチェックを外す
ステップ4 再起動
インストール完了後、PC再起動
ステップ5 ゲームを起動して確認
重要な警告:
「d3dx9_43.dll ダウンロード」などで検索して出てくるDLL配布サイトからファイルを個別にダウンロードするのは絶対にNGです。ウイルスやマルウェアが含まれている可能性があります。必ず公式のDirectXランタイムをインストールしてください。
Part5:それでも解決しない時の最終手段
ここまでの対処法で改善しない場合の最終手段を3つご紹介します。
危険な兆候チェックリスト:
以下に該当する場合、まず重要データのバックアップを最優先してください。
- 複数の異なるエラーコードが頻発する
- Windows自体の起動が不安定
- ブルースクリーン(BSOD)が出る
- ハードディスクから異音がする
- SMART警告が表示されている
- SFC/DISMでも修復できないと表示された
Part5-1:Windows更新のロールバック
所要時間:15分|安全度:★★★☆☆
最近のWindows更新が原因の場合に有効です。
ステップ1 更新の履歴を開く
「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→「更新プログラムのアンインストール」を開く
ステップ2 直近の更新を確認
直近1ヶ月以内にインストールされた更新プログラムを確認
ステップ3 アンインストール
怪しいものを選択→「アンインストール」
ステップ4 再起動して確認
再起動後、問題が解決したか確認
ステップ5 更新を保留
解決した場合、当面その更新は保留(後日再度試す)
Part5-2:システムの復元
所要時間:30〜60分|安全度:★★★☆☆
問題が発生する前の状態に戻します。
ステップ1 システムの保護を開く
スタートメニューで「復元ポイント」と検索→「復元ポイントの作成」を開く
ステップ2 システムの復元を開始
「システムの保護」タブ→「システムの復元」ボタンをクリック
ステップ3 復元ポイントを選択
問題が発生する前の日付の復元ポイントを選択
ステップ4 影響を確認
「影響を受けるプログラムのスキャン」で確認
ステップ5 実行
「完了」をクリックして実行(30分〜1時間程度)
注意:
復元ポイント以降にインストールしたソフトは再インストールが必要です。個人ファイル(ドキュメント、画像など)は影響を受けません。
Part5-3:Windowsのリセット(初期化)
所要時間:1〜2時間|安全度:★★☆☆☆
最後の手段です。実行前に必ずデータをバックアップしてください。
ステップ1 回復を開く
「設定」→「システム」→「回復」→「このPCをリセット」を開く
ステップ2 オプションを選択
2つのオプションから選択
- 「個人用ファイルを保持する」:ドキュメント・画像は残る、アプリは削除
- 「すべて削除する」:完全な初期化
ステップ3 再インストール方法を選択
「ローカル再インストール」を選択
ステップ4 リセット実行
「次へ」→「リセット」で実行(1〜2時間)
Part6:大切なデータが消えてしまった時の解決策
システム修復やリセットの過程で、意図せず重要なファイルが失われることがあります。そんな時は専門的なデータ復元ツールの活用を検討しましょう。
Wondershare Recoverit でのデータ復元
Recoveritは、誤削除・フォーマット・システム障害で失われたデータを復元できる専門ツールです。AIを搭載した高度な復元技術により、99.5%の復元成功率で失われたドキュメントや画像、動画など1,000種類以上のファイル形式のデータを取り戻します。
以下は、「Recoverit」で消えたデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーにファイル保存場所が表示されます。ここでは、特定の保存場所を選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、時間かかる場合もあります。

ステップ3 消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

こんな状況で活用できます:
- アプリ再インストール時に設定ファイルやセーブデータが消えた
- システムの復元後に一部のドキュメントが見つからない
- Windows リセット時に「個人用ファイルを保持する」を選んだのに消えた
- SFC/DISMコマンド実行後にファイルにアクセスできなくなった
ウイルス感染やPCのクラッシュ、システム破損などあらゆる消失パターンに対応しており、いざという場面での心強いサポートツールとなるでしょう。
Part7:二度と困らないための予防策
0xc000007bエラーを解決できたら、再発防止のために以下の習慣を身につけましょう。
月次メンテナンス(月1回、所要15分)
- Windows Updateの実行と確認
- グラフィックドライバ・チップセットドライバの更新確認
- システムの復元ポイント作成
- ディスククリーンアップで不要ファイル削除
四半期メンテナンス(3ヶ月に1回、所要30分)
- VC++/.NET/DirectXの棚卸し
- 使っていないソフトのアンインストール
- セキュリティソフトのフルスキャン実行
- SFCスキャンで予防的なシステムチェック
ソフトインストール時のベストプラクティス
- 公式サイトからのみダウンロード
- インストール時は必ず「管理者として実行」
- カスタムインストールで不要なソフトを除外
- 大型ソフトのインストール前は復元ポイント作成
推奨バックアップ戦略
データ保護は多層防御が基本です。以下の3つを組み合わせるのが理想的です。
- ファイル履歴(Windows標準機能):個人ファイルを1時間おきに自動バックアップ
- OneDrive / Google Drive:重要なドキュメントをリアルタイム同期
- システムイメージバックアップ:OS・アプリ・設定すべてを月1回保存
まとめ:0xc000007bエラー解決の5つの鉄則
- 焦らず段階的に:低リスクの対処法から順番に試す
- バックアップ最優先:作業前に必ず復元ポイント作成とデータバックアップ
- VC++とDirectXが鍵:全バージョン(x86/x64両方)の導入が最重要
- 公式ソースのみ使用:DLL個別ダウンロードは厳禁
- 解決後は予防:月次メンテナンスで再発を防ぐ
このガイドで約90%のケースが解決できます。もし万が一データを失ってしまった場合も、適切なツールと手順で復元できる可能性が高いので、諦めずに対処してください。