PCにUSBなどを利用した周辺機器を接続しようとすると「このデバイスを開始できません。(コード10)」と表示され、機能しないことがあります。これは主に関連のドライバーや接続環境などが原因であることが多いです。
本記事では「このデバイスを開始できません。(コード10)」と表示される原因と対処法を、WindowsPCユーザーの筆者がわかりやすく解説します。
目次
Part1:「このデバイスを開始できません(コード10)」が意味するもの

「このデバイスを開始できません。(コード10)」エラーが発生した時、PCは一体どのような状況に陥っているのでしょうか。まずは今回のエラーを次の3つのポイントにわけて解説します。
このエラーで最初に確認したいポイント
- デバイスドライバーに関わるエラー
- エラーが発生しやすいデバイスとは
- コード10のエラーでよく見られるPCの症状
Part1-1:デバイスドライバーに関わるエラー
「デバイスドライバー」とは、OSがマウスやキーボードなどの周辺機器を認識し、制御するためのソフトウェアです。ユーザーが周辺機器を操作し、それが正しくコンピューターで動作するための橋渡し役ともいえます。
今回のコード10エラーは、主にこのデバイスドライバーに関わるエラーを示しており、デバイス自体は認識されているものの、思い通りに動作しない状態になっています。
Part1-2:エラーが発生しやすいデバイスとは
コード10エラーは、主に外付けデバイスなどといった、ドライバーありきで動作する周辺機器で発生しやすい傾向にあります。
- USBメモリやSSD・HDDなどの外付けストレージ
- WiFiやBluetoothに繋ぐためのアダプター
- プリンターやオーディオデバイス
- キーボード、マウスなどの周辺機器
Part1-3:コード10のエラーでよく見られるPCの症状
コード10エラーが発生すると、次のような症状が見られるケースが多く、作業に支障をきたしてしまうことも珍しくありません。
- デバイスを認識しているのに動作しない
- 認識すらできない
- 一部の機能が使えない
- デバイスマネージャーに警告アイコンが表示される
Part2:「このデバイスを開始できません(コード10)」の主な原因

コード10エラーを安全に、速やかに解消するために、まずは何が原因となっているのかを特定しましょう。主な原因は次の通りです。
主な原因
- ドライバーによる不具合
- USB周りやデバイスの物理的な故障
- Windowsバージョンが古い(未アップデート)
1つずつ解説します。
Part2-1:ドライバーによる不具合
最も多い原因とも言えるのが、ドライバーの不具合です。
ドライバーの不具合は主に次のような原因によって発生することがあります。
- ドライバーが古いまま更新されていない
- 更新に失敗している
- ドライバーが破損している
ドライバーは手動で簡単に再インストールしたり、更新したりできるため、ぜひこのあとご紹介する対処法を参考に、ドライバーの修復を試してみてください。
Part2-2:USB周りやデバイスの物理的な故障
USB周りやデバイス自体に物理的な故障があると、ドライバーがデバイスを認識できなかったり、接続が途切れて安定しなかったりすることによってコード10エラーが発生します。
物理的な故障とは、例えば接続口の金属部の汚れや破損、ケーブルの断線、デバイス本体の破損などが挙げられるでしょう。
Part2-3:Windowsバージョンが古い(未アップデート)
ドライバーは基本的に自動で更新が行われます。そのため、WindowsOSのバージョンが古いままだと互換性が損なわれ、コード10エラーへと発展する可能性があるのです。
WindowsUpdateは、最新のセキュリティ対策や機能を追加する重要なプログラムなので、こまめに最新のものがインストールできているかチェックすることが大切です。
Part3:「このデバイスを開始できません(コード10)」の効果的な対処法

