PS4で「データベースが壊れています」とエラーが表示されると、ゲームやアプリケーションが読み込めないだけでなく、再起動すらできなくなってしまうことがあります。
本記事では、PS4で「データベースが壊れています」と表示される主な原因と対処法をご紹介。早めに正しい対処法を実行し、大切なデータを守りましょう。
PS4のデータが消失してしまった時の復元方法もご紹介していますので、お困りの方は参考にしてくださいね。
目次
Part1:PS4で「データベースが壊れています」と表示される時の症状
PS4のデータベース破損時によくある症状
- ゲームやアプリが起動しない
タイトル画面で止まることがあります。 - セーブデータが読み込めない
進行状況が失われる場合があります。 - 操作不能・フリーズ
画面が固まり、反応しなくなります。 - 再起動・シャットダウン不可
電源が切れず、強制終了が必要です。 - 動作が重くなる
起動や画面遷移に時間がかかります。 - エラーが頻発する
「データベースが壊れています」などのエラーが表示されます。
これらの症状は突然発生することが多く、ユーザーにとって非常にストレスになります。特にセーブデータが失われると、これまでの努力が水の泡になってしまうため、「もう二度と同じゲームをやり直す気になれない」という声も多く聞かれます。
Part1-1:データベースの破損を放置するとどうなる?
一時的にゲームができる場合でも、エラーを放置していると次のような深刻なトラブルに発展します:
放置によるリスク
- ゲームデータやセーブデータの消失
最悪の場合、PS4の初期化を余儀なくされることもあります。 - 起動不能や再インストールの必要
すべてのゲームを再インストールする必要が出る場合があります。 - 外部ストレージや他のアカウントにも影響
バックアップしていないと、他のユーザーデータにも影響が及ぶ可能性があります。
消えたデータを取り戻す方法はありますが、100%の復元は保証されません。そのため、症状が軽いうちに早めの対処が必要です。また、今後のトラブルに備えて、定期的なバックアップの習慣化も強くおすすめします。
Part2:PS4で「データベースが壊れています」と表示される主な原因

主な原因一覧
- ハードウェアの故障
- 電源トラブル
- ヘッダーの破損
- システムアップデートの失敗
- 外付けHDDの不具合や抜き差しのトラブル
・ハードウェアの故障
PS4の内蔵HDDやSSDが物理的に破損していると、データの読み込みができず、データベースが正しく構築されません。落下や衝撃、長期間の使用が主な原因です。
この場合、HDDの交換やデータ復元ツールの利用が必要になるケースもあります。
・電源トラブル
突然の電源オフや停電は、PS4のシステムやファイル構造に深刻な影響を与えることがあります。
ゲームプレイ中にフリーズし、そのまま電源を切ってしまうと、保存中のファイルが中途半端な状態で破損してしまいます。頻繁に発生する場合は、電源環境や電源コードの劣化も確認しましょう。
・ヘッダーの破損
セーブデータやゲームファイルの最初の部分「ヘッダー」が壊れると、PS4がファイルを正常に読み込めなくなります。
不適切なシャットダウンやデータの書き込みミス、外付けストレージとの相性などが原因になることがあります。
・システムアップデートの失敗
ファームウェアのアップデート中にエラーが発生すると、データベースの整合性が失われることがあります。
アップデート中の電源オフやネットワークエラーには特に注意が必要です。
・外付けストレージの不具合
外付けHDDやUSBメモリなどを使っている場合、安全な取り外しを行わないと、PS4側のデータベースに不整合が生じる可能性があります。
認識されなくなったり、接続するたびにエラーが表示されたりする場合は、ストレージ自体のチェックも行いましょう。
Part3:PS4で「データベースが壊れています」と表示される時の対処法
PS4でこのエラーメッセージが表示された場合、以下の方法を順に試してみてください。
PS4「データベースが壊れています」エラーの主な対処法
- 【対処法1】: データベースを再構築する
- 【対処法2】: ゲームソフトを再インストールする
- 【対処法3】: PS4を初期化する
- 【対処法4】: PCを使ってHDD/SSDの状態を診断する
【対処法1】データベースを再構築する
PS4をセーフモードで起動し、データベースを再構築する方法です。
データベースを再構築する手順
- ステップ1:PS4の電源を正しい手順で切る
- ステップ2:「ピッ」「ピッ」と2回音が鳴るまで電源ボタンを長押し
- ステップ3:USBケーブルでDualShock4を接続
- ステップ4:PSボタンを押す
- ステップ5:「データベースの再構築」を選択
処理には数分~数十分かかることがあります。完了するまで待ちましょう。
【対処法2】ゲームソフトを再インストールする
特定のゲームデータに問題がある場合は、再インストールが有効です。
再インストールの手順
- ステップ1:ゲームライブラリから該当ゲームを削除
- ステップ2:PlayStation Storeから再インストール
- ステップ3:ゲームソフトを起動
セーブデータは本体に残るため、安心して削除できます。
【対処法3】PS4を初期化する
上記の対処法で改善されない場合は、PS4を初期化する方法があります。ただし、保存データはすべて削除されるため、必ず事前にバックアップを取ってください。
初期化の手順
- ステップ1:[設定]を開く
- ステップ2:[初期化]を選択
- ステップ3:[PS4を初期化する]を選択
- ステップ4:画面の案内に従って操作
初期化後、ゲームを再インストールし、セーブデータが復元できるか確認しましょう。
【対処法4】PCを使ってHDD/SSDの状態を診断する
初期化しても改善しない場合は、PS4のHDD/SSDに物理的な問題があるかもしれません。PCで診断ツールを使うことで、障害の有無をチェックできます。
診断の流れ
- PS4のHDDまたはSSDを取り外してPCに接続
- 「CrystalDiskInfo」などの診断ツールを使用
- 異常が検出された場合はHDD/SSDの交換を検討
診断ツールは無料で利用でき、故障の有無を簡単に確認できます。
Part4:PS4のHDD・SSDのデータが消失してしまった時の復元方法
PS4のHDDやSSDに保存していたスクリーンショットや動画などの大切なデータが消えてしまった場合でも、専用の復元ソフトを使えば取り戻せる可能性があります。
Recoveritは、ゲームの画像や動画はもちろん、ドキュメント、メールなど1,000種類以上のファイル形式に対応しています。個人利用からビジネスシーンまで幅広く活用可能です。
まずは無料ダウンロードで復元できるか試してみましょう。
以下は、「Recoverit」で消えたデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーにファイル保存場所が表示されます。ここでは、特定の保存場所を選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
ステップ2 消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、時間かかる場合もあります。
ステップ3 消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!