エクセル(excel)でCSVファイルを開くときに悩まされるのが文字化け。CSVファイルが文字化けする原因は、文字コードの違いであることがほとんどです。そのため、エクセルで文字コードを変更して対処するのが一般的です。また一度メモ帳でCSVファイルを開く方法もあります。
どちらの方法を試しても文字化けが解消されないときは、CSVファイルが破損している恐れがあるので修復ソフトを使ってみましょう。このページでは、エクセル(excel)で開いたCSVファイルが文字化けしたときの対処法を紹介します。
文字化けは、CSVファイル以外のアプリケーションでも起こりますが、データが作成された環境と、データを開いた時の環境が異なる場合に発生しやすいです。具体的には、以下のようなことが主な原因として挙げられます。
1. 文字コードの違い
2. CSVファイルのエンコーディング
3. ソフトウェアやアプリケーションの互換性
1つずつチェックしてみましょう。
文字コードとは、簡単にいうと文字の種類に割り振られた番号のことです。
例えば「あ」は1番、「い」は2番というように割り振ります。この番号を並べて送受信することによって、文字列データのやり取りや処理をするわけですね。
しかし、この文字コードが作成された環境と、文字コードを読み込む環境が異なる場合、文字の種類に割り振られた複雑な番号自体が各環境でも異なり、正常に処理できないことがあります。
こうした文字コードの違いが、文字化けする主な原因の1つとして挙げられます。
エンコーディングとは、データをある規則に基づいて目的とする情報へ書き換えることです。文字コードの場合は、先述したように、例えば「あ」は1番、「い」は2番といった共通の規則に基づいて書き換えられます。
共通の規則に基づいてエンコーディングをしても、エンコーディングの方式自体が、CSVファイルを作成する環境、CSVファイルを開く環境によって異なります。
エンコーディングの方式が互いに対応していないもの同士だと、CSVファイルを開いた時に文字化けしてしまうのです。
CSVファイルをインポートするソフトウェアやアプリケーションによっては、互換性がなく文字化けしてしまうこともあります。
例えば、ソフトウェアやアプリケーションのバージョンが古い場合、最新のCSVファイルの内容を上手く変換できずに文字化けしてしまう現象が起こりやすくなるのです。
エクセルではCSVファイルが文字化けしたときは、以下の対処法で直すのが一般的です。
エクセルでの文字コード変更が難しいのであれば、メモ帳を活用した方法がおすすめです。
それぞれの修復方法を詳しく解説します。
エクセルでCSVファイルを開くときに文字化けが起きる原因は、ファイルの文字コードの違いです。
そのため、CSVファイルが文字化けしたときは、エクセルを使って文字コードを変更しなければいけません。
エクセルでCSVファイルの文字コードを変更するときは、まず以下の手順を行います。
エクセルで空白のBookを開きます。「データ」タブ内にある「データの取得」をクリックしましょう。
「ファイルから」にマウスポインタをあて「テキストまたはCSVから」を選択します。
文字化けしている場合は元のファイルを「932:日本語(シフト JIS)」もしくは「65001: Unicode (UTF-8)」に変更し、画面右下の「読み込み」を選択します。
エクセルでの文字コード変更で問題を解消するのが難しいのであれば、メモ帳でCSVファイルを開いてエクセルへ変換する方法がおすすめです。この方法を活用する場合、まず以下の手順でCSVファイルをメモ帳で開きます。
CSVファイルをメモ帳で開くことができたら、以下の方法でそのファイルを保存してください。
メモ帳で文字化けするCSVファイルを開きます。メモ帳では文字化けしていないように見えることもありますが、そのまま「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択してください。
ファイルを保存する際はファイルの種類を「すべてのファイル(*,*)」、エンコードを「ANSI」と選択し「保存」をクリックします。
この手順を行えば、基本的に保存したファイルを開くと文字化けは解消されています。
WindowsPCの場合、従来のバージョンでは「Shift_JIS」の文字コードが使われていましたが、Windows10以降からは、ベータ機能として「UTF-8」の文字コードを利用するように設定を変更できます。
この方法はPC全体のエンコーディング設定を変更することになりますので、既存のプログラムが文字化けする可能性があります。今まで「Shift_JIS」の文字コードで利用できていたものが、利用できなくなる可能性があるため十分な注意が必要です。
必ずPC全体のバックアップをとり、すべてのアプリケーションを正常に終了してから進めましょう。
設定変更の手順は以下の通りです。
Windowsボタンを右クリックし「設定」を開きます。
「時刻と言語」から「言語と地域」へと進んでください。
「管理用の言語の設定」を開きます。
「管理」タブ内にある「Unicode対応ではないプログラムの言語」で「システム ロケールの変更」を選択します。
「ベータ:ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用」にチェックを入れ「OK」をクリックします。設定後はパソコンを再起動してください。再起動は複数回行われることがあります。
★CSVファイルの文字化を直す方法は、以下の動画でもご覧できます。
Wondershare Repairitで破損した画像ファイルを修復する
ガイド>エクセルファイルが文字化けしたときは、そのファイルが破損している可能性もあります。ファイルを修復するには、ファイル修復ソフトを利用しなければいけません。ファイルを修復するなら、Wondershareの「Repairit(リペアリット)」の利用がおすすめです。
Repairitでは.pdfや.pptx、.xlsx、.docxといったさまざまなファイルの修復が可能です。またエクセルファイルが開けない・見れない、文字化けしたときの修復もできます。
「Wondershare Repairit」を起動した後、「+追加」ボタンをクリックして、破損したエクセルファイルを追加します。
エクセルファイルを追加できたら、右下の「修復」をクリックします。
修復完了すると、「プレビュー」をクリックして修復できたエクセルファイルをプレビューできます。そして、「保存」ボタンをクリックして、修復できたファイルを保存します。
(*ファイルをプレビューできない場合もあります。この場合、直接的にパソコンに保存してファイルを開いてみてください。)
Officeプロダクトキーの確認は、Officeのインストールや再インストール時に必要となる重要な情報であり、問題が発生した際に迅速に対処できるようになることが重要です。この記事を通して、Officeのプロダクトキーの確認方法について理解を深め、よりスムーズなOfficeの利用が可能となります。 ...
PDFファイルを編集したいと思うことはありませんか?実は、Microsoft Wordには、ファイルをPDFからワードへ無料で変換できる機能があります。本ページでは、簡単にPDFファイルをワードに変換する方法を紹介します。 ...
本記事では、PPTXファイルが開けない時の対処法を具体的に解説します。PPTXファイルとは、PowerPointのファイル形式のこと。資料作りなどで重宝する場面も多く、できれば速やかに問題を解消したいところです。 ...
内野 博
編集長