ドライブレコーダー(以下、ドラレコ)のSDカードは、運転する頻度が高いほど、利用期間が長くなるほど劣化が進んでいきます。SDカード買い替え時の使用準備や定期的なメンテナンスとして重要なのが「フォーマット」という作業です。
本記事では、ユピテル製ドラレコのSDカードをフォーマットする手順を解説。フォーマットの重要性やフォーマットすべきタイミングなど、重要な情報をお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
Part1:ユピテル製ドラレコのSDカードフォーマットが重要な理由

ドライブレコーダーを使用する際、SDカードのフォーマットが重要となる理由は主に2つあります。
主な理由
- ドラレコの故障を防ぐ
- いざという場面で重要な映像が記録されない事態を防ぐ
Part1-1:ドラレコの故障を防ぐ
SDカードをフォーマットせずに使い続けることで、データの断片化やエラーが蓄積し、やがて録画不良やフリーズなどといったトラブルへ発展してしまう可能性があります。
「フォーマット」は初期化を行う作業です。そのため、メンテナンスの一環としてフォーマットを行えば断片化したデータやエラーの蓄積をリセットし、ドラレコの故障防止に役立ちます。
Part1-2:いざという場面で重要な映像が記録されない事態を防ぐ
ドラレコは、運転時に目の前で発生した事故などの重要情報を記録するデバイスであり、SDカードはそれらのデータを保管する大変重要な記録媒体です。
SDカードに不具合があると、録画されていると思っていた映像が実際には保存されていないケースも少なくありません。このようなトラブルを防ぐためにも、SDカードは定期的にフォーマットすることが大切なのです。
Part2:ユピテル製ドラレコのSDカードをフォーマットすべきタイミング

ユピテル製ドラレコのSDカードをフォーマットする際、特に定期的なメンテナンスを目的として行う場合はタイミングに悩む方も多いことでしょう。
SDカードをフォーマットすべきタイミングは、使用状況や不具合の有無によって異なります。 ここでは、実際によく見られる代表的なタイミングを整理して紹介します。
フォーマットすべき主なタイミング
- 2週間~1ヶ月に1回程度
- 設定した記録時間よりも映像記録が短い時
- 身に覚えのないエラーが発生する時
- 長期間SDカードのメンテナンスを行っていない時
Part2-1:2週間~1ヶ月に1回程度
定期的なメンテナンスとしてフォーマットを実施する際は、記録時間の設定や運転の頻度により2週間~1ヶ月に1回程度の間隔で実施することをおすすめします。
毎日運転するような場合や、長時間記録するよう設定する場合は2週間に1度と比較的短いスパンでフォーマットを行うと良いでしょう。
一方で、1日あたりの運転時間が短かったり、運転する頻度が低い方は1ヶ月に1回程度のフォーマットでも十分な場合があるため、ご自身の状況にあわせてフォーマットのタイミングを判断してみてください。
Part2-2:設定した記録時間よりも映像記録が短い時
設定したはずの記録時間よりも、映像記録の時間が短くなってしまう場合は記録不良が起こっている可能性があります。そのまま使い続けるとエラーが蓄積し、やがてSDカードに重要な映像が記録されていないといったトラブルに発展してしまう可能性も。
記録機能が正常に動作していないと感じる時は、一度フォーマットを行ってみると良いでしょう。
Part2-3:身に覚えのないエラーが発生する時
例えばこれまで問題なく使用できていたのに、最近になって身に覚えのないエラーが発生するようになった場合は、フォーマットを実施することでエラーが解消する可能性があります。
先述の通り、フォーマット=初期化になりますので、SDカードを工場出荷時の状態に戻すことによって問題が解決するケースも珍しくありません。
Part2-4:長期間SDカードのメンテナンスを行っていない時
数ヶ月、あるいは年単位でSDカードのメンテナンスを行わずに使い続けている場合は、早急にフォーマットを実施しましょう。SDカードはデータの読み書きを行うたびに、どうしても劣化が進んでいくものです。
SDカードの寿命を少しでも延ばすためにも、長期間メンテナンスせずに使い続けたSDカードは、今すぐにフォーマットすべきタイミングと言えるでしょう。
Part3:ユピテル製ドラレコのSDカードをフォーマットする手順

