破損したRARファイルは、ファイル修復ソフトを使用すれば簡単に修復が可能です。
本記事では、破損したRARファイルを修復する方法を3つご紹介。画像付きでわかりやすくお伝えしていくので、お困りの方はぜひ参考にしてください。
目次
Part1:RARファイルが破損する主な4つの原因

RARファイルが破損する主な原因は4つ挙げられます。
RARファイルが破損する主な原因4つ
- 【原因1】 ダウンロードエラーによる破損
- 【原因2】 HDD/SSDの不良セクタ
- 【原因3】 圧縮・解凍処理中の不具合
- 【原因4】 ウイルスやマルウェア感染
ファイルを正しく修復するには、破損した原因を知ることも大切です。参考にしてみてください。
原因1:ダウンロードエラーによる破損
例えば不安定なインターネット接続環境下などでファイルをダウンロードすると、ファイルのアイコン自体は存在するものの、ファイルの中身が破損していて開けないといった問題が発生します。
破損したRARファイルは解凍しても開くことはできません。
原因2:ドライブの不良セクタによる破損
「不良セクタ」とはHDDやSSDなどの記憶媒体の内部で、読み書きができなくなった領域のことを指します。
不良セクタが発生した場合、同じ場所に保存していたRARファイルの読み書きができなくなり、破損してしまうことがあるのです。
原因3:圧縮・解答処理時の不具合による破損
RARファイルとして圧縮する時や、RARファイルを解凍する時に、何らかの不具合によってファイルが破損してしまうケースです。
ファイル破損が起こりやすいシチュエーションとしては、突然の電源切断や、システムクラッシュ、圧縮・解答処理中の強制終了操作などが挙げられます。
原因4:ウイルスによる破損
PCあるいはファイル自体がマルウェアやウイルスへ感染することによって、ファイルが破損してしまうケースです。
マルウェアやウイルスに感染したRARファイルは、開けなくなったり、開くとPC自体がウィルスに感染してしまったりすることがあります。
信頼性の低いダウンロードサイトからのRARファイルのダウンロードには注意しましょう。
Part2:破損したRARファイルの修復方法3つ

破損したRARファイルの主な修復方法は3つあります。
まず試したい修復方法(3つ)
- 【おすすめ】 ファイル修復専門ソフトの利用
- 【手軽】 RARファイルの再ダウンロード
- 【定番】 WinRARの修復機能の活用
1つずつ画像付きで操作手順を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
方法1.【おすすめ】ファイル修復専門ソフトの利用
最もおすすめしたいのがファイル修復専門ソフトを利用することです。専門のソフトウェアを利用すれば、システムクラッシュやウイルス感染による破損、不良セクタによる破損など、あらゆるシチュエーションによって破損してしまったRARファイルを簡単に修復できます。
今回は無料で使えるファイル修復専門ソフト「Repairit(リペアリット)」を使用した修復手順をご紹介します。
Repairitでの基本手順(概要)
- ① [その他の種類の修復] > [アーカイブファイル修復] を開く
- ② [+追加] から破損したRARファイルを選択
- ③ [修復する] をクリック
- ④ [保存] をクリックし元の保存場所とは異なる場所へ保存
ステップ1:Repairitを開き[その他の種類の修復] > [アーカイブファイル修復]をクリック
![[その他の種類の修復] > [アーカイブファイル修復]をクリック](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/1573/repair-corrupted-rar-file3.png)
ステップ2:[+追加]をクリックし破損したRARファイルを選択
![[+追加]から破損したRARファイルを選択](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/1573/repair-corrupted-rar-file4.png)
ステップ3:[修復する]をクリック
![[修復する]をクリック](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/1573/repair-corrupted-rar-file5.png)
ステップ4:[保存]をクリックし元の保存場所とは異なる場所へ保存
![[保存]で元の場所とは異なる場所に保存](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/1573/repair-corrupted-rar-file6.png)
Repairitではファイルを保存する前にプレビューで内容を確認できます。必要に応じてご活用ください。
方法2.RARファイルの再ダウンロード
RARファイルをダウンロードした後に破損した場合は、ダウンロード元のサイトからファイルを再ダウンロードする方法があります。
ダウンロード元のRARファイルが正常である場合は、再ダウンロードするのが最も早い解決策となるかもしれません。
再ダウンロード時のポイント
- 通信が安定した環境(有線LANやWi‑Fiの強い場所)で実施
- 公式サイトや信頼できる配布元から取得
- ダウンロード後は.rarのサイズやハッシュ情報が提供されていれば照合
方法3.WinRARの修復機能の活用
Windows向けの圧縮・解答ソフト「WinRAR」を使用する方法です。WinRARには圧縮ファイルの修復機能が付いているため、普段からWinRARを使用している人や、Windows向けの圧縮・解答専用ソフトをお求めの方におすすめです。
なお、仮想環境を使用すればMacOSの利用ユーザーでもWinRARを使用できます。
今回はWindowsPCからWinRARを使用してRARファイルを修復する手順をご紹介します。
WinRARでの基本手順(概要)
- ① WinRARで修復したいRARファイルを選択し [修復] をクリック
- ② 修復後の保存先を任意で選択し [OK] をクリック
ステップ1:WinRARを開き、修復したいRARファイルを選択して[修復]をクリック
![修復したいRARファイルを選択し[修復]をクリック](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/1573/repair-corrupted-rar-file7.png)
ステップ2:修復後のRARファイルの保存先を任意で選択し[OK]をクリック
![修復後のRARファイルの保存先を任意で選択し[OK]をクリック](https://recoverit.wondershare.jp/images/article-trans-image/1573/repair-corrupted-rar-file8.png)
これでRARファイルの修復は完了です。
Part3:まとめ
破損したRARファイルは、ファイル修復専門ソフトの利用が簡単で便利です。RARファイル以外の破損したデータも修復できるため、ソフトウェアを1つ持っておくことをおすすめします。
RepairitはRARファイルだけでなく、PDFやWordなどのドキュメントファイルやZIPファイル、Adobeファイル、Apple製品のiWolkファイルなど、あらゆるファイル形式の修復が可能です。
初心者でもすぐに理解できるインターフェースで、簡単に操作ができますので、ぜひ無料でお試しください。