エクセル(Excel)の保護ビューを解除する方法

エクセルの保護ビューは、不明なソースからのファイルを安全に閲覧できるようにする機能ですが、編集や印刷を行いたい場合には解除が必要となります。この記事では、エクセルの保護ビューを簡単に解除する方法を解説します。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: ファイル復元・修復

エクセルの保護ビューは、不明なソースからのファイルを安全に閲覧できるようにする機能ですが、編集や印刷を行いたい場合には解除が必要となります。この記事では、エクセルの保護ビューを簡単に解除する方法を解説します。正しい手順を把握すれば、保護ビューによる制限を気にすることなく、スムーズな作業が可能になります。


Part1:エクセルの保護ビューとは?

エクセルの保護ビューは、セキュリティ上、安全でないとみなされるファイルを開く際に適用されるセキュリティ機能です。この機能は、次のような状況で発生し、ときに邪魔になることもあります。そのため、保護ビューを解除することが必要です。

エクセルの保護ビューは、主に安全でないファイルを開く際に発生するセキュリティ機能であり、外部からのデータや悪意のあるコードが含まれている可能性がある場合にユーザーを保護します。しかし、編集が必要な場合は保護ビューを解除する手順が必要です。これにより、エクセルファイルを通常のモードで安全に編集・開くことができます。

Part2:どんな状況でエクセルの保護ビューを解除すべきか?

2.1:編集が必要な場合

エクセルの保護ビューを解除すべき状況はいくつかあります。まず、エクセルファイルを編集する必要が生じた場合、保護ビューが編集を妨げる可能性があります。この際は、エクセルファイルを開いてセキュリティ警告バーから保護ビューを解除することが重要です。これにより、ファイルを通常の編集モードで利用できます。

2.2: Excel で「このファイル形式は、保護ビューでサポートされていません」のエラーが発 生した場合

エクセルの保護ビューは、不明なソースからのファイルや潜在的に危険なファイルを開く際に、セキュリティを強化するための機能です。これにより、ファイルに埋め込まれたマクロや他の悪意のあるコードが実行されるのを防ぐことができます。 しかし、「このファイル形式は、保護ビューでサポートされていません」というエラーが発生した場合、保護ビューがファイルを正しく開くことができないことを意味します。これは、ファイル形式が保護ビューと互換性がないか、ファイルが破損したり、消えたりする可能性があります。このような状況では、下記の方法でExcelファイルの保護ビューを解除すべきです。

Part3:エクセルの保護ビューを解除(無効)する方法

エクセルの保護ビューを解除する方法の一つとして、特定のエクセルファイルに対して手動で解除する手順が存在します。ただし、保護ビューが有効な場合は、慎重な確認が必要であることに注意しながら手順を実行することが重要です。

3.1:特定の Excel ファイルのみ保護ビューを解除する

①:開くエクセルファイルのみ保護ビューを解除する

黄色のバー:上部に表示されたセキュリティ警告バーから、「編集を有効にする」をクリックします。一度「編集を有効にする」をクリックして保存すると、安全なファイルと判断され、その後は表示されません。

黄色のバー

赤色のバー:

1. 赤色の警告メッセージが表示された場合メッセージに「編集を有効にする」という内容がないのでファイルダブをクリックします。

2. それをクリックすると「情報」画面が表示され、そこで「編集を有効にする」をクリックすれば保護ビューが解除されました。

赤色のバー

②:指定した信頼できる場合のエクセルファイルのみ保護ビューを解除する

特定のフォルダを「信頼できる場所」として設定すると、そのフォルダ内で保存されるエクセルファイルは保護ビューが表示されなくなります。操作手順は、次のステップに従います。

1. エクセルを開いて「ファイル」をクリックします。

「ファイル」を選択

2. 「ファイル」タブ内で「その他」→「オプション」をクリックします。

「オプション」をクリック

3. 「トラストセンターの設定」を開く: オプションウィンドウが表示されたら、左側のパネルから「トラストセンター」を選び「トラストセンターの設定]をクリックします。

トラストセンターの設定をクリック

4. 「信頼できる場所」ウィンドウを開く: 「信頼できる場所」ウィンドウが表示されたら、「新しい場所の追加」ボタンをクリックします。

新しい場所を追加

5. フォルダのパスを追加: 「フォルダの選択」ウィンドウが開くので、信頼できる場所として設定したいフォルダを選択すると、パスが自動的に設定されるので「OK」をクリックします。

「OK」をクリック

この手順により、指定したフォルダは信頼できる場所として登録され、その中に保存されるエクセルファイルは保護ビューが表示されなくなります。

3.2:すべてのExcelファイルの保護ビューを解除する

すべてのExcelファイルの保護ビューを解除したい場合、次のステップに従って解除してください。

1. エクセルの設定を変更するためエクセルファイルを開き、そして「ファイル」をクリックします。

ファイル」をクリック

2. 「その他」メニューから「オプション」を選択します。

「オプション」を選択

3. 「トラストセンター」に移動し、「トラストセンターの設定」を開きます。

トラストセンターの設定を開く

4. 「保護ビュー」の項目で必要な項目のチェックを変更し、保護ビューを無効にします。

保護ビューを解除する

Part4:豆知識:削除・消えたエクセル(Excel)ファイルを復元する方法

エクセルファイルを誤って削除・消えてしまったとき、「Recoverit」は頼りになるデータ保護・復元ツールです。この強力なツールを使用することで、削除されたファイルを迅速に復元し、大切なデータを安全に保護できます。

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直感的な操作と高い復元率により、ユーザーは簡単かつ確実に失われたデータを取り戻すことができます。データのセキュリティと効果的な復元を求める場合には、Recoveritが信頼できる選択肢となります。

以下は、「Recoverit」で間違って消してしまったエクセルファイルを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたエクセルファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
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