ユピテル製ドラレコのSDカードをフォーマットする手順はとても簡単です。基本的にはドラレコの操作によってフォーマットが行えます。
なお、機種によって若干操作方法が異なる可能性があるため、詳細は製品の取扱説明書をご覧ください。
ステップ1 ドラレコの電源を入れる(エンジンをかける)
ステップ2 SDボタンを5秒程度長押しし録画を停止する
ステップ3 SDボタンを押す
ステップ4 「SDカードをフォーマットします」と音声が流れるため案内に従ってフォーマット完了を待つ
これで操作は完了です。SDボタン以外を押下するとフォーマットがキャンセルされるためご注意ください。
フォーマット完了後は自動で録画が再開されますが、念のため正しく録画できているか確認しておくと安心です。
フォーマット前に知っておきたいポイント
- フォーマットを行うと、SDカード内のデータはすべて初期化されます
- 必要な映像がある場合は、事前にPCなどへバックアップしてください
- 操作を途中で中断すると、フォーマットが完了しない場合があります
Part4:ユピテル製ドラレコのSDカードがフォーマットできない場合

ユピテル製ドラレコのSDカードがフォーマットできない場合に試したい対処法を3つご紹介します。
主な対処法
- 対象のSDカードを別の機器で使用してみる
- 別のSDカードを使用してみる
- ドラレコのファームウェアを更新する
お困りの方は参考にしてみましょう。
Part4-1:対象のSDカードを別の機器で使用してみる
ドラレコ側の問題であるかどうかを判断するために、SDカードを別の機器で使用してみる方法があります。
「別の機器」については、SDカードが対応しているデバイスであればドラレコでなくても問題ありません。一般的にはPCで使用を試す方法が簡単でおすすめです。
PCで問題なくSDカードを使用できる場合は、ドラレコ側でSDカードを認識できないなどの問題が発生している可能性があります。
具体的には、相性が悪い、容量などのスペックがドラレコに適していない、本体のファームウェアが古いなどの原因が考えられるでしょう。
Part4-2:別のSDカードを使用してみる
異なるSDカードを使用してみることで、問題なく使用できるケースも珍しくありません。今一度ユピテル製のドラレコに適したSDカードを確認し、改めて別のSDカードの使用を試してみましょう。
ユピテル公式サイトの「専用SDカード対応表」にて、ユピテル製ドラレコに最適なSDカードを探すことができますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
Part4-3:ドラレコのファームウェアを更新する
ユピテルからドラレコの新しいファームウェアが提供されている可能性があります。
ファームウェアの更新は、セキュリティやデバイスの不具合修正などを行う重要な役割がありますので、ユピテルの公式サイトからお手持ちの機種のファームウェア状況をご確認ください。
ユピテル公式サイトの「ドライブレコーダー ソフトウェア・製品アップデータ」から機種ごとのアップデート情報が確認できます。
Part5:SDカードの重要なデータが消えてしまった時の対処法

誤った操作によりSDカードに保存していた重要な映像データが消えてしまった場合や、不具合によって映像データが消えてしまった場合は、データ復元ソフトの活用で元に戻すことが可能です。
データ復元専門ソフト「Recoverit(リカバリット)」は、SDカードの映像データはもちろんのこと、画像や音声、ビジネスで利用するドキュメントなど、あらゆる種類のファイルを復元できます。
また、SDカードだけではなく、PCのHDDやSSD、USBメモリなどといった幅広いデバイスのデータ復元に対応しており、ドラレコの映像以外の復元にも最適です。
初心者でも直感的に操作できるインターフェースを備えていますので、ぜひ一度無料ダウンロードでお試しください。
以下は、「Recoverit」で消えたデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーにファイル保存場所が表示されます。ここでは、特定の保存場所を選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、時間かかる場合もあります。

ステップ3 消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

終わりに
ユピテル製ドラレコを安全に使い続けるためには、SDカードの定期的なフォーマットが欠かせません。 フォーマットを行うことで、録画不良やエラーの蓄積を防ぎ、いざという場面で大切な映像を確実に記録できる状態を保つことができます。
また、記録時間が短くなる、原因不明のエラーが発生するなどの症状が見られた場合は、 早めにフォーマットやSDカードの状態確認を行うことが重要です。 それでも改善しない場合は、別のSDカードの使用やファームウェアの更新も検討してみましょう。