M4Aとは?破損したM4Aファイルを修復する方法

M4Aは音楽ファイルの拡張子です。M4Aは最新の拡張子で、今後普及が進むと考えられます。しかし、今はまだmp3が主流のため、M4Aからmp3へ変換したい機会はまだ多いでしょう。M4AファイルをMP3に変換する方法をご紹介します。

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内野 博

Oct 11, 2023 • カテゴリ: ファイル復元・修復

音楽ファイルの拡張子である「M4A」。M4Aは最新の拡張子で、今後普及が進むと考えられます。しかし、今はまだmp3が主流のため、M4Aからmp3へ変換したい機会はまだ多いでしょう。

そこで、本ページではM4Aファイルに関する以下3つを解説します。


M4Aとは?

M4Aとは、音楽ファイル用の拡張子の1つです。M4Aの特徴を知るためには、他の音楽ファイル用拡張子について理解する必要があります。音楽ファイル用の拡張子は、M4Aの他に以下の種類があります。

現在はmp3が主流の拡張子で、さまざまな配信フォーマットで用いられています。しかし、M4Aはmp3よりもあとに開発された拡張子で、現在も開発による進化が進んでいます。mp3はすでに開発が終了しており、今後進化することはありません。

そのため、音楽ファイルを作成する場合、「今のうちM4Aを使いはじめるべき」と考える人もいます。

M4AファイルをMP3に変換する方法

M4AファイルをMP3に変換する方法は、以下の4通りあります。

  1. Web上の変換サービスを利用
  2. フリーソフトを使う
  3. iTunesを使う
  4. DAWソフトを使う

それぞれの方法を詳しく解説します。

1)Web上の変換サービスを利用

もっとも手軽なのは、Convertioの変換サイトを利用する方法です。Convertioの変換サイトではWeb上で変換を行うので、ソフトをインストールする必要がありません。変換を行う際は、まず以下の手順を行います。

修復を開始

  1. 「ファイルを選ぶ」を左クリック
  2. 表示されたダイアログボックスでmp3へ変換したいM4Aファイルを選ぶ
  3. 「開く」を左クリック

あとは画面の指示に沿って変換して、ダウンロードするだけです。

2)フリーソフトを使う

M4Aファイルからmp3へ変換するフリーソフトを使う方法もあります。Googleなどで「M4A mp3 変換 フリーソフト」と検索すると、無料で使えるソフトが出てきます。使い方はソフトによって違うので、使いやすいと思ったものを選ぶといいでしょう。

3)iTunesを使う

iTunesを利用しているのであれば、これを使ってmp3へ変換が可能です。M4Aをmp3へ変換するには、エンコーダ設定を変更する必要があります。まずiTunesを起動して、以下の手順で設定画面を開きましょう。

  1. 「編集」のタブを左クリック
  2. 「設定」を左クリック

設定画面が表示されたら、以下の手順でエンコーダ設定を変更してください。

  1. 「一般のタブ」を左クリック
  2. 「インポート設定」を左クリック
  3. 表示されるウィンドウで「インポート方法」の項目を「MP3エンコーダ」に変更

あとはiTunes上で拡張子がM4Aとなっている曲を右クリックして、「MP3バージョンを作成」を左クリックすれば変換は完了します。

4)DAWソフトを使う

DAWソフトを使ってM4Aファイルをmp3へ変更する方法もあります。しかし、DAWソフトがM4Aに対応している必要があるので注意してください。M4Aに対応していないDAWソフトは意外と多いです。DAWソフトがM4Aに対応していれば、以下の流れで変換できます。

  1. DAWソフトでM4Aファイルを開く
  2. MP3ファイルとして書き出しする

破損したM4Aファイルを修復するツール

PCで頻繁に音楽データを利用していると、予期せぬエラーによってM4Aファイルが破損する場合があります。M4Aファイルが破損すると再生や編集ができず、ツールを使って修復しなければいけません。M4Aファイルを修復するツールは以下の3つがあります。

  1. Repairit
  2. Windows VLC Player
  3. Adobe Audition CC

それぞれの修復ツールの特徴を解説します。

①:Repairitで修復

M4Aファイルが破損した場合、もっともおすすめなのは「Repairit」です。Repairitの良いところは操作のシンプルさで、たったの3ステップでファイル修復が完了します。

オーディオ以外のファイルも修復可能で、動画や画像、Office系のファイルにも対応できます。利用者が多い実績があるので、信頼性も高いといえるでしょう。メリットとデメリットをまとめると以下の通りです。

メリット

・修復操作が簡単
・オーディオファイルの他に、4K高画質動画や画像の修復も可能
・500万人以上のユーザーが利用する実績がある
・WindowsとMac両方に対応

デメリット

・ファイル修復以外の機能がない

下記のダウンロードボタンからダウンロードして使ってみましょう。

M4Aファイルを修復|Win Windows版 M4Aファイルを修復|Mac Mac版

②:Windows VLC Player

Windows VLC Playerは無料で利用できるソフトの1つです。無料ソフトは動作が重いものがあったりしますが、Windows VLC Playerはパソコンへの負荷が少なめでスムーズに動作します。機能が多いため操作に慣れるまでは少し時間がかかります。しかし、修復以外の機能が欲しいのであれば魅力的なソフトといえるでしょう。

メリット

・使いやすい操作性
・対応のファイル形式が豊富
・拡張子の変換も可能

デメリット

・機能が多く操作には多少の慣れが必要

③:Adobe Audition CC

Adobe Audition CCはあらゆるオーディオ・動画編集ソフトを展開しているAdobeの製品です。Adobe Audition CCは高度なオーディオ編集を目的としたソフトで、破損による音割れが発生したファイルの修復が可能です。

また業界最高水準のノイズ除去ができ、プロ志向のオーディオやビデオ編集をしたい人に適しています。しかし、プロ志向なだけあり複雑な仕様で、ファイルを修復したいだけの人には向いていません。

メリット

・多機能なオーディオ、ビデオ編集機能がある
・業界最高水準のノイズ除去が可能
・ビデオにあわせたリミックス機能の自動構成が便利

デメリット

・本格的な編集ソフトである反面、機能が多く最初は操作に戸惑う
・高機能なだけあり、パソコンのスペックが求められる

以下は「Wondershare Repairit」(リペアリット)で破損したM4Aファイルを修復する手順です。

ステップ1 修復したいM4Aファイルを追加します。

「Wondershare Repairit」を起動した後、破損するM4Aファイルを追加して、右下の「修復」をクリックします。

修復したいビデオを追加

ステップ2 修復を開始します。

「修復」ボタンをクリックします。サンプルオーディオを追加して、「高度修復を開始」をクリックすると、修復作業が始まります。完了するまで少しお待ちください。

修復を開始

ステップ3 修復されたビデオを保存します。

修復されたM4Aファイルをプレビューして保存します。

修復されたビデオをプレビューして保存

M4Aファイルが破損した場合、焦らず「Wondershare Repairit」を試してみると良いでしょう。

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