USBフラッシュドライブとは?
USBメモリとの違いや使い方までわかりやすく解説

USBフラッシュドライブの基本からUSBメモリや他の記憶媒体との違い、
接続端子の種類、メリット・デメリット、使い方までわかりやすく解説。
初心者でもすぐに活用できる情報が満載です。

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内野 博
内野 博 更新 Jun 10, 25

USBフラッシュドライブとは、携帯性に優れた記憶媒体の1つです。主にPC内のデータ管理やデータの持ち運びに使われます。

この記事では、USBフラッシュドライブとは具体的にどのような機器なのか、「USBメモリ」や他の記憶媒体との違いはあるのかなどを詳しくまとめました。

簡単なステップによる使い方もご紹介していますので、気になっている人はぜひ参考にしてみてくださいね。

目次
    1. Part1-1:USB端子の種類
    2. Part1-2:USBフラッシュドライブとUSBメモリの違い
    3. Part1-3:USBフラッシュドライブと他記憶媒体との違い
    1. Part2-1:USBフラッシュドライブのメリット
    2. Part2-2:USBフラッシュドライブのデメリット
    1. STEP1:接続機器との互換性を確認する
    2. STEP2:USBフラッシュドライブをデバイスに接続する
    3. STEP3:USBフラッシュドライブをフォーマットする

Part1:USBフラッシュドライブとは

USBフラッシュドライブのイメージ画像

USBフラッシュドライブとは、データの保存が可能な記憶媒体の1つです。現在、多くのPCにはUSB接続端子が搭載されており、PCに保存しているデータのバックアップや、PCのストレージ容量の軽量化、データの持ち運びなどに活用されています。

また、適切な手順を踏めば、WindowsOSやMacOSのインストール用ディスクを作成し、USBフラッシュドライブからOSを起動したり、OSを再インストールしたりすることも可能です。

なお、USBは「Universal Serial Bus」の頭文字が由来となっています。

Part1-1:USB端子の種類

USBの接続端子にはいくつかの種類があります。

  • USB Type-C
  • USB Type-A

USB Type-C

USB Type-C端子を搭載したUSBフラッシュドライブ

出典:ELECOMダイレクトショップ本店

「USB Type-C」の接続端子を備えたUSBフラッシュドライブ。昨今のスマホの充電ケーブルと同じ端子となっており、非常にコンパクトな点が特徴です。TYPE-C端子搭載であれば、変換ケーブル不要でスマホのデータを管理できます。

USB Type-A

USB Type-A端子を搭載した一般的なUSBフラッシュドライブ

出典:ELECOMダイレクトショップ本店

「USB Type-A」の接続端子を備えたUSBフラッシュドライブ。多くのPCに対応する一般的な規格です。

Type-Aはさらに種類が分かれており、開発された順に「USB1.1」「USB 2.0」「USB3.0」などがあります。これらの違いは主にデータの転送速度で、新しい規格であるほど転送速度が速くなるのが一般的です。

また、昨今ではType-A端子とType-C端子の両方を備えたUSBフラッシュドライブも存在します。

Part1-2:USBフラッシュドライブとUSBメモリの違い

USBフラッシュドライブとUSBメモリは、同じ意味として捉えて問題ありません。

USBフラッシュドライブは、USBメモリの正式名称です。しかしながら、日本では「USBメモリ」の呼称が浸透しています。

Part1-3:USBフラッシュドライブと他記憶媒体との違い

記憶媒体 読み書き速度 容量の大きさ 容量単価 携帯性 対応可能な機器の幅広さ
USBメモリ
内蔵ハードディスク
外付けハードディスク
SSD 〇(外付けの場合)
SDカード
CD-RW
DVD-RW
BD-RE(Blu-ray)

USBフラッシュドライブのように、データを読み書きできる記憶媒体はいくつかあります。

表をご覧いただくとわかる通り、USBフラッシュドライブは携帯性と読み書き速度に優れている点が大きな特徴です。USB3.0以上のUSBフラッシュドライブであれば、高速なデータ転送が体感できるでしょう。

