エラーコード「0x8004010f」
原因と対処法をわかりやすく解説

Outlookで「0x8004010f」エラーが出て送受信できない時の原因と解決法を徹底解説。
プロファイル破損やデータファイル不具合、設定ミスなど代表的な要因を整理。
Windows10/11環境での具体的な修復手順を初心者にもわかりやすく紹介します。
業務メールが止まって困っている方必見の実用ガイドです。

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内野 博
内野 博 更新 Sep 17, 25

Outlookで「0x8004010f」エラーが表示されると、メールの送受信できず焦ってしまう方もいるでしょう。0

x8004010fエラーの原因はOutlookのアカウント設定の不備や、プロファイルの破損、データファイルの不具合などさまざまで、適切に対処すれば解決できるケースがほとんどです。

本記事では0x8004010fエラーの原因と対処法をわかりやすくお伝えします。お困りの方はぜひ参考にしてくださいね。

目次
    1. Part1-1:0x8004010fを放置するとどうなる?
    1. Part2-1:Outlookのデータファイルの不具合
    2. Part2-2:メールアカウントの設定不備
    3. Part2-3:インターネット接続環境の問題
    4. Part2-4:ウイルス対策ソフトの干渉
    5. Part2-5:Outlookメールサーバーの不具合
    6. Part2-6:プロファイルの破損
    1. Part3-1:【おすすめ】Outlook修復専用ソフトを利用する
    2. Part3-2:プロファイルを作り直す
    3. Part3-3:データファイルの場所を確認・修正する
    4. Part3-4:Outlookのアカウント情報を再設定する
    5. Part3-5:Outlookアプリの修復オプションを実行する

Part1:Windows10/11の0x8004010fエラーの意味

0x8004010fエラーの意味

Windows10/11のOutlookで0x8004010fエラーが発生する場合、主にデータファイルまたはプロファイル関連に不具合が生じていることを意味します。

このエラーが生じている間はメールの送受信ができなくなってしまうので、特に業務に利用している方は早急に対処する必要があるでしょう。

なお、0x8004010fエラーの具体的な原因と対処法は後述していますので、ぜひあわせてチェックしてください。

要点まとめ:0x8004010fとは

  • 多くはデータファイル(.pst/.ost)プロファイルの不具合が原因
  • 送受信停止に直結しやすいため、業務利用は影響大
  • まずは原因切り分け(ネット環境/アカウント設定/プロファイル/データファイル)から着手

Part1-1:0x8004010fを放置するとどうなる?

0x8004010fエラーを放置すると、まず先述の通りメールの送受信ができませんので、日常や業務に支障を来してしまう方も多いでしょう。

また、放置したままにするとメールデータの消失に繋がる可能性もあるため注意が必要です。

次に解説する原因と対処法を理解し、適切に対処しましょう。

放置リスクと初動チェック

  • 【リスク】 送受信停止の長期化/メールデータ消失の恐れ
  • 【初動】 直近の重要メールは別端末・Web版で確認し、必要なら一時退避
  • 【予防】 データファイルのバックアップと定期メンテナンス

重要度が高い場合は バックアップの確保 を優先してください。

Part2:Windows10/11で0x8004010fが表示される主な原因

0x8004010fエラーの主な原因

0x8004010fエラーが発生する主な原因は6つ挙げられます。

  • Outlookのデータファイルの不具合
  • メールアカウントの設定不備
  • インターネット接続環境の問題
  • ウイルス対策ソフトの干渉
  • Outlookメールサーバーの不具合
  • プロファイルの破損

原因別:見分け方と初動対応

  • データファイル不具合:特定フォルダだけ読み込めない/オフライン時に不整合 → データファイルの場所・状態を確認
  • 設定不備:新規設定後に発生/別アカウントは正常 → アカウント情報の再設定
  • 接続環境:他アプリも不安定/速度低下あり → 回線チェック・有線化・再起動
  • ウイルス対策干渉:一時停止で改善 → 例外設定を追加
  • サーバー不具合:複数端末で同症状 → 公式の障害情報を確認
  • プロファイル破損:新規プロファイルで改善 → プロファイル作り直し

原因1:Outlookのデータファイルの不具合

データファイル(.pst/.ost)ファイルはローカルで保存するファイル形式の1つです。データファイルが正常に動作することで、オフラインでもメールボックスのアイテムを確認できます。

しかしこのデータファイルに不具合が生じると0x8004010fエラーが発生することがあります。

チェックポイント(データファイル)

  • 保存パスが正しいか/ファイルが移動・削除されていないか
  • 容量肥大化や断片化の兆候(動作が極端に重い 等)
  • バックアップの有無(復旧・検証用)

