破損したRARファイルを修復する方法
原因と解決手順まとめ

「RARファイルが開けない」「壊れてしまった」と困っていませんか?
本記事では、RARファイルが破損する原因と、修復できる3つの方法を解説。
WinRARの修復機能から専門ソフトの活用まで、初心者でもできる手順を画像付きで紹介します。
ダウンロードエラーやウイルス感染によるトラブルでお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

RARファイル修復 プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし RARファイル修復 3ステップで簡単復元
内野 博
内野 博 更新 Aug 19, 25

破損したRARファイルは、ファイル修復ソフトを使用すれば簡単に修復が可能です。

本記事では、破損したRARファイルを修復する方法を3つご紹介。画像付きでわかりやすくお伝えしていくので、お困りの方はぜひ参考にしてください。

目次

    1. Part1-1:ダウンロードエラーによる破損
    2. Part1-2:ドライブの不良セクタによる破損
    3. Part1-3:圧縮・解答処理時の不具合による破損
    4. Part1-4:ウイルスによる破損
    1. Part2-1:方法1.【おすすめ】ファイル修復専門ソフトの利用
    2. Part2-2:方法2.RARファイルの再ダウンロード
    3. Part2-3:方法3.WinRARの修復機能の活用

Part1:RARファイルが破損する主な4つの原因

 RARファイルが破損する主な原因

RARファイルが破損する主な原因は4つ挙げられます。

RARファイルが破損する主な原因4つ

  • 【原因1】 ダウンロードエラーによる破損
  • 【原因2】 HDD/SSDの不良セクタ
  • 【原因3】 圧縮・解凍処理中の不具合
  • 【原因4】 ウイルスやマルウェア感染

ファイルを正しく修復するには、破損した原因を知ることも大切です。参考にしてみてください。

原因1:ダウンロードエラーによる破損

例えば不安定なインターネット接続環境下などでファイルをダウンロードすると、ファイルのアイコン自体は存在するものの、ファイルの中身が破損していて開けないといった問題が発生します。

破損したRARファイルは解凍しても開くことはできません。

原因2:ドライブの不良セクタによる破損

「不良セクタ」とはHDDやSSDなどの記憶媒体の内部で、読み書きができなくなった領域のことを指します。

不良セクタが発生した場合、同じ場所に保存していたRARファイルの読み書きができなくなり、破損してしまうことがあるのです。

原因3:圧縮・解答処理時の不具合による破損

RARファイルとして圧縮する時や、RARファイルを解凍する時に、何らかの不具合によってファイルが破損してしまうケースです。

ファイル破損が起こりやすいシチュエーションとしては、突然の電源切断や、システムクラッシュ、圧縮・解答処理中の強制終了操作などが挙げられます。

原因4:ウイルスによる破損

PCあるいはファイル自体がマルウェアやウイルスへ感染することによって、ファイルが破損してしまうケースです。

マルウェアやウイルスに感染したRARファイルは、開けなくなったり、開くとPC自体がウィルスに感染してしまったりすることがあります。

信頼性の低いダウンロードサイトからのRARファイルのダウンロードには注意しましょう。

Part2:破損したRARファイルの修復方法3つ

RARファイルの修復方法3選

破損したRARファイルの主な修復方法は3つあります。

まず試したい修復方法(3つ)

  • 【おすすめ】 ファイル修復専門ソフトの利用
  • 【手軽】 RARファイルの再ダウンロード
  • 【定番】 WinRARの修復機能の活用

1つずつ画像付きで操作手順を解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

方法1.【おすすめ】ファイル修復専門ソフトの利用

最もおすすめしたいのがファイル修復専門ソフトを利用することです。専門のソフトウェアを利用すれば、システムクラッシュやウイルス感染による破損、不良セクタによる破損など、あらゆるシチュエーションによって破損してしまったRARファイルを簡単に修復できます。

今回は無料で使えるファイル修復専門ソフト「Repairit(リペアリット)」を使用した修復手順をご紹介します。

Repairitでの基本手順(概要)