ただし、容量の大きさで言うとHDD(ハードディスク)が優れていたり、SSDの方が対応可能な機器の幅広さや速度、容量の大きさのバランスに優れていたりします。

必ずしもUSBフラッシュドライブが優れているというわけではなく、用途に適したものを選択することが重要です。

Part2:USBフラッシュドライブのメリット・デメリット

USBフラッシュドライブにもメリットとデメリットがあります。用途や使用環境に応じて確認しておきましょう。

USBフラッシュドライブのメリット
  • とても小型で携帯性に優れている
  • 対応のUSB端子があればリーダーなどの接続機器が不要
  • HDDなどの磁気ドライブに比べて読み書きや転送速度が速い
  • 耐衝撃性が高く、比較的壊れにくい
USBフラッシュドライブのデメリット
  • 容量あたりの単価が高め
  • 多数保管する場合は管理が煩雑になりやすい
  • 書き込み回数に制限があり、繰り返すと劣化する
  • ウイルス感染などのリスクがある

USBフラッシュドライブは軽量・コンパクトで携帯性に優れ、読み書きのスピードも速いため、日常的なデータの持ち運びや一時保存に適しています。

ただし、大容量タイプは価格が高くなりやすく、書き換えによる劣化やウイルス感染のリスクもあるため、重要なデータの長期保存には不向きな場合もあります。

Part3:USBフラッシュドライブの使い方

USBフラッシュドライブの使い方はとても簡単です。以下の3つのステップで、すぐに利用を開始できます。

USBフラッシュドライブ設定手順:

  • STEP1:接続機器との互換性を確認する
  • STEP2:USBメモリをデバイスに接続する
  • STEP3:USBメモリをフォーマットする

STEP1:接続機器との互換性を確認する

USBフラッシュドライブには「Type-C」と「Type-A」の2つの主要な端子があります。まずはお手持ちのデバイスにどの端子が搭載されているかを確認しましょう。

互換性がない端子に接続しようとすると、接続できなかったり、最悪の場合は破損につながることもあります。

Type-Aには「USB2.0」「USB3.0」などの規格がありますが、新しいポートには基本的に古い規格のUSBも接続可能です(例:USB3.0ポートにUSB2.0のメモリを接続)。

ただし、逆に古いポートに新しいUSBを接続すると、正常に動作しない可能性があるため注意が必要です。

STEP2:USBフラッシュドライブをデバイスに接続する

USBフラッシュドライブをデバイスに直接接続します。接続端子の形状と向きを正しく確認し、無理な力を加えずに差し込んでください。

特にUSB Type-Aの場合、上下の向きがありますので、差し込む前に形状を確認しましょう。無理に挿すと端子が破損する恐れがあります。

STEP3:USBフラッシュドライブをフォーマットする

USBフラッシュドライブの「フォーマット」とは、保存環境を初期化する作業です。新しく使用する前に、正しくフォーマットしておくことでトラブルを防げます。

※フォーマットを行うと、USB内のすべてのデータが削除されます。必要なデータは事前にバックアップしてください。

フォーマットの手順は以下の通りです。

ステップ1:エクスプローラーを開き、USBフラッシュドライブを右クリックして「フォーマット…」を選択します。

USBのフォーマット操作(右クリックメニュー)の画面

ステップ2:ファイルシステムの選択やボリュームラベルを入力し、「開始」をクリックしてフォーマットを実行します。

フォーマット設定画面(ファイルシステムやボリュームラベルの入力)

Part4:USBフラッシュドライブのデータが消えた時の対処法【復元手順付き】

USBフラッシュドライブは便利ですが、誤って削除したり、突然認識されなくなったり、ウイルス感染や物理的な破損などでデータが消えてしまうことがあります。

そうした場合でも、「Recoverit(リカバリット)」のようなデータ復元ソフトを使えば、削除・消失したファイルを復元できる可能性があります。

Recoveritの特徴:

