XMLファイルはタグで構成されたデータで、これを利用してソフトウェア間でデータが交換されます。XMLファイルの開き方はいろいろありますが、どの方法も難しくありません。しかし、閲覧のみ行うか編集したいかで選ぶべき方法が異なります。
本ページでは、XMLファイルとは何か、XMLファイルの開き方を詳しく解説します。
★記事の最後に、xmlファイルの内容をさらに分かりやすくするための関連YouTube動画をご紹介しています。ぜひご覧ください。
XMLファイルとは、拡張子がXMLとなっているファイルを指します(ファイル名の末尾は「.xml」となっています)。XMLファイルを理解するには、XMLとは何か、XMLファイルの解析方法を知る必要があります。もしXMLファイルが開かない場合、原因と解決策を理解することも重要です。
XMLとは制作で用いられるマークアップ言語で、タグという文字列を使ってページ上での文章構造やタイトルの埋め込みが行えます。XMLファイルはXMLの文字列で構築されたファイルで、タグ付けでデータが成り立っているわけです。マークアップ言語は他にもHTMLがありますが、HTMLはWebページの構築で使われます。XMLはデータを記述するための言語なので、ソフトウェアを使ってのデータ交換が主な用途となります。
XMLファイルの開き方と編集方法について、以下の4つの方法を紹介します。
また、XMLファイルが開かない場合の対処法や、誤って削除したXMLファイルを復元する方法も解説します。
それぞれの方法を詳しく解説します。
ブラウザを使う場合、以下の方法でXMLを開くことができます。
1. デスクトップやエクスプローラー上でXMLファイルを右クリック
2. 「プログラムから開く」を左クリック
3. 任意のブラウザ名を左クリック
ブラウザでXMLファイルを開く方法では、通常XMLファイルに保存されているデータが表示されます。もし「XMLファイルが開かない」といった問題が発生した場合、ブラウザやファイル自体の設定を確認することをおすすめします。また、ブラウザで出来るのはXMLデータの閲覧のみで、編集はできません。XMLファイルの編集がしたいのであれば、他の方法を利用しましょう。
メモ帳を使う場合は、以下の手順でXMLファイルを開くことができます。
1. デスクトップやエクスプローラー上でXMLファイルを右クリック
2. 「プログラムから開く」を左クリック
3. 「メモ帳」を左クリック
XMLファイルをメモ帳で開く方法を使えば、テキスト上でのデータ編集が可能です。しかし、この方法で編集する場合は、XMLのタグ構造を理解している必要があります。初心者向けの「XMLファイル編集方法」についても紹介します。
Excelでは以下の方法でXMLファイルを開くことができます。
1. Excelを起動
2. 「新規」を左クリック
3. 「ファイル」のタブを左クリック
4. 「開く」を左クリック
5. 「参照」を左クリック
6. 表示されるウィンドウで開きたいXMLファイルを選択
7. 「ファイル名」の項目の右にあるボックスで「XMLファイル」を選択
8. 「開く」を左クリック
Excelで開く場合、タグが反映された状態でファイルを閲覧できます。
また以下の方法でXMLファイルを開く場合、開き方を3つから選べます。
1. エクスプローラーを起動してXMLファイルが保存されているフォルダを開く
2. Excelを起動
3. 「新規」を左クリック
4. エクスプローラーからExcelのウィンドウに向けてXMLファイルをドロップ
開き方は以下の3通りです。
● XMLテーブルとして開く
● 読み取り専用のブックとして開く
● [XMLソース]作業ウィンドウを使用する
XMLビューアーのソフトをインストールして、これを使ってXMLファイルを開く方法もあります。Adobe社が開発する「Adobe Dreamweaver」はXMLファイルを開いて編集することができます。また、XMLビューアーは無料で提供されているものも多く、編集が可能でサポート機能のあるソフトも存在しています。
開き方は簡単で以下の4ステップです。
1. 「ファイル」のタブを左クリック
2. 「開く」を左クリック
3. 表示されるウィンドウで開きたいXMLファイルを選択
4. 「開く」を左クリック
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パソコンでXMLファイルを管理している場合、誤操作や予想外のシステムエラーでファイルが消える恐れがあります。誤操作が原因だとごみ箱からXMLファイルを復元できる可能性がありますが、システムエラーによる影響だとデータ復元ソフトがないと復元できません。もしXMLファイルが誤って削除されたり、破損してしまった場合、ファイル復元ソフト「Recoverit」を使えば、簡単にXMLファイルを復元することができます。
「Recoverit」は1000種類以上のファイル形式に対応したデータ復元ソフトで、XMLファイルの復旧が行えます。操作手順は3ステップだけと簡単なうえに、500万人以上のユーザーが利用するほど高性能です。
無料体験版が提供されているので、こちらで性能を確かめてみるといいでしょう。
紛失したXMLファイルに保存したハードディスクドライブ(ディスク C, D, E, F, G) を選択してクリックします。
Recoveritは自動的に紛失したデータのスキャンをスタートします。スキャンが終わったあと見つけたファイルのプレビューができます。
「Recoverit」はスキャンで見つけたファイルを復元する前にプレビューすることができます。復元したいファイルに「復元する」をクリックして復元が実現できます。
WondershareRecoveritを活用すれば、破損によって失われてしまったファイルを修復することができます。
動画では、XMLファイルの取り扱いや復元方法をさらに詳しく解説しています。動画で学んだ内容を実際に試して、XMLファイルの扱い方をマスターしましょう。
動画での解説:
これらを確認しても問題が解決しない場合、XMLファイル修復ツールを使用することを検討してください。
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内野 博
編集長