- Windows 365またはAVDへの接続時に「Connection and authentication failures(接続と認証の失敗)」というエラーメッセージが表示される
- 何度試してもログイン画面に到達できない
- 1月14日までは正常に使えていたのに、1月15日から突然接続できなくなった
- 特にWindows 11を使用している環境で報告が集中している
目次
Part1. 【2026年1月15日発生】Windows更新プログラム不具合の詳細
Part1-1. 障害の概要と影響範囲
2026年1月15日(木)午前、日本時間で多くの企業が業務を開始する時間帯に障害が発生しました。
Impress Watchの報道 によると、本日配信された 「2026年1月セキュリティ更新プログラム」 を適用したWindows端末において、 Microsoftのクラウドサービス 「Windows 365」および 「Azure Virtual Desktop(AVD)」 への接続時に認証エラーが発生する不具合が確認されています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 発生日時 | 2026年1月15日(木)午前〜 |
| 影響を受けるサービス | Windows 365、Azure Virtual Desktop(AVD) |
| 影響を受けるOS | Windows 11(特に25H2/24H2)、Windows 10の一部 |
| 主なエラー内容 | Connection and authentication failures |
| 原因 | 2026年1月セキュリティ更新プログラムの認証処理部分のバグ |
| 影響範囲 | 世界中(日本、米国、欧州など多数の国と地域で報告あり) |
特にWindows 11の最新バージョン(25H2および24H2) を使用している企業で報告が集中しており、 リモートワーク環境を主力としている企業では 全社員が業務を開始できないケースも報告されています。
Part1-2. なぜこの障害が発生したのか
Impress Watchの報道 によると、今回の障害は 2026年1月セキュリティ更新プログラムに含まれる 「認証処理モジュール」の不具合 が原因とされています。
| 技術的要因 | 説明 |
|---|---|
| 認証トークンの生成エラー | 更新プログラム適用後、 Windows 365やAVDへの接続時に必要な 「認証トークン」が正しく生成されない 不具合が発生している可能性 |
| 証明書検証プロセスの不整合 | クライアント側とサーバー側の 証明書検証プロセスに不整合が生じ、 接続が拒否される |
| プロトコルバージョンの不一致 | 更新後のクライアントが使用する 認証プロトコルのバージョンと、 サーバー側が期待するバージョンが一致しない |
| レジストリ設定の破損 | 更新プログラムの適用時に、 認証関連のレジストリキーが 誤って変更または破損した |
Microsoft側も問題を認識しており、 修正パッチの開発と配信を急いでいる とのことですが、 配信時期については明言されていません(2026年1月15日)。 今すぐ業務を再開したい場合は、 次章でご紹介する 「公式回避策」を試すのが最も確実です。
Part2. 今すぐ接続を復旧させる2つの公式回避策
【2026年1月17日追記】緊急修正パッチが公開されました
Microsoftより、本不具合を修正する緊急Out-of-Band(帯域外)パッチが正式にリリースされました。お使いのOSに応じて、以下の修正プログラムを適用することで問題が解消します。
| 対象OS | KB番号 | 更新後のOSビルド |
|---|---|---|
| Windows 11 25H2 / 24H2 | KB5077744 | 26200.7627 / 26100.7627 |
| Windows 11 23H2 | KB5077797 | 22631.6494 |
| Windows Server 2025 | KB5077793 | (サーバー環境用) |
修正パッチの適用方法
【方法①】Windows Updateで確認(個人PC向け)
- 「設定」→「Windows Update」を開く
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- 上記KB番号の更新プログラムが表示されたら「今すぐインストール」をクリック
【方法②】Microsoft Update カタログから手動ダウンロード
Windows Updateに表示されない場合は、Microsoft Update カタログから直接ダウンロードできます。
- 上記リンクにアクセス
- 検索ボックスに「KB5077744」または「KB5077797」を入力
- お使いのOSに合致するパッチをダウンロード
- ダウンロードした.msuファイルをダブルクリックしてインストール
⚠️ 重要な注意事項
- 企業でお使いの場合:必ずIT部門の指示に従ってください。セキュリティポリシーにより、個人での更新が制限されている場合があります。
- 修正パッチ適用後も接続できない場合:引き続き以下の「公式回避策」が有効です。