原因2:メールアカウントの設定不備

メールアカウントの設定が正しくできていない場合にも0x8004010fエラーが生じることがあります。

この場合はアカウント情報の見直しと再設定をするだけで解決することが可能です。最も手軽な対処法として、まずはアカウント情報の設定を見直してみるのも良いでしょう。

チェックポイント(アカウント設定)

  • メールアドレス/パスワード/サーバー(IMAP/POP/SMTP)情報の正確性
  • 認証方式・ポート番号・TLS/SSL設定の整合性
  • 最近のパスワード変更に伴う再認証の不足

原因3:インターネット接続環境の問題

例えば極端に遅い回線速度や、不安定な回線など、インターネットの接続環境に問題がある場合、上手くメールサーバーにアクセスできず0x8004010fエラーが表示されることがあります。

また、アカウント設定やデータファイル、プロファイルの処理中にインターネット接続が切断されるような場合にも、エラーが発生しやすくなるでしょう。

チェックポイント(ネットワーク)

  • Wi-Fi→有線接続に切り替えて安定性を比較
  • VPN/プロキシ利用時の除外設定
  • ルーター/PCの再起動と速度確認

原因4:ウイルス対策ソフトの干渉

独自にサードパーティ製のウイルス対策ソフトを導入している場合は、ソフトが干渉して0x8004010fエラーが発生している可能性が考えられます。

一時的にウイルス対策ソフトを無効にすることで原因を特定できることもあるため、こちらも簡単な対処法として試してみると良いでしょう。

チェックポイント(セキュリティソフト)

  • リアルタイム保護の一時停止で改善するか
  • Outlook/通信ポートの例外登録
  • 複数セキュリティ製品の併用回避

原因5:Outlookメールサーバーの不具合

稀なケースではありますが、Outlookメールサーバーに不具合が発生している場合にも0x8004010fエラーが発生する可能性があります。

エラー発生の心当たりが何もない場合は、リアルタイムでOutlook側に不具合が発生していないか情報収集するのも有効的です。

チェックポイント(サーバー側)

  • 別端末/Webメールで同様の症状かを確認
  • 公式ステータス・障害情報の有無
  • 時間帯を変えて再試行(断続的障害の切り分け)

原因6:プロファイルの破損

プロファイルとは、Outlookのアカウント情報やメールや予定表などのデータファイル、データの保存場所などをまとめた、全体を構成するファイルのことです。

プロファイルが破損した場合にも0x8004010fエラーが発生します。また、プロファイルが破損すると、メールの重要なデータが消失する可能性もあるため、十分に注意し早急な対処が必要です。

チェックポイント(プロファイル)

  • 新規プロファイル作成で正常化するか(既定に切替)
  • 古いプロファイルの参照先(データファイルの紐づけ)が正しいか
  • 必要に応じて旧プロファイルのバックアップを保持

再発を防ぐには プロファイルの定期メンテナンスバックアップ が有効です。

Part3:Windows10/11で0x8004010fが表示される時の対処法

Windows10/11のOutlookで0x8004010fエラーが発生した時の対処法を5つご紹介します。

  • 【おすすめ】Outlook修復専用ソフトを利用する
  • プロファイルを作り直す
  • データファイルの場所を確認・修正する
  • Outlookのアカウント情報を再設定する
  • Outlookアプリの修復オプションを実行する

0x8004010fの対処法(全体像)

  • 【おすすめ】Outlook修復専用ソフトを利用する(データファイル起因の可能性が高い場合)
  • プロファイルを作り直す(新規プロファイルで症状が消えるか切り分け)
  • データファイルの場所を確認・修正する(参照先の誤りや移動の有無を確認)
  • Outlookのアカウント情報を再設定する(設定不備の是正)
  • Outlookアプリの修復オプションを実行する(原因不明時の総合リペア)

作業前に必ずバックアップを確保すると安全です。

対処法1:【おすすめ】Outlook修復専用ソフトを利用する

最もおすすめしたいのが、Outlook修復専用ソフトを利用することです。Outlookメールのトラブルに特化しているので、操作に迷うことがありません。

無料ダウンロード
無料ダウンロード

今回はOutlook修復に特化したソフトウェア「Repairit for Email」を使った操作手順をご紹介します。

ステップ1:Repairitを起動しPTSまたはOSTファイルを選択

Repairitを起動しPTSまたはOSTファイルを選択

ステップ2:[修復する]を選択

[修復する]を選択

ステップ3:プレビューで確認し保存

プレビューで確認し保存

このように、簡単な操作でOutlookのデータファイルを修復できます。

データファイルの影響によるエラーの場合はぜひご活用ください。

RepairitforEmailの公式サイトはhttps://recoverit.wondershare.jp/email-repair.html

ポイント(修復専用ソフトの活用)

  • データファイル起因の不具合に集中的に対処できる
  • プレビューで修復結果を確認してから保存できる
  • 作業前に対象の.pst/.ostを別フォルダへコピーしてバックアップ

