M4Aファイルは、iPhoneやMacなどiOSで使われるファイル形式のため、一度は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、M4Aファイルとは一体どのような内容のファイルなのか、誰にでもわかりやすく解説します。
聞き馴染みのあるMP3ファイルとの違いもお伝えしているので、興味のある方は参考にしてくださいね。
パート1:M4AとMP3は何ですか?
M4Aとは、Apple社が開発した音声ファイル形式のことです。「.m4a」の拡張子で保存されます。
AndroidやWindowsなどで長らく使われてきた、映像および音声ファイル形式のMP4ファイルをiOS用に簡略化したもので、M4Aには映像が含まれません。
なお、M4Aは、AAC (Advanced Audio Coding) 形式やALAC(Apple Lossless)形式の音声を記録することが可能です。
最近のPCでは、特別なアプリケーションを用意しなくてもM4Aファイルを再生できることが多いですが、MP3プレイヤーなどで読み込む場合にはファイル形式の変換が必要となります。
MP3とは、音声データを圧縮する技術と、そのデータを保存するファイル形式のことを指します。拡張子は「.m3p」です。
MP3は1995年に初めて公開されて以降、急速に普及が進みました。
MP3の開発はすでに終了しているものの、世界的に広く知られている認知度の高さや、小さなファイルサイズ、取り扱いのしやすさから、現代でも主流な音声ファイル形式として幅広く利用されています。
パート2:M4AとMP3の違いは何ですか?
M4A |
MP3 |
|
拡張子 |
.m4a |
.mp3 |
圧縮方法 |
AAC(Advanced Audio Coding) |
MPEG Audio Layer III |
ファイルサイズ |
MP3よりも大きい ※同じ音質で比較した場合 |
M4Aよりも小さい ※同じ音質で比較した場合 |
互換性 |
MP3に比べると低い Apple製品での利用に向いている |
高い |
音質 |
ビットレートの変化による影響を受けにくい |
ビットレートの数値に比例する (低ければ音質の劣化が目立ちやすい) |
M4AとMP3は、どちらも音声データを取り扱うファイル形式ですが、M4Aのほうが圧縮効率が高く、高音質を保ちやすい特徴があります。
しかしながら、M4AはApple製品向けに開発されたファイル形式であることから、現時点ではまだまだ互換性が低い点がデメリットです。
一方のMP3は、互換性が非常に高く、ほとんどのデバイスで再生できるうえ、ファイルサイズも小さいというメリットがあります。
ただし、MP3は既に開発が終了しているファイル形式です。その点、M4Aは今後のアップデートによって互換性が高まったり、MP3のように広く普及したりする可能性は十分に期待できるでしょう。
パート3:M4AをMP3に変換する方法
M4AをMP3に変換する主な方法としては、専用の変換ソフトウェアをダウンロードして利用する方法や、オンライン変換ツールを活用する方法があります。それぞれに利点がありますが、用途や手軽さに応じて最適な方法を選ぶことができます。
例えば、オンライン変換ツール「Convertio」は、インターネット環境さえあれば、インストール不要で簡単にM4AをMP3に変換することができます。操作も直感的で、アップロードしたいM4Aファイルを選び、出力形式としてMP3を指定するだけで、すぐに変換を始めることができ、数分で変換完了します。この手軽さから、時間がないときや、ソフトウェアをインストールしたくない場合に非常に便利です。
パート4:破損したM4Aファイルを修復する方法
M4Aの変換作業などで、万が一ファイルが破損してしまっても焦る必要はありません。
専用のデータ修復ツールを使用することで、大切なM4Aファイルもスピーディーに、元通りに修復することが可能です。
データ修復ツールの「Repairit(リペアリット)」では、M4Aファイルをはじめとした様々なファイルフォーマットに対応し、音声ファイルはもちろんのこと、画像、動画、ドキュメントなどの破損したあらゆるファイルを修復します。
Repairitは、文字通り、動画データの修復に特化したもので、細かな設定を行わずに壊れたデータを回復することができます。具体的には、修復したいデータをソフトの画面上から読み込み、修復開始ボタンを押したうえで、修復後のファイルを保存するというわずか3つのステップを行うだけですので、コンピューターやプログラムが苦手であるという方でも簡単に使用できるでしょう。
さらにRepairitの最新バーションに追加された「AI動画補正」機能を利用すれば、修復した動画ファイルのノイズを除去し、画面を鮮明にすることができます。それに動画の画質を最大4Kに向上させて出力することもできます。ぜひこの機会にRepairitの最新バージョンを無料でダウンロードして、「AI動画補正」機能を体験してみてください。

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- MOV、MP4、M2TS、MKV、MTS、3GP、AVIなど多種類の形式に対応
- 動画ファイルを無料で修復し、プレビューすることが可能
- Windows・Macに対応可能
以下は「Wondershare Repairit」で破損した動画を修復する手順です。
・音が出ないMP4動画を追加します。
WindowsでRepairitソフトを起動します。サイドバーから「動画修復」をクリックして、画面真ん中にある「追加」をクリックしたら、破損した動画ファイルを読み込みます。
・音が出ないMP4動画を修復します。
右下にある「修復」をクリックすると、動画修復が開始されます。修復完成できましたら、メッセージがポップアップされ提示します。
・修復されたMP4動画をプレビューして保存します。
修復された動画をプレビューし、「保存」ボタンをクリックすると、修復できた動画ファイルを保存できます。
ご注意:動画を元の保存場所に保存しないでください。(上書き保存を避けます。)
また、Wondershare Repairitは音の出ないMP4動画を修復できるだけではなく、音声ズレの補正、動画エラーの修復、再生できない録画の修復などにも対応できます。ぜひお試しください。