- Known Issue Rollback(KIR)について:企業環境では、更新プログラムをアンインストールせずに問題だけを回避できる「KIRポリシー」も利用可能です。詳細はIT管理者にご相談ください。
Part2-1. 【回避策①】Webクライアント経由で接続する方法
最も手軽で、すぐに試せる方法です。 Windows 365やAVDは、専用アプリを使わなくても Webブラウザから直接アクセスできます。
この方法のメリット
- 追加のソフトウェアインストール不要
- どのPCでも、ブラウザがあればすぐに使える
- 設定変更の必要がない
- 所要時間:約1分
- 安全度:非常に高い
【手順】Webクライアントで接続する方法
- ステップ1:ブラウザを起動する
Google Chrome、Microsoft Edge、Firefoxなどの最新ブラウザを開いてください。 - ステップ2:Windows 365のWebサイトにアクセス
アドレスバーに以下のURLを入力してください:https://windows.cloud.microsoft - ステップ3:Microsoftアカウントでサインイン
会社のMicrosoft 365アカウント(通常は会社のメールアドレス)でサインインしてください。 - ステップ4:利用可能なクラウドPCを選択
接続したいWindows 365またはAVDをクリックしてください。 - ステップ5:ブラウザ上でデスクトップが起動
ブラウザのタブ内でデスクトップ環境が表示されます。
ワンポイント
Webクライアントは、普段使っているデスクトップアプリと 同じ機能が利用できます。 ただし、ブラウザのタブを閉じると接続が切れるため、 作業中はタブを開いたままにしておきましょう。
Part2-2. 【回避策②】Microsoft Store版「Windows App」を使用する方法
従来のデスクトップクライアントではなく、 Microsoft Storeから配信されている新しい「Windows App」 を使用する方法です。 このアプリは、今回の更新プログラムの影響を受けにくい設計になっています。
この方法のメリット
- デスクトップアプリとして使えるため操作性が高い
- 複数のクラウドPCを一元管理できる
- 今回の不具合の影響を受けにくい新設計
- 所要時間:約5分(インストール含む)
- 安全度:非常に高い
【手順】Windows Appをインストールして接続する方法
- ステップ1:Microsoft Storeを開く
- ステップ2:「Windows App」を検索
- ステップ3:アプリをインストール
- ステップ4:アプリを起動してサインイン
- ステップ5:クラウドPCに接続
Windows Appは、従来のRemote Desktop Connectionとは異なる 認証フローを使用しており、 今回の更新プログラムが影響を与える 「レガシー認証モジュール」を経由しないため、 接続が可能になっています。
Part2-3. どちらの方法を選ぶべき?比較表で確認
2つの回避策をまとめて比較しました。 ご自身の状況に合わせて選択してください。
| 比較項目 | Webクライアント | Windows App |
|---|---|---|
| 所要時間 | 約1分 | 約5分 |
| インストール | 不要 | 必要 |
| 操作性 | ブラウザ内 | デスクトップアプリ |
| おすすめの人 | 一時的に使いたい人 | 日常的に使う人 |
企業ユーザーへの注意
- 条件付きアクセスポリシーによる制限
- Intuneデバイス管理ポリシー
- 特定クライアントのみ許可する設定
このような場合は、 必ずIT部門に連絡して対応を依頼 してください。
Part3. 更新プログラム削除は危険!データ消失のリスクと正しい対処法
「接続できないなら、原因となった更新プログラムをアンインストールすればいい」 と考えるかもしれません。
しかし、 焦って更新プログラムを削除したり、 システムの復元を実行するのは非常に危険 です。 最悪の場合、大切なデータが消失してしまう可能性があります。
Part3-1. 焦って「アンインストール」するとどうなるか
Windows Updateの更新プログラムは、 通常「設定」→「Windows Update」→「更新の履歴」→ 「更新プログラムのアンインストール」 から削除できます。
セキュリティ更新プログラムを削除することには、 以下のような深刻なリスクがあります。
| リスク | 詳細 |
|---|---|
| システムの不安定化 | 更新プログラムは複数の修正パッチが連動しているため、 一部だけをアンインストールすると、 システム全体が不安定になる可能性があります。 最悪の場合、Windowsが起動しなくなることもあります。 |
| セキュリティの脆弱性 | セキュリティ更新プログラムには、 重大な脆弱性を修正する内容が含まれています。 削除すると、サイバー攻撃のリスクが急激に高まります。 |
| データ消失 | アンインストール処理中にエラーが発生すると、 システムファイルやユーザーデータが破損し、 ファイルが開けなくなったり、 完全に消失する可能性があります。 |
