XMLファイルとは、タグで構成された汎用的なデータ形式で、さまざまなソフトウェア間でのデータ交換に利用されます。閲覧だけでなく、編集や復元方法も知っておくことで、トラブル時にも対応できます。
日本では、e-Tax(国税電子申告)やインボイス制度、社内システムのエクスポートデータなどでXMLを目にする機会が増えています。
本記事では、XMLファイルの開き方、Excelでの表形式表示、文字化けの直し方、そして万が一の復元方法まで、初心者にもわかりやすく解説します。
★記事の最後に、内容をさらに理解しやすくするためのYouTube動画もご紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
目次
パート1:XMLファイルとは?その基本と使用法
XMLファイルとは、拡張子がXMLとなっているファイルを指します(ファイル名の末尾は「.xml」となっています)。XMLファイルを理解するには、XMLとは何か、XMLファイルの解析方法を知る必要があります。もしXMLファイルが開かない場合、原因と解決策を理解することも重要です。
XMLはマークアップ言語の一つで、タグを使ってデータの構造を表現します。HTMLとは異なり、XMLは主にデータ交換のために使用され、柔軟な構造が特徴です。
【補足】よく使われるXMLファイルの活用事例
「XMLファイル」と言っても、普段の生活ではあまり馴染みがないかもしれません。しかし、実は日本国内の多くのサービスや業務でXMLは活用されています。具体的には以下のようなシーンで使われています。
- e-Tax(国税電子申告)やe-Gov: 確定申告データや公文書のデータ形式として採用されています。これらはブラウザの設定や専用ソフトでないと正しく表示されないことが多いため、「開けない」というトラブルが頻発します。
- WordPressのエクスポートデータ: ブログやWebサイトの引越しをする際、記事データはXML形式で出力されます。
- ExcelやWordの保存形式: 実は現在のOfficeファイル(.xlsxや.docx)も、内部的にはXMLファイルを圧縮したものです。
- PCゲームのMODや設定ファイル: マインクラフトなどのゲーム設定を書き換える際に、XMLの編集が必要になることがあります。
このように、XMLは「データの運び屋」として非常に重要な役割を担っています。そのため、誤って削除したり破損させてしまったりすると、業務や趣味に大きな影響が出てしまうのです。
パート2:XMLファイルの開き方|ブラウザ・メモ帳・Excelなど6つの方法
XMLファイルを開くには複数の方法があり、使用環境や目的に応じて適切な方法を選びましょう。
XMLファイルの開き方まとめ
- 【方法1】 ブラウザで開く(閲覧のみ可能・e-Govなどの確認に便利)
- 【方法2】 メモ帳で開く(簡易な編集・文字化け修正に有効)
- 【方法3】 Excelで開く(表形式で見やすく、実務で最も推奨)
- 【方法4】 専用XMLビューアーで開く(編集対応)
- 【方法5】 VS Code・Notepad++で開く(開発者向け)
- 【方法6】 スマホで専用アプリを使う
以下では、それぞれの開き方について詳しく解説します。
1)ブラウザで開く
Step1: XMLファイルを右クリックし「プログラムから開く」を選択します。
Step2: 使用するブラウザ(Chrome / Edgeなど)を選択して開きます。

ブラウザを使えば、XMLファイルの中身をそのまま表示できます(編集は不可)。

2)メモ帳で開く(文字化け対策にも有効)
Step1: デスクトップやエクスプローラー上でXMLファイルを右クリックします。
Step2: 「プログラムから開く」を選択します。
Step3: 「メモ帳」を選択します。

メモ帳で開けば、XMLファイルをテキスト形式で表示・編集できます。

3)Excelで開く(おすすめ)
仕事でデータ集計をする場合など、Excelで開くのが最も実用的です。Excelでは以下の二つの方法があります。
方法①:ドラッグ&ドロップ
Step1: エクスプローラーでXMLファイルが保存されているフォルダを開きます。
Step2: Excelを起動し「新規」をクリックします。
Step3: XMLファイルをExcelウィンドウへドラッグ&ドロップします。
この方法では、以下の3つから開き方を選択できます:
- XMLテーブルとして開く(推奨)
- 読み取り専用のブックとして開く
- [XMLソース]作業ウィンドウを使用する

方法②:「データ」タブからインポート
Step1: Excelの「データ」タブをクリックします。
Step2: 「データの取得」→「ファイルから」→「XMLから」を選択します。
Step3: 対象のファイルを選んでインポートします。
この方法を使うと、Power Queryエディタを通してデータをきれいに整形してから読み込むことができます。
ヒント:XMLファイルが文字化けして読めない場合
Excelなどで開いた際に文字化けする場合は、一度「メモ帳」で開き、 「名前を付けて保存」から文字コード(UTF-8 または ANSI)を変更して保存し直してください。
4)XMLビューアーで開く
専用ソフト(例:Adobe Dreamweaver)を使えば、編集や整形された表示が可能です。
Step1: XMLビューアー(例:Adobe Dreamweaverなど)を起動します。
Step2: 「ファイル」タブをクリックします。
Step3: 「開く」をクリックし、XMLファイルを選択します。
Step4: 「開く」を再度クリックしてファイルを表示します。

XMLビューアーを使えば、構造を見やすく表示・編集でき、補助機能も活用可能です。
関連記事おすすめ:HTMLとは?HTMLファイルの開き方をご紹介
5)VS Code・Notepad++で開く(おすすめ)
無料で使える高機能テキストエディタで、構文ハイライトや自動補完機能があり、XMLの編集・確認に最適です。
Step1: 公式サイトからソフトをインストールします。
Step2: ソフトを起動し、「ファイル」→「開く」でXMLファイルを選択します。
Step3: タグ構造が色分けされ、エラーの確認や編集がしやすく表示されます。
Visual Studio Code 公式サイト
Notepad++ 公式サイト
特にVS Codeは拡張機能でXMLの整形・検証・スキーマ対応も可能です。
6)スマホでXMLファイルを開く(Android / iPhone)
スマホでも無料アプリを使えばXMLファイルの閲覧が可能です。
Step1: Google Play / App Storeで「XML Viewer」などと検索します。
Step2: 評価やレビューを参考にアプリをインストールします。
Step3: XMLファイルを端末に保存し、アプリから開きます。
閲覧専用のアプリが多いため、編集にはPCでの操作が推奨されます。
XMLファイルを開く際によくあるエラーと対処法
XMLファイルを開こうとした際に、エラーメッセージが表示することがよくあります。代表的なエラー例をいくつか取り上げ、それぞれの原因と対処法を解説します。
ケース1:「ドキュメントの最上位レベルでは無効です」と表示される
原因: XMLファイルの構文(書き方)が間違っている場合に発生します。特に、ファイルを編集した際にタグを閉じ忘れたり、全角スペースが入ってしまったりした場合に多いエラーです。
対処法: 「VS Code」や「Notepad++」などのコードエディタで開き、エラー箇所(赤く表示されることが多い)を修正することでお勧めします。
ケース2:「テキストエンコーディングエラー」や文字化け
原因: 日本語のWindows環境(Shift-JIS)と、XMLファイルの保存形式(UTF-8)の不一致が原因です。
対処法: 前述の「メモ帳で開く」方法を使い、保存時に文字コードを「ANSI」から「UTF-8」へ、あるいはその逆へ変更して保存し直してみてください。これでExcelでも正しく読めるようになります。
ケース3:「このページは表示できません」(ブラウザの場合)
原因: 古いInternet Explorer(IE)向けの記述が含まれているXMLファイルを、最新のEdgeやChromeで開こうとすると発生することがあります。
対処法: Edgeの「IEモード」を使用するか、Chromeの拡張機能「XML Tree」などを導入することで表示が可能になります。
パート3:誤って削除した・破損したXMLファイルの復元方法
パソコンでXMLファイルを管理している場合、誤操作や予想外のシステムエラーでファイルが消える恐れがあります。
また、「XMLファイルが開けない」「ファイルが破損しています」と表示される場合、ファイル自体のデータ構造が壊れている可能性があります。
XMLファイルを復元・救出する方法一覧
- 【方法1】: ごみ箱から削除ファイルを復元
- 【方法2】: クラウド(Google Drive/OneDrive)のバージョン履歴を利用
- 【方法3】: 専門ソフト「Recoverit」で復元(破損・完全削除に対応)
特に確実性が高くておすすめなのが、データ復元ソフトRecoveritです。1000種類以上のファイル形式に対応しており、簡単な3ステップで削除された、あるいは破損して開けなくなったXMLファイルを復元できます。500万人以上のユーザーに支持されており、無料体験版もありますので、ぜひお試しください。
Recoveritで削除・破損したXMLファイルを復元する手順
ステップ1 データ元の保存先を選択します。
紛失した、あるいは破損したXMLファイルを保存していたドライブ(C, D, E, F, Gなど)を選択してください。

ステップ2 パソコンのハードディスクをスキャンします。
自動的にスキャンが開始され、紛失ファイルが検出されます。Recoveritは高度なスキャン技術で、破損したファイルの断片も検出します。

ステップ3 紛失したXMLファイルをプレビュー・復元します。
復元したいファイルを選択し、「復元する」をクリックすると復元が実行されます。プレビュー機能を使えば、復元前にファイルの中身(コード)が正常か確認できるため安心です。

Recoveritを活用すれば、誤削除・破損・システム障害など多様な状況に対応した復旧が可能です。
補足情報|クラウドに保存したXMLファイルの復元方法
Google DriveやOneDriveなどに保存していたXMLファイルが削除された場合、以下の方法で復元できる可能性があります:
- Google Drive:30日以内であれば「ゴミ箱」から復元可能
- OneDrive:「以前のバージョンに戻す」機能が利用可能(編集ミスで中身がおかしくなった場合に有効)
YouTube動画で学ぶ:XMLファイルの取り扱いと復元方法
以下の動画では、XMLファイルの使い方や復元手順をわかりやすく解説しています。実際の操作と合わせてご活用ください。