それでは「このデバイスを開始できません。(コード10)」エラーの効果的な対処法について学んでいきましょう。とはいえ、今回の対処法はいずれも簡単な方法ばかりです。
主な対処法
- デバイスの再接続・PCの再起動
- ドライバーの再インストール・更新
- 別のポートやケーブルを使用した接続
- デバイスの買い替え
ぜひできることから試してみてくださいね。
Part3-1:デバイスの再接続・PCの再起動
一時的な不具合であれば、デバイスの再接続やPCの再起動で簡単に解決できることも珍しくありません。まずは最も手軽で簡単な対処法をお試しください。
ただし、デバイスの再接続やPCの再起動で一時的に問題が解消しても、そのあと頻発するような場合、根本的な解決には至っていない可能性が高いため注意が必要です。
Part3-2:ドライバーの再インストール・更新
コード10エラーは主にデバイスドライバーの問題で発生するものなので、該当デバイスのドライバーを再インストール、更新する方法はとても効果的な対処法と言えます。手順は次の通りです。
ステップ1 Windowsボタンを右クリックし[デバイスマネージャー]を開く
![Windowsボタンを右クリックし[デバイスマネージャー]を開く](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/4627/fix-device-cannot-start-code-10-error-windows4.png)
ステップ2 エラーが発生するデバイスをクリックし[ドライバーの更新]または[アンインストール]を選択
![エラーが発生するデバイスをクリックし[ドライバーの更新]または[アンインストール]を選択](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/4627/fix-device-cannot-start-code-10-error-windows5.png)
順番としては、まずはドライバーの更新を行い、状況が変わらなければアンインストールするのがおすすめです。
アンインストールを行っても、データが消えたりするわけではないのでご安心ください。また、アンインストールされたドライバーは、デバイスを再接続することで自動でインストールされます。
Part3-3:別のポートやケーブルを使用した接続
物理的な不具合の対策として、別の接続ポートを利用したり、別のケーブルを使用したりして接続を試みるのも1つの手段です。
可能であれば、異なるPCで接続できるかを確認するとより問題の切り分けがしやすくなります。
別の接続ポート、ケーブル、PCなどで問題なく利用できる場合は、デバイス側ではなく、接続パーツ側の問題である可能性が疑われます。
Part3-4:デバイスの買い替え
ここまでの対処法を試しても解決できない場合、デバイスの買い替えによって解決できる可能性があります。理論上は使用できるデバイスでも、PCやシステムなどとの相性によって接続が不安定になるケースもあります。
また、デバイスの故障が原因の場合も買い替えが最も早い解決策となるでしょう。
Part4:万が一Windowsを再インストールした場合のデータ復元方法

トラブルの解決が難しい時の最終手段として、Windowsの再インストールがあります。いわゆる完全初期化のことで、多くの深刻な問題を解決する強力な手段です。
しかし、Windowsを再インストールするとデータは消えてしまうため注意が必要です。失われたデータはデータ復元専門ソフトで取り戻しましょう。
「Recoverit(リカバリット)」は、初期化、誤操作、ウイルス感染、バックアップ忘れなどあらゆる状況で消えてしまった重要なデータを簡単なステップで復元できるソフトウェアです。
PCの設定やデータを丸ごとバックアップできる「クローンデータ」の作成も可能。バックアップと復元ができる多機能な製品となっています。PCのトラブルでお困りの方は、ぜひ無料ダウンロードでお試しください。
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以下は、「Recoverit」で消えたデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーにファイル保存場所が表示されます。ここでは、特定の保存場所を選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、時間かかる場合もあります。

ステップ3 消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

終わりに
「このデバイスを開始できません。(コード10)」エラーは、ドライバーや接続環境などが原因となることが多く、基本的な確認や対処で改善できるケースも少なくありません。
まずは再接続や再起動、ドライバーの更新といった簡単な方法から順番に試し、原因を一つずつ切り分けていくことが大切です。
それでも解決しない場合は、デバイス自体や接続環境に問題がある可能性も考えられます。状況に応じて適切に対応し、無理に操作を続けないよう注意しましょう。また、万が一に備えて日頃からデータのバックアップを行っておくと安心です。
「このデバイスを開始できません(コード10)」に関するよくある質問
-
「このデバイスを開始できません。(コード10)」はどういう意味ですか?
このエラーは、PCがデバイス自体を認識していても、関連するドライバーや接続環境の問題によって正常に開始できない状態を示します。 特にUSB機器や外付けデバイスで発生しやすいエラーです。 -
コード10エラーが出やすいデバイスにはどんなものがありますか?
USBメモリ、外付けSSD・HDD、BluetoothやWiFiアダプター、プリンター、オーディオ機器、キーボード、マウスなど、 ドライバーを利用して動作する周辺機器で発生しやすい傾向があります。 -
コード10エラーが出た時は最初に何を試せばいいですか?
まずはデバイスの再接続とPCの再起動を試してください。 一時的な不具合であれば、この2つだけで改善することがあります。 改善しない場合は、ドライバー更新や接続ポートの変更に進みましょう。 -
ドライバーをアンインストールするとデータまで消えますか?
通常、ドライバーのアンインストールで保存データそのものが消えるわけではありません。 アンインストール後は、デバイスを再接続することでドライバーが自動で再インストールされることがあります。 -
別のUSBポートやケーブルを試すだけでも効果はありますか?
はい。接続口の不具合やケーブル断線、接触不良が原因の場合は、 別のポートやケーブルに変えるだけで改善することがあります。 別のPCで試せるなら、原因の切り分けにも役立ちます。 -
Windowsを再インストールしてデータが消えた場合はどうすればいいですか?
Windowsの再インストール後にデータが消えてしまった場合は、データ復元ソフトの活用が選択肢になります。 Recoveritのような復元ソフトを使えば、初期化や誤操作で失われたデータを取り戻せる可能性があります。
