XMLファイルはタグで構成されたデータで、これを利用してソフトウェア間でデータが交換されます。XMLファイルの開き方はいろいろありますが、どの方法も難しくありません。しかし、閲覧のみ行うか編集したいかで選ぶべき方法が異なります。
本ページでは、XMLファイルとは何か、XMLファイルの開き方を詳しく解説します。
XMLファイルとは、拡張子がXMLとなっているファイルを指します(ファイル名の末尾は「.xml」となっています)。XMLファイルを理解するには、XMLとは何かを知らなければいけません。
XMLとは制作で用いられるマークアップ言語で、タグという文字列を使ってページ上での文章構造やタイトルの埋め込みが行えます。XMLファイルはXMLの文字列で構築されたファイルで、タグ付けでデータが成り立っているわけです。マークアップ言語は他にもHTMLがありますが、HTMLはWebページの構築で使われます。XMLはデータを記述するための言語なので、ソフトウェアを使ってのデータ交換が主な用途となります。
XMLファイルの開き方は、以下の4通りです。
それぞれの方法を詳しく解説します。
ブラウザを使う場合、以下の方法でXMLを開くことができます。
1. デスクトップやエクスプローラー上でXMLファイルを右クリック
2. 「プログラムから開く」を左クリック
3. 任意のブラウザ名を左クリック
この手順を行うとブラウザが起動して、XMLファイルに保存されているデータが表示されます。しかし、ブラウザで出来るのはXMLデータの閲覧のみで、編集はできません。XMLファイルの編集がしたいのであれば、他の方法を利用しましょう。
メモ帳を使う場合は、以下の手順でXMLファイルを開くことができます。
1. デスクトップやエクスプローラー上でXMLファイルを右クリック
2. 「プログラムから開く」を左クリック
3. 「メモ帳」を左クリック
メモ帳でXMLファイルを開く場合、テキスト上でのデータ編集が可能です。ただし、この方法ではタグの仕組みを理解しておく必要があるので、上級者向けの方法といえるでしょう。
Excelでは以下の方法でXMLファイルを開くことができます。
1. Excelを起動
2. 「新規」を左クリック
3. 「ファイル」のタブを左クリック
4. 「開く」を左クリック
5. 「参照」を左クリック
6. 表示されるウィンドウで開きたいXMLファイルを選択
7. 「ファイル名」の項目の右にあるボックスで「XMLファイル」を選択
8. 「開く」を左クリック
Excelで開く場合、タグが反映された状態でファイルを閲覧できます。
また以下の方法でXMLファイルを開く場合、開き方を3つから選べます。
1. エクスプローラーを起動してXMLファイルが保存されているフォルダを開く
2. Excelを起動
3. 「新規」を左クリック
4. エクスプローラーからExcelのウィンドウに向けてXMLファイルをドロップ
開き方は以下の3通りです。
● XMLテーブルとして開く
● 読み取り専用のブックとして開く
● [XMLソース]作業ウィンドウを使用する
XMLビューアーのソフトをインストールして、これを使ってXMLファイルを開く方法もあります。Adobe社が開発する「Adobe Dreamweaver」はXMLファイルを開いて編集することができます。また、XMLビューアーは無料で提供されているものも多く、編集が可能でサポート機能のあるソフトも存在しています。
開き方は簡単で以下の4ステップです。
1. 「ファイル」のタブを左クリック
2. 「開く」を左クリック
3. 表示されるウィンドウで開きたいXMLファイルを選択
4. 「開く」を左クリック
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内野 博
編集長