WMV(Windows Media Video)はマイクロソフト社が開発した動画ファイルの規格で、WindowsパソコンにインストールされているWindows Media Playerで再生することができます。圧縮率が高いのでインターネット上で配信される動画に多く用いられていて、コピー防止機能も付いているので幅広く用いられている規格のひとつです。インターネット上で配信されている動画をダウンロードしたり、ビデオカメラや携帯端末などを利用して自分で撮影した動画をパソコンに保存した際に、WMV形式のファイルである場合が多いです。WMVはほとんどのパソコンで再生することができるので、そのままの状態でハードディスクに保存することができます。
注意すべき点として、WMVは動画なのでファイルのサイズが大きいことです。大量の動画ファイルをハードディスクで保管すると、かなり大きなディスク容量を消費してしまいます。そのため、必要に応じて不要な動画ファイルを整理して、DVDなどの外部メディアに移動する必要があります。大量の動画ファイルを整理する際に誤って削除しないようにするために、一目でデータの内容が判別できるようなファイル名を付けておく必要があります。
ディスクスペースを確保するために動画形式のファイルを整理する際に、誤って必要な動画を削除してしまうケースがあります。ファイルを削除した直後であればデータ部分がディスク上に残されているため、データ復元用のツールを利用すればデータを取り出すことが可能です。注意点として、一般的に動画形式のファイルはサイズが大きいので、削除されたファイルのデータが残されている領域に別のファイルが上書きされてしまう可能性が高いことです。
もしも誤ってWMVファイルを紛失した際は、すぐに復元作業に取り掛かる必要があります。システム用のドライブ(WindowsパソコンのCドライブ)はアプリケーションプログラムによって頻繁に一時保存ファイルが書き込まれるため、データの保管はシステム用とは別のドライブを使用するようにしましょう。削除したファイルを復元するためのツールは有料版のソフト以外にも多くのフリーソフトがあります。無料で配布されているソフトウェアの多くは画像やオーディオ形式のファイルにしか対応していなかったり、復元可能なデータサイズが限られているケースがあります。動画形式のファイルを復元する場合には、対応するファイル形式が制限されていないことと、ファイルサイズの制限がないものを選択する必要があります。大きなサイズのWMVファイルでも復元可能なツールとして、Wondershare「Recoverit」があります。
Wondershare「Recoverit」は全ての形式のファイルに対応しているため、WMVの動画も復元することが可能です。有料版に登録すればファイルサイズの制限がないので、大きなサイズの動画もデータを取り出すことができます。
スキャン終了後にファイルが見つかれば画面にリストアップされるので、復元したいファイルをチェックし復元ボタンをクリックしてください。復元したファイルを保存する場所を指定するウィンドウが表示されますので、適宜保存場所を指定します。 これでファイルの復元が開始されるので、後は待つばかりです。
削除されたファイルがデータ用のドライブで保存されていた場合であれば、誤って削除した後にWondershare「Recoverit」をインストールすることができます。これに対してシステムドライブのファイルを削除してしまった場合には、Wondershare「Recoverit」をインストールするとデータが上書きされてしまいます。そのため、万一の場合に備えて最初からWondershare「Recoverit」をインストールしておく方が良いでしょう。
WondershareのWMV復元ソフト「Recoverit」であれば、大きなサイズの動画ファイルもデータを復元することが可能です。ファイル削除のトラブルに備えてWondershare「Recoverit」をパソコンにインストールしておくことができます。
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内野 博
編集長