| 再起動ループ | 更新プログラムの削除後、 Windowsが正常に起動せず、 再起動を繰り返す 「ブートループ」に陥る事例が報告されています。 |
| サポート対象外 | Microsoftのサポートポリシーでは、 セキュリティ更新プログラムを削除したシステムは サポート対象外となる場合があります。 |
焦った操作は、 問題をさらに悪化させる可能性が高いため、 絶対に避けてください。
Part3-2. システムの復元で起こりうるトラブル
「システムの復元」機能を使えば、 更新プログラム適用前の状態に戻せると 考えるかもしれません。 しかし、システムの復元にも 以下のようなリスクがあります。
| リスク | 詳細 |
|---|---|
| 最近のファイルが消失 | システムの復元を実行すると、 復元ポイント作成後に保存したファイル (ドキュメント、写真、動画など) が消失する可能性があります。 特に、デスクトップやドキュメントフォルダに 保存していたファイルは高リスクです。 |
| アプリケーションの不具合 | 復元ポイント作成後にインストールした アプリケーションは、 起動しなくなるか、 設定が初期化されます。 |
| 復元の失敗 | システムの復元処理中にエラーが発生すると、 Windowsが起動しなくなる 最悪のケースも報告されています。 |
| 復元ポイントがない | そもそも 「システムの保護」機能が無効になっている場合、 復元ポイント自体が存在しないため、 復元できません。 |
システムの復元は 「最終手段」 として位置づけられるべきものです。 今回のような接続エラーの場合、 Part2でご紹介した公式回避策を 試すだけで十分に対処できます。
Part3-3. 安全に対処するための3つの鉄則
今回のような障害が発生したとき、 絶対に守るべき3つの鉄則をお伝えします。
鉄則①:焦って「削除」「復元」をしない
接続エラーは、 公式の回避策(Part2参照)で 安全に解決できます。 更新プログラムの削除や システムの復元は、 データ消失のリスクが高いため、 絶対に避けてください。 まずは深呼吸して、 冷静に対処しましょう。
鉄則②:重要なデータは必ずバックアップを取る
もし、どうしても 更新プログラムの削除や システムの復元を試したい場合は、 必ず事前に データのバックアップを取ってください。
- 外付けHDDやUSBメモリにファイルをコピー
- OneDriveやGoogle Driveなどのクラウドストレージに保存
- Windowsのバックアップ機能を使用
バックアップがあれば、 万が一データが消失しても 復元できます。
鉄则③:分からないときはIT部門や専門家に相談
企業で使用している場合は、 必ずIT部門に連絡してください。 自己判断で操作すると、 会社のセキュリティポリシーに 違反する可能性があります。
個人で使用している場合も、 不安なときは Microsoftサポートや 専門家に相談することを おすすめします。
Part4. 万が一データが消えてしまった場合の復元方法
どれだけ注意していても、 予期せぬトラブルで データが消失してしまうことはあります。
特に今回のような障害発生時には、 「焦って更新プログラムをアンインストールしたら、 大事なファイルが消えてしまった」 「システムの復元を試したら、 デスクトップのデータが全部なくなった」 といった二次被害が発生しやすくなります。
万が一、大切なファイルが消失してしまった場合でも、 Wondershare Recoverit を使えば、 消えてしまったデータを簡単に復元できます。
Recoveritの主な機能一覧
- 高度なスキャンモード:通常スキャンで見つからない場合は、「高度なビデオ復元」や「ディープスキャン」で徹底的に探索
- ビデオ修復機能:破損した動画ファイルを修復して、再生可能な状態に復元
- クラッシュしたPCからの復元:Windowsが起動しないPCからでも、起動ディスクを作成してデータを復元
- 外部デバイス対応:USBメモリ、SDカード、外付けHDD、デジカメなど、あらゆるストレージデバイスに対応
- RAW復元:ファイルシステムが破損している場合でも、RAWファイルとして復元可能
以下は、 「Recoverit」 で消えたデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで 「Recoverit」 を起動すると、 左側のサイドバーに ファイル保存場所が表示されます。 ここでは、特定の保存場所を選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、 選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、 スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、 サイズの大きいファイルが多数存在する場合、 時間がかかることもあります。

ステップ3 消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、 失われたファイル・フォルダがあるかどうかを 確認するためにプレビューを行います。 その後、復元したいファイルにチェックを入れて、 「復元する」をクリックすれば完了です。
