お仕事などでデータファイルをやり取りする場面があるかと思いますが、Numbersファイルの互換性で困った経験はないですか。
この記事ではMacOSでよく利用されるNumbersファイルを、Excelファイルへ変換する方法をいくつかご紹介します。また、Excelに変換した際のファイルの開き方についてもお伝えしていますので、一緒に操作をしながらお試しください。
「Numbers(ナンバーズ)」とは、MacOSやiOS端末にもともとインストールされている表計算ソフトのことを指します。Numbersの拡張子は「~.numbers」として保存されるため、Windowsユーザーにとっては見慣れないファイルかもしれませんね。
さらに、NumbersファイルはWindows端末で開くことができません。
そのためMacOSやiOS端末で作成されたNumbersファイルをWindows端末で開きたい場合はNumberファイルの拡張子をツールやicloudなどによって変換する必要があるのです。
「CloudConvert」はあらゆるファイルの拡張子を変換できるツールのひとつです。
ブラウザ上で利用するため、インターネットにさえ繋がっていればアプリケーションやソフトを利用せずにNumbersファイルをExcelファイルに変換できます。
変換方法はとても簡単です。まずはCloudConvert公式サイトにアクセスしましょう。
トップページにある「Select file」をクリックします。
変換したいファイルが保存されている場所を選択すると、そのフォルダから変換したいNumbersファイルを選んでアップロードすることが可能です。
たとえばご自身のパソコンにNumbersファイルが保存されている場合は「From my Computer」を、Dropboxに保存されている場合は「From Dropbox」をクリックします。
CloudConvert上にNumbersファイルがアップロードされました。
次に「Convert to」の横にあるボックスをクリックし、変換したい拡張子を選択します。
今回はExcelファイルに変換したいので「XLS」「XLSX」「XLSM」のいずれかを選択しましょう。この拡張子はいずれもExcelファイルのもので、Excelのバージョンやマクロが利用されているかどうかによって拡張子が異なります。
アップロードしたファイルの右下に表示されている「Convert」をクリックすると、拡張子の変換がはじまります。
Numbers拡張子の変換が完了すると、ファイルの右に緑のボタンが表示されます。
「Download」をクリックすることでパソコンにExcelファイルに変換されたものをDownloadすることが可能です。
CloudConvertを利用したNumbersファイルの変換方法は以上となります。
続いてご紹介するのはiCloudを経由してNumberファイルを開く方法です。
iCloudはApple社が提供するクラウドサービスですが、MacOSやiOSユーザーだけでなくWindows端末からもアクセスすることができます。
この方法ではAppleIDであらかじめサインインをしておく必要がありますので、AppleIDをお持ちでない方はiTunesより作成しておきましょう。
iCloudにアクセスをしてAppleIDでサインイン後、Numbersのアプリケーションを開きます。
拡張子を変換したいNumbersファイルを開き、ツールメニュー内にある「コピーをダウンロード」をクリックしましょう。
ダウンロードフォーマットとして「Excel」を選択します。
もともとNumbersファイルだったものを改めてExcelファイルで保存することができました。
MacBookやiMacをお持ちであれば、端末にプリインストールされているNumbersを開いてファイルの形式を変換する方法が手軽でおすすめです。
出典:.Too
iMacやMacBookでNumbersを立ち上げ、変換したいNumbersファイルを開いた状態で「ファイル」タブ内にある「書き出す」の矢印へと進みます。
「Excel…」をクリックしましょう。
出典:LightPDF
ファイル形式として「Excel」を選択します。詳細オプションのフォーマットが「.xlsx」もしくは「.xls」になっていることを確認し「次へ」をクリックしましょう。
任意のファイル名を入力し、「書き出す」をクリックするとExcelファイルへの変換は完了です。
ファイル形式、拡張子を変換する工程で万が一大事なファイルが破損してしまった場合には、心強いソフトウェアをご用意しています。
ファイル修復のソフトウェア「Repairit(リペアリット)」では、NumbersファイルやExcelファイルはもちろんのこと、再生できなくなってしまった動画や音声ファイル、開けなくなった画像など、あらゆる破損ファイルをスムーズに修復することが可能です。
MacOS、Windowsともに対応しており、修復したファイルを保存する前にプレビュー機能でファイルの中身を確認することができます。
ドキュメントファイルの場合はExcel、PDF、Word、PowerPointなどの修復も可能ですので、万が一お困りの際はぜひお試しください。ダウンロードは無料で行えます。
「Wondershare Repairit」を起動した後、「+追加」ボタンをクリックして、破損したエクセルファイルを追加します。
エクセルファイルを追加できたら、右下の「修復」をクリックします。
修復完了すると、「プレビュー」をクリックして修復できたエクセルファイルをプレビューできます。そして、「保存」ボタンをクリックして、修復できたファイルを保存します。
(*ファイルをプレビューできない場合もあります。この場合、直接的にパソコンに保存してファイルを開いてみてください。)
NumbersとExcelの互換性については悩ましいところではありますが、Web上で使えるアプリケーションやiCloud、Numbersのソフトウェアなどによってファイル形式を変換することができます。
記事内でご紹介したように、MacOS/Windowsのどちらをご利用であってもNumbersのファイル形式、拡張子を変換する方法はありますので、状況に応じて変換方法を選択しましょう。
万が一ファイルが破損してしまった場合には修復ソフトウェアの「Repairit(リペアリット)」をお試しください。
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内野 博
編集長