MacBookを使い始めたけれど、「シフトキーの位置が分からない」「シフトキーをどう活用すればいいの?」とお悩みではありませんか?
そんな方に向けて、このページではシフトキーの使い方を網羅的にご紹介していきます。
覚えておくと作業が便利になるシフトキーを使用したショートカットも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Part 1:MacBookのシフトキーの位置と役割|基本解説
シフト(Shift)キーは単体ではなく他のキーと組み合わせて使うキーで、文字を切り替えたりショートカットに使用したりと様々な使い方が可能です。
MacBookのシフトキーへの理解を深めることで、普段の作業が格段にやりやすくなります。このパートではまずシフトキーの位置と具体的な役割について解説します。
シフトキーの位置
シフトキーは他のキーと組み合わせて使用する都合上、キーボード下部の右端と左端に1つずつ配置されています。
MacBook付属の日本語キーボードにおけるシフトキーの位置は以下の通りです:
右端のシフトキー:「control」キーの下
左端のシフトキー:「Enter」キー(左にある四角い大きなキー)の下
画像を見て分かる通り、MacBookのシフトキーには「⇧」の記号が印字されているだけで、「Shift」の文字が書かれていません。そのため、初めて使う方には、どれがシフトキーか分かりにくい造りとなっています。
シフトキーの役割
シフトキーは他のキーと組み合わせて使う特殊キーの一種です。
シフトキーは文字入力で数字や記号を入力するキーと組み合わせて使用したり、他の修飾キーと組み合わせてショートカット操作に使用したりと、日常的に使えるキーです。
そのため、一度シフトキーの基本的な使い方を覚えれば、MacBookの様々な作業が快適になること間違いありません。
次のパートでは、シフトキーの基本的な使い方について詳細に解説します。
Part 2:シフトキーの基本的な使い方
シフトキーの基本的な使い方は、以下の3つです:
文字入力の際に英字キーや数字・記号キーと組み合わせる
文書作成時に選択範囲を拡大・縮小する
他のキーと組み合わせてショートカット操作を行う
このパートでは、シフトキーの使い方について詳細に解説していきます。
2-1:文字入力の際のシフトキーの使い方
文字入力でシフトキーと英字キーや数字・記号キーを組み合わせると以下の操作が行えます:
英字が印字されたキー:英字の大文字が入力できる
数字・記号が印字されたキー:キーの上部にある記号が入力できる
例えばAキーの場合、単体で押すと小文字で「a」と入力され、シフトキーと一緒に押すと大文字で「A」と入力されます。
1キーの場合、単体では「1」と入力され、シフトキーと一緒に押すとキー上部に印字された「!」が入力されます。
2-2:シフトキーで選択範囲を拡大・縮小する方法
- Shift + 左(←)キー:選択範囲を左に縮小
- Shift + 右(→)キー:選択範囲を右に拡大
- Shift + 上(↑)キー:選択範囲を上方向に一行分縮小
- Shift + 下(↓)キー:選択範囲を下方向に一行分拡大
この操作を覚えておくと、選択範囲のコピーアンドペーストや文章の部分削除などの作業をしやすくなります。
また、選択したい範囲の始点にカーソルを置き、シフトキーを押しながら選択したい範囲の終点を左クリックすると、その間の文章が全て選択範囲に指定されます。
この機能は長文を選択したい場合などに役立ちます。
2-3:シフトキーと他のキーの組み合わせによる機能
MacBookでのシフトキーの活用法の中でも、特に作業効率を上げるために重宝するのが、シフトキーと他のキーを組み合わせたショートカット機能です。
ショートカットの利点は、いちいちマウスやトラックパッドを使用しなくても特定の操作をキーボードだけで行えるところにあります。
次のパートでは、シフトキーの便利なショートカットについて詳細に解説します。
Part 3:シフトキーを使った便利なショートカット
シフトキーの役割の中でも、作業効率に大きく影響を与えるのがショートカットとしての活用です。
どのキーを押すとどのショートカットが使えるか覚えるまでは、多少時間がかかりますが一度覚えてしまえばとても便利です。
このパートではシフトキーを使用した基本的なショートカットや、シフトキーで作業効率をアップさせる方法をご紹介します。
3-1:シフトキーと関連する基本的なショートカット
シフトキーと関連する、MacBookの基本的なショートカットを用途別にご紹介します。
文書作成に便利なショートカット
- Shift + Command + V:文章を書式なしで貼り付け
- Shift + Command + Z:取り消し(Command + Z)をやめて操作を再度やり直す
- Shift + Command + S:名前を付けて保存
スクリーンショット関連
- Shift + Command + 3:画面全体のスクリーンショットを撮影
- Shift + Command + 4:画面の一部のスクリーンショットを撮影
- Shift + Command + 5:スクリーンショットアプリを起動