  • ① [その他の種類の修復] > [アーカイブファイル修復] を開く
  • ② [+追加] から破損したRARファイルを選択
  • ③ [修復する] をクリック
  • ④ [保存] をクリックし元の保存場所とは異なる場所へ保存

ステップ1:Repairitを開き[その他の種類の修復] > [アーカイブファイル修復]をクリック

[その他の種類の修復] > [アーカイブファイル修復]をクリック

ステップ2:[+追加]をクリックし破損したRARファイルを選択

[+追加]から破損したRARファイルを選択

ステップ3:[修復する]をクリック

[修復する]をクリック

ステップ4:[保存]をクリックし元の保存場所とは異なる場所へ保存

[保存]で元の場所とは異なる場所に保存

Repairitではファイルを保存する前にプレビューで内容を確認できます。必要に応じてご活用ください。

無料ダウンロード
無料ダウンロード

方法2.RARファイルの再ダウンロード

RARファイルをダウンロードした後に破損した場合は、ダウンロード元のサイトからファイルを再ダウンロードする方法があります。

ダウンロード元のRARファイルが正常である場合は、再ダウンロードするのが最も早い解決策となるかもしれません。

再ダウンロード時のポイント

  • 通信が安定した環境(有線LANやWi‑Fiの強い場所)で実施
  • 公式サイトや信頼できる配布元から取得
  • ダウンロード後は.rarのサイズやハッシュ情報が提供されていれば照合

方法3.WinRARの修復機能の活用

Windows向けの圧縮・解答ソフト「WinRAR」を使用する方法です。WinRARには圧縮ファイルの修復機能が付いているため、普段からWinRARを使用している人や、Windows向けの圧縮・解答専用ソフトをお求めの方におすすめです。

なお、仮想環境を使用すればMacOSの利用ユーザーでもWinRARを使用できます。

今回はWindowsPCからWinRARを使用してRARファイルを修復する手順をご紹介します。

WinRARでの基本手順(概要)

  • ① WinRARで修復したいRARファイルを選択し [修復] をクリック
  • ② 修復後の保存先を任意で選択し [OK] をクリック

ステップ1:WinRARを開き、修復したいRARファイルを選択して[修復]をクリック

修復したいRARファイルを選択し[修復]をクリック

ステップ2:修復後のRARファイルの保存先を任意で選択し[OK]をクリック

修復後のRARファイルの保存先を任意で選択し[OK]をクリック

これでRARファイルの修復は完了です。

Part3:まとめ

破損したRARファイルは、ファイル修復専門ソフトの利用が簡単で便利です。RARファイル以外の破損したデータも修復できるため、ソフトウェアを1つ持っておくことをおすすめします。

RepairitはRARファイルだけでなく、PDFやWordなどのドキュメントファイルやZIPファイル、Adobeファイル、Apple製品のiWolkファイルなど、あらゆるファイル形式の修復が可能です。

初心者でもすぐに理解できるインターフェースで、簡単に操作ができますので、ぜひ無料でお試しください。

破損したRARファイルに関するよくある質問

  • RARファイルが開けない場合、必ず破損していますか?
    必ずしも破損とは限りません。解凍ソフトの不具合や対応していないバージョンの可能性もあります。まずはWinRARなど最新の解凍ソフトで確認してください。
  • WinRARの修復機能で直らない場合はどうすれば良いですか?
    ファイル修復専門ソフトの利用が推奨されます。Repairitなどの専用ツールを使えば、より幅広い破損ケースに対応できます。
  • RARファイルを再ダウンロードすると直ることはありますか?
    はい。ダウンロードエラーが原因の場合、再ダウンロードで正常に開けるケースがあります。
  • ウイルスに感染したRARファイルを開いても大丈夫ですか?
    危険です。感染ファイルを開くとPC全体に被害が及ぶ可能性があります。必ずセキュリティソフトでスキャンしてください。
  • RARファイル以外も修復できますか?
    Repairitなどの専門ソフトなら、ZIP・PDF・Wordなど多くの形式に対応しています。
  • MacユーザーでもWinRARで修復できますか?
    仮想環境を利用すれば可能です。あるいはMac対応の修復ソフトRecoveritを利用する方法もあります。
内野 博
内野 博 Aug 19, 25
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