Panasonic製のカーナビ「Strada(ストラーダ)」の地図更新時、「SDカードが認識しない」「上手く更新できない」などのトラブルでお困りではありませんか?原因はSDカードの接触不良や互換性など、いくつかの原因が考えられます。
本記事では、ストラーダの地図更新でSDカードが認識しないトラブルの原因と対処法をわかりやすくまとめました。お困りの方は参考にしてくださいね。
目次
Part1:Strada(ストラーダ)で地図更新する正しい手順をおさらい

Strada(以下、ストラーダ)では、以下の手順で地図を更新します。まずは、正しい手順をおさらいしておきましょう。
地図更新手順
- ステップ1: ストラーダから「地図用」SDカードを取り出す
- ステップ2: Panasonic公式アプリをダウンロードする
- ステップ3: SDカードとPCを接続する
- ステップ4: 地図更新アプリから最新地図をダウンロードする
- ステップ5: SDカードを適切に取り出しカーナビへセットする
ステップ1.ストラーダから「地図用」SDカードを取り出す
「TILT」 > 「OPEN」の順にボタンを押下し、ディスプレイが完全に開いたらカーナビの電源をオフにします。数秒間待機した後、地図用SDカードを取り出しましょう。
カーナビには音楽用と地図用の2種類のSDカードが内蔵されているため、間違えないように注意が必要です。
機種によっては、パネルを取り外して地図用SDカードを取り出すタイプもあります。ディスプレイのフチに地図用SDカードスロットが搭載されている場合もあるので、よく確認してください。
ステップ2.Panasonic公式アプリをダウンロードする
Panasonic公式の地図更新アプリ「美優ナビダウンロード工房」をPCにダウンロードします。
PCが64ビット版か32ビット版か不明な場合は、以下の手順で確認できます。
ステップ1: 設定を開き、[システム] > [バージョン情報]をクリック
![設定を開き[システム] > [バージョン情報]の順にクリック](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/2290/panasonic-strada-sd-card-2.png)
ステップ2: 「デバイスの仕様」欄にある「システムの種類」を確認

画面の案内に従って、専用アプリをダウンロードしましょう。
ステップ3.SDカードとPCを接続する
SDカードとPCを接続します。PCの接続ポートが地図用SDカードの規格に対応しているか確認しましょう。
もしPCにSDカードの接続ポートがない場合は、カードリーダーを使用します。SDカードリーダーは、1,000円程度で購入できます。
ステップ4.地図更新アプリから最新地図をダウンロードする
地図更新アプリの[ダウンロード]ボタンをクリックし、画面の指示に従って更新作業を進めます。更新には1時間以上かかる場合もあるので、時間に余裕があるときに実施するのが良いでしょう。
途中で更新が止まったり、SDカードを取り外したりしないように注意しましょう。これにより、データ破損のリスクがあります。
ステップ5.SDカードを適切に取り出しカーナビへセットする
地図更新が完了し、処理が止まったらアプリを終了します。
PCの右下メニューからSDカードのアイコンを右クリックし、「デバイスの取り出し」を選択して、SDカードを適切に取り外してください。

取り出したSDカードをカーナビに戻し、[地図データのバージョンアップ]と進めて、地図更新を完了させましょう。
Part2:Strada(ストラーダ)でSDカードが認識しない原因

ストラーダでSDカードが認識しない原因はいくつか考えられますが、ここでは代表的な原因を解説します。
SDカードが認識しない主な原因
- ストラーダとSDカードの互換性がない
- SDカードの破損・接触不良
- ストラーダの不具合
原因1:ストラーダとSDカードの互換性がない
まず考えられるのが、地図用SDカードの規格がストラーダに対応していないケースです。例えば、2017年~2024年のモデルはSDXCカードに対応していますが、2016年以前のモデルは非対応となっており、SDHCカードやSDカード以外は認識しない可能性があります。
原因2:SDカードの破損・接触不良
SDカードに物理的な破損や汚れがあると接触不良を起こし、ストラーダがSDカードを認識しなくなってしまうこともあります。
カーナビはチリや埃が溜まりやすいため、定期的に掃除をすることが大切です。
原因3:ストラーダの不具合
SDカードに問題がない場合は、ストラーダ側の故障や一時的な不具合の可能性も考えられます。
特に中古車をご利用の方や、長年同じ車をご利用の方はカーナビの年式も古くなっているケースが多く、不具合の原因となることがあるため注意が必要です。
Part3:Strada(ストラーダ)でSDカードが認識しない時の対処法

ここでは、ストラーダでSDカードが認識しない時の対処法を5つご紹介します。
SDカードが認識しない時の対処法
- SDカードの規格がストラーダに対応しているか確認する
- SDカード・カーナビに物理的な損傷がないか確認する
- ストラーダを再起動する
- 別のSDカードを利用する
- SDカードをフォーマットする
対処法1:SDカードの規格がストラーダに対応しているか確認する
SDカードには「SDカード(2GB以下)」「SDHCカード(4GB~32GB)」「SDXCカード(64GB~2TB)」の3種類があります。
先述したように、ストラーダのモデルによって対応しているSDカードの規格が異なることがあるため、改めて確認してみましょう。
特に2016年以前の古いモデルは対応するSDカードの種類が限られている可能性もありますので、再度SDカードの規格の互換性を確認してみてください。
対処法2:SDカード・カーナビに物理的な損傷がないか確認する
SDカードやカーナビに物理的な損傷や破損がないか確認してみてください。物理的な損傷・破損は接続不良を引き起こす原因となります。
対処法3:ストラーダを再起動する
一時的な不具合であれば、ストラーダを再起動するだけで解決できることもあります。手軽に試せる対処法として一度実践してみるのがおすすめです。
対処法4:別のSDカードを利用する
SDカードの接触不良や、互換性がないことが原因として考えられる場合は、別のSDカードを利用する方法もあります。データの入っていないSDカードを別途用意し、カーナビが認識するか、反応するかをチェックしてみてください。
対処法5:SDカードをフォーマットする
SDカードのフォーマットとは、いわゆる「初期化」を指します。SDカード内のデータがすべて消去されますが、リフレッシュの意味合いもあるため、SDカードの不具合には一定の効果が期待できるでしょう。
フォーマットの手順はとても簡単です。
ステップ1: PCとSDカードを接続してSDカードを右クリックし[フォーマット]を選択
![PCとSDカードを接続してSDカードを右クリックし[フォーマット]を選択](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/2290/panasonic-strada-sd-card-8.png)
ステップ2: FAT32を選択し[開始]をクリック
![ステップ2:FAT32を選択し[開始]をクリック](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/2290/panasonic-strada-sd-card-9.png)
これでフォーマットは完了です。改めてストラーダにSDカードをセットして認識するかをご確認ください。
Part4:SDカードのデータが消えてしまった時の解決策

万が一SDカードのデータを誤って消去してしまった場合は、データ復元ソフトの「Recoverit(リカバリット)」をご活用ください。
誤削除はもちろんのこと、SDカードの不具合やPCのクラッシュ、ウイルス感染などによって消えてしまったデータを簡単なステップで復元します。
SDカード以外にもSSDやSDD、USBメモリなどあらゆるデバイスに対応しており、日頃のリスク対策として持っておくのもおすすめです。
AIを活用した技術で高精度な復元が可能となっていますので、お困りの方はぜひお試しください。
以下は、「Recoverit」で間違って消してしまったHDDのデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のHDDを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 HDDの消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

ステップ3 HDDの消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