システム操作
- Shift + Command + Q:Macからログアウト
- Shift + Control + Power:Macをスリープモードにする
ファイル削除関連
- Shift + Command + Delete:ゴミ箱を空にする
- Shift + Command + Option + Delete:確認ダイアログなしでゴミ箱を空にする
3-2:作業効率をアップさせるシフトキーの活用法
シフトキーを実際にどう活用すれば作業効率がアップするかまだ想像がつかない方もいらっしゃるかと思います。
シフトキーのショートカットは単体で覚えるのではなく、関連するものと一緒に覚えることで作業がよりスムーズになります。
ここからはシフトキーの具体的な活用方法をご紹介します。
1.文書の取り消しとやり直し
文書作成は以下の2つのショートカットで効率化できます:
Command + Z:直前の操作を取り消す
Shift + Command + Z:取り消し(Command + Z)をやめて操作を再度やり直す
「Command + Z」を押すと、直前の操作が取り消せますが、操作を誤って取り消してしまった場合は「Shift + Command + Z」を押して操作をやり直せます。
2.ファイル削除
ファイル削除は、Deleteキーを使用する3つのショートカットで効率化できます:
Command + Delete:ゴミ箱に入れる
Shift + Command + Delete:ゴミ箱を空にする
Shift + Command + Option + Delete:確認ダイアログを表示せずゴミ箱を空にする
MacBookではファイルをまずゴミ箱に入れて、その後にゴミ箱を空にする操作をすることでファイルを削除します。
ショートカットを使わずに削除する場合、ファイルをゴミ箱にドラッグアンドドロップしたり、右クリックで削除したりする必要があります。
ショートカットを知っておけば、ファイルのゴミ箱への移動やゴミ箱を空にする操作がしやすくなります。
Part 4:ショートカットでファイルを誤削除した場合の対処法
Part 3でご紹介した通り、シフトキーは上手に活用すると作業を効率化してくれます。
しかし、前述したようにシフトキーにはファイル削除のショートカットがあり、誤ってファイルを削除してしまうリスクがあります。
そのため、ショートカットによるファイルの誤削除に備えて事前に対処法を考えておく必要があります。
このパートでは、誤削除に備えて知っておくべき対策や、実際に誤削除した時にデータを復元する方法について詳しくご紹介します。
4-1:誤削除を防ぐために知っておくべき基本的な対策
Macbookでのデータの誤削除に備えて、以下の方法で対策を行うことをおすすめします:
Time Machineをオンにして、外付けデバイスに定期的にデータをバックアップ
iCloudなどのクラウドサービスで、インターネット上に必要なデータをバックアップ
Time Machineは、MacBookに標準装備されたバックアップ機能です。
Time Machineを設定すれば、一定期間ごとに自動でデータをバックアップしてくれるため、最初に検討したい方法です。
また、iCloudなどのクラウドサービスを使用してバックアップする方法もあります。
ショートカットでファイルを誤削除した場合でも、Time MachineやiCloudにバックアップがあればデータを取り戻せます。
4-2:専用ソフトを使ったデータ復元(例:Wondershare Recoverit)
いくら気を付けていても、操作ミスによるデータ誤削除は誰にでも起こり得ますが、前述の通り、誤削除はバックアップで対策できます。
しかし、誤削除した時に限って「バックアップを忘れた」「なぜか正常に機能しない」などのトラブルに見舞われる可能性がある点に注意が必要です。
そんな災難に直面した時にもデータ復元ソフト「Wondershare Recoverit」(以下、「Recoverit」という)を使用すれば、MacBook上から消えてしまったデータを取り戻せる可能性があります。
復元成功率99.5%を誇る「Recoverit」は、1,000種類以上のファイル・フォルダ形式に対応しており、HDDやUSB、SDカードなど多様な保存デバイスにも対応しています。
データ復元はHDDやSSDへの負荷が大きい傾向にありますが、 「Recoverit」はディスクに損傷を与えず安全にデータ復元が可能です。
ダウンロードは無料で行えるため、お困りの方はぜひ一度お試しください。
以下は、「Recoverit」で間違って消してしまったデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のHDDを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
ステップ2 消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
ステップ3 消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!