デジカメの再ブーム到来と囁かれる昨今。デジカメを手にすると同時にSDカード選びに頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
SDカードにはいくつかの種類がありますが、商品を選ぶ際にチェックする項目は案外シンプルです。
本記事では、デジカメに使用するSDカードの選び方を分かりやすく解説します。
目次
デジカメ用SDカードの種類を徹底解説
デジカメで使うSDカードは「サイズ」と「容量」の2軸で選べばOK。まずは代表的な種類を押さえましょう。
SDカード vs microSDカード:どちらを選ぶ?

SDカードには、一般的なサイズの「SDカード」と、その4分の1ほどのサイズの「microSDカード」があります。
デジタルカメラは主にSDカードを使用するタイプが多いので、購入前に必ずカメラの対応カードを確認してください。
SD・SDHC・SDXCカードの違い
2GB以下 | 4~32GB | 64GB以上 | |
---|---|---|---|
SDカード | SD | SDHC | SDXC |
microSDカード | microSD | microSDHC | microSDXC |
対応機器 | SD/SDHC/SDXC対応機器で利用可能(対応カードをご確認ください) |
SDカードは容量によって「SD」「SDHC」「SDXC」と区分されています。
2010年以降の多くのデジカメがSDHC/SDXCに対応しているので、購入前にカメラの対応カードをご確認ください。
- SDHC/SDXC対応のデジカメなら大容量カードが使える
- microSDはスマホやタブレットでも利用可能(変換アダプタ使用可)
- 全て総称して「SDカード」と呼ばれることが多い
次は Part2:デジカメ用SDカードの選び方 をご覧ください。
デジカメ用SDカードの選び方|4つのチェックポイント

デジカメで使うSDカードを選ぶ際の重要ポイントは以下の4つです。
- 容量
- ビデオスピードクラス
- 書き込み速度
- 読み取り速度
順番に詳しく見ていきましょう。
ポイント1 容量で選ぶ:写真・動画の保存目安
8GB | 16GB | 32GB | 64GB | 128GB | |
---|---|---|---|---|---|
写真(2,000万画素) | 約819枚 | 約1,638枚 | 約3,276枚 | 約6,552枚 | 約13,104枚 |
4K動画 | 約23分 | 約46分 | 約1時間32分 | 約3時間4分 | 約6時間8分 |
フルHD動画 | 約1時間 | 約2時間 | 約4時間 | 約8時間 | 約16時間 |
容量が大きいほど多くのデータを保存できます。用途に合わせて最適な容量を選びましょう。
ポイント2 ビデオスピードクラスで選ぶ:4K動画撮影に必須

マーク | 名称 | 種類 | 概要 |
---|---|---|---|
丸囲み数値 | スピードクラス | 2/4/6/10 | データ書き込み時の最低保証速度 |
「U」囲み数値 | UHSスピードクラス | U1/U3 | UHSバス対応機器向けの最低保証速度 |
V+数値 | ビデオスピードクラス | V6/V10/V30/V60/V90 | ビデオデータ書き込み時の最低保証速度 |
ローマ数字 | バスインターフェーススピード | I/II/III | 転送速度の規格を示す |
4K録画にはV30以上が必要です。より高ビットレートで撮影する場合はV60、V90も検討しましょう。
ポイント3 転送速度で選ぶ:写真撮影の快適さを重視
パッケージや仕様に記載の「○○MB/s」をチェック。
書き込み・読み取り速度が速いほど、連写やバックアップ時のストレスが減ります。
ポイント4 バスインターフェースで選ぶ:安定した使用感を追求
ローマ数字(I/II/III)は転送速度の規格です。
こまめなバックアップを考慮し、高速モデルを選ぶと快適に利用できます。
続いて、 Part3:デジカメのSDカードを取り扱う際の注意点 をご覧ください。
Part3:デジカメのSDカードを取り扱う際の注意点
デジカメのSDカードの取り扱い方を誤ると、大切な写真や動画が消えてしまったり、保存できなかったりすることがあります。
次の注意点を理解し、正しくSDカードを取り扱いましょう。
注意点1:初めてSDカードをセットしたらフォーマット(初期化)を行う
「フォーマット」とは、SDカードの中身を初期化し、新しいデバイスで使用する準備を整える作業のことです。
デジカメにSDカードを挿入すると、すぐに利用できるケースがほとんどですが、最初にフォーマットをして準備を整えておくと安心です。
SDカードのフォーマットはデジカメの設定画面で行います。なお、フォーマットを実行すると、SDカードの中身は全て消去されますので、必ずデータを確認してから実行しましょう。
注意点2:撮影データはこまめにPCや外付けハードディスクへ移行する
SDカードは、デジカメなどのデバイスに接続した際の電気を使用してデータを保存する仕組みです。
このため、撮影したデータは、SDカードに長期保存はせず、こまめにPCや外付けハードディスクなどに移行して管理することをおすすめします。
注意点3:撮影データの整理は基本的にデジカメ本体で行う
デジカメで撮影した写真や動画の整理は、デジカメ内で行いましょう。デジカメでフォーマットしたSDカードをPCを使って整理すると、SDカードに不具合が起こる可能性があります。
撮影したデータはデジカメ内で整理し、PCや外付けハードディスクなどへ保存しておく方法がおすすめです。
Part4:デジカメの撮影データがSDカードから消えてしまった時の対処法
万が一デジカメの撮影データがSDカードから消えてしまっても、データ復元専門ソフトを使用すれば、簡単に復元できます。
データ復元専門ソフトの「Recoverit(リカバリット)」は、SDカードをはじめとして、USBメモリや外付けハードディスク、PC本体などに保存されたあらゆるデータの復元が可能です。
初心者にも優しいインターフェースとなっており、大切な写真や動画を簡単な操作で復元します。
気になる方はぜひ一度無料でお試しください。
以下は、「Recoverit」で消えたデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「SDカードデータ復元」が表示されます。ここでは、「SDカード」タブから特定のSDカードを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
ステップ2 SDカードの消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
ステップ3 SDカードの消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
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