対処法2:プロファイルを作り直す

プロファイルの破損による0x8004010fエラーの場合は、プロファイルを作り直すことで解決できる可能性があります。

ステップ1:コントロールパネルの[Mail(Microsoft Outlook)]を選択

コントロールパネルの[Mail(Microsoft Outlook)]を選択

ステップ2:[追加]をクリックし新しいプロファイル名を設定

[追加]をクリックし新しいプロファイル名を設定

ステップ3:メールアカウント情報を入力

メールアカウント情報を入力

作成したプロファイルを規定に設定し、Outlookを再起動してみましょう。

ポイント(プロファイル作成)

  • 新規プロファイルで症状が改善するかを切り分けできる
  • 既存プロファイルは削除せず保持し、切り替えて検証
  • 既定のデータファイルの紐づけを確認

対処法3:データファイルの場所を確認・修正する

Outlookデータファイルが正しい場所に保存されていることを確認し、誤っていれば修正します。

ステップ1:コントロールパネルの[Mail(Microsoft Outlook)]を選択

コントロールパネルの[Mail(Microsoft Outlook)]を選択

ステップ2:[プロファイルの表示]をクリックし使用しているプロファイルを選択

[プロファイルの表示]をクリックし使用しているプロファイルを選択

ステップ3:[プロパティ] > [データファイル]の順に選択

[プロパティ] > [データファイル]の順に選択

ステップ4:データファイルの場所を確認、必要に応じて修正

データファイルの場所を確認、必要に応じて修正

ポイント(データファイルの場所)

  • 参照パスの誤りや移動・削除の有無を確認
  • 既定のデータファイルに設定されているか
  • アクセス権限・読み取り専用属性の有無を確認

対処法4:Outlookのアカウント情報を再設定する

Outlookアカウントを再設定するのも1つの手段です。特にアカウント情報の不備が影響していると思われる場合にお試しください。

ステップ1:Outlook画面右上の歯車アイコンをクリック

Outlook画面右上の歯車アイコンをクリック

ステップ2:アカウントメニューからエラーが発生しているアカウントを選択し[削除]をクリック

アカウントメニューからエラーが発生しているアカウントを選択し[削除]をクリック

ステップ3:アカウント一覧の画面に戻り[アカウントの追加]からアカウントを再設定

アカウント一覧の画面に戻り[アカウントの追加]からアカウントを再設定

ポイント(アカウント再設定)

  • メールアドレス/パスワード/サーバー情報の再確認
  • 認証方式・ポート番号・暗号化(TLS/SSL)の整合性
  • 再設定後の送受信テストで動作を確認

対処法5:Outlookアプリの修復オプションを実行する

Windows標準搭載のOutlookアプリの修復オプションを実行する手順をご紹介します。エラーの原因がわからない時にお試しください。

ステップ1:コントロールパネルの[プログラムと機能]を選択

コントロールパネルの[プログラムと機能]を選択

ステップ2:MicrosoftOfficeを右クリックし[変更]を選択

MicrosoftOfficeを右クリックし[変更]を選択

ステップ3:[クイック修復]または[オンライン修復]を選択し[修復]をクリック

[クイック修復]または[オンライン修復]を選択し[修復]をクリック

これで操作は完了です。

どうしても0x8004010fエラーの解決が難しい場合は、Microsoftサポートへの連絡をおすすめします。

ポイント(修復オプション)

  • クイック修復:アプリの基本的な修復(高速・ネット接続不要)
  • オンライン修復:より包括的な修復(時間はかかるが効果的)
  • 修復前に開いているOfficeアプリをすべて終了しておく

Outlook 0x8004010fエラーに関するよくある質問

  • 0x8004010fエラーが出た時、まず試すべきことは何ですか?
    まずはインターネット接続を確認し、アカウント情報の再設定を試してください。それでも解決しない場合はプロファイル修復を検討しましょう。
  • 0x8004010fエラーを放置するとどうなりますか?
    送受信ができないだけでなく、メールデータの消失につながるリスクもあります。早急な対応をおすすめします。
  • 修復ソフトを使うとデータは安全に戻せますか?
    専用ソフトを利用すれば多くの場合、安全にデータファイルを修復できます。ただし完全保証ではないため、事前バックアップも推奨されます。
  • ウイルス対策ソフトが原因の場合はどうすればよいですか?
    一時的に無効化して動作確認を行い、原因を切り分けます。その後は設定調整や例外登録を行いましょう。
  • Microsoftサポートに連絡するタイミングは?
    自力の修復手順をすべて試しても改善しない場合、Microsoftサポートに問い合わせるのが最善です。
  • エラー解決後も再発を防ぐにはどうすればいいですか?
    定期的にデータファイルをバックアップし、OutlookやWindowsを最新状態に保つことで再発を防止できます。
内野 博
内野 博 Sep 17, 25
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