  • USB、SDカード、外付けHDDなど様々なデバイスに対応
  • 写真、動画、ドキュメントなど幅広いファイル形式に対応
  • シンプルな操作で初めてでも使いやすい

重要なファイルを誤って消してしまった場合でも、慌てず以下の手順を試してみてください。

▶ Recoverit 公式ページはこちら

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RecoveritでUSBフラッシュドライブのデータを復元する方法

ステップ1: 復元したいUSBメモリを選択する

Recoveritを起動すると、接続中のUSBメモリが表示されます。対象のUSBを選択してスキャンを開始します。

RecoveritでUSBを選択

ステップ2: 消えたデータをスキャンする

USBメモリ内のファイルを自動でスキャンします。容量によっては数分〜数十分かかる場合があります。

スキャン中画面

ステップ3: プレビューして必要なデータを復元する

スキャン結果から目的のファイルをプレビュー確認できます。「復元する」をクリックして保存先を指定すれば完了です。

プレビューと復元

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まとめ:USBフラッシュドライブをもっと安心して使うために

USBフラッシュドライブは持ち運びやすく、ファイルの受け渡しやバックアップなど幅広く使える便利なツールです。ただし、突然データが消えてしまうこともあるため、以下のポイントを押さえておくと安心です。

  • 初めて使うときはフォーマット形式(exFAT、FAT32など)を確認する
  • 取り外す前に「ハードウェアの安全な取り外し」を行う
  • 重要なデータはこまめにバックアップしておく
  • 万が一の時は、復元ソフトを使って対応する

本記事の内容が、今後のデータ管理やトラブル対処の参考になれば幸いです。

USBフラッシュドライブに関するよくある質問

USBフラッシュドライブ(USBメモリ)について、基本からトラブル対処法までよくある質問をまとめました。
  • USBフラッシュドライブとは何ですか?
    USBフラッシュドライブは、小型で携帯性に優れた記憶媒体です。PCやスマートフォンに接続して、データの保存・持ち運び・バックアップに活用できます。日本では「USBメモリ」という名称が一般的です。
  • USBメモリとUSBフラッシュドライブの違いはありますか?
    違いはありません。USBフラッシュドライブが正式名称ですが、日本では「USBメモリ」という名称が広く使われています。どちらも同じものを指します。
  • USB Type-CとType-Aの違いは何ですか?
    USB Type-C:新しい規格で、スマホやタブレットにも多く採用されている小型の端子です。表裏の区別なく挿せる点が特徴です。
    USB Type-A:従来のPCやノートPCに多く搭載されている一般的な端子です。互換性に優れていますが、表裏の向きを確認する必要があります。
  • USBフラッシュドライブと他の記憶媒体の違いは?
    USBフラッシュドライブは、携帯性と読み書き速度に優れている点が特長です。ただし、容量やコスト面ではHDDやSSDに劣ることもあります。使用目的に応じて選ぶことが重要です。
  • USBフラッシュドライブの使い方は簡単ですか?
    はい、とても簡単です。基本的な使い方は以下の通りです:
    ・接続機器(PCやスマホ)の対応端子を確認する
    ・USBフラッシュドライブを差し込む
    ・データの保存・読み込みを行う
    必要に応じてフォーマット(初期化)も行えます。
  • USBフラッシュドライブが認識されない・データが消えた場合はどうすればいいですか?
    まずは以下を確認してください:
    ・他のデバイスに接続してみる
    ・フォーマットされていないか確認する
    それでも復旧できない場合は、データ復元ソフト(例:Recoveritなど)を使って復元できる可能性があります。
  • USBフラッシュドライブは何に使えますか?
    データ保存以外にも、以下のような使い方があります:
    ・OS(Windows/Mac)のインストールディスクとして利用
    ・写真・動画などの一時的な保管
    ・他の人とデータを共有する際の手段
    ・スマホやテレビに接続してメディア再生用として使用
内野 博
内野 博 Jun 